ANA(全日空)とJAL(日本航空)の上級会員を目指すANA SFC修行とJAL JGC修行のためにアメックススカイトラベラーを入手。
仕事や旅行で飛行機によく乗る方ならとにかくポイント(マイル)が貯まるポイント特化カード。
ポイント還元率は、驚異の25%!
ポイントは優れているものの、やはり弱点も。
実際に3ヶ月使ってみた感想をまとめてみます!
アメックススカイトラベラーとは?
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
(アメックススカイトラベラー)とは、アメックスが直接発行しているポイント特化型のクレジットカード。
アメックススカイトラベラーなら、航空券購入と日本旅行での利用でポイント3倍。
上位の
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
(アメックススカイトラベラープレミア)なら、ポイント5倍!
とにかくポイントが貯まります。
アメックススカイトラベラーの特典・メリット・デメリットなど詳細はこちらの記事でまとめています↓
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アメックススカイトラベラー入会キャンペーン!驚きの5倍・3倍の高還元率でマイルが貯まる!
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アメックススカイトラベラーを使ってみた感想
ポイントがとにかく貯まる
ANAとJALの航空券購入の明細を見てもわかる通り、ボーナスポイントが2倍付くので、合計でポイントが3倍に!
ポイント3倍なので、「100円=3ポイント=3マイル」。
カード入会特典の3,000ポイント、ファーストフライトボーナス5,000ポイント、ポイント3倍で、あっという間に9,000ポイント。
9,000ポイントあれば、JAL国内線往復特典航空券に交換できる。
ポイントの貯まり方はさすが。
まだ利用していませんが、日本旅行でもポイント3倍。
日本旅行は「JR+宿」がお得な旅行会社。
それにスカイトラベラーのポイント3倍が加わればかなりお得。
航空券や日本旅行以外の一般ショッピングでも、「100円=1ポイント=1マイル」。
空と陸だけでなく、日々の生活でも、どんどんポイントが貯まっていくカードですね。
JAL国内線往復特典航空券に交換すれば還元率は驚異の25%、42%
アメックススカイトラベラーは、16社の航空会社のマイルに「1ポイント=1マイル」で交換可能。
アライアンス | 航空会社 |
スターアライアンス | 全日空(ANA) |
シンガポール航空 | |
スカンジナビア航空 | |
タイ国際航空 | |
ワンワールド | キャセイパシフィック航空 |
フィンランド航空 | |
ブリティッシュ・エアウェイズ | |
カタール航空 | |
カンタス航空 | |
スカイチーム | デルタ航空 |
エールフランス航空+KLMオランダ航空 | |
アリタリア-イタリア航空 | |
チャイナエアライン | |
非加盟 | ヴァージン アトランティック航空 |
エティハド航空 | |
エミレーツ航空 |
その中で、マイル交換先の本命は、ANAとブリティッシュ・エアウェイズ。
この2社が一番使いやすいかと。
その中でも、後述するANAだけの制約を考えると、ブリティッシュ・エアウェイズが一番使いやすいですね。
ブリティッシュ・エアウェイズは、イギリスの航空会社だから使いづらいのでは?
と思いがちですが、JALと同じワンワールドに加盟しているので、JAL便の特典航空券にも交換可能。
しかも、国内線特典航空券は、JALマイレージバンク経由よりも少ないマイル数で交換できるので、かなりお得。
往復の特典航空券 | ブリティッシュ・エアウェイズ | JALマイレージバンク |
650マイル未満 羽田便なら札幌や鹿児島など |
9,000マイル | 12,000~15,000マイル |
650マイル以上 羽田便なら那覇や石垣島など |
15,000 マイル | 15,000~20,000マイル |
9,000ポイント貯めるためには、航空券をアメックススカイトラベラーなら30万円、アメックススカイトラベラープレミアなら18万円購入すれば貯まります。
たとえば、「羽田ー札幌 普通運賃 往復75,580円」するので、ポイント還元率を計算すると、
- アメックススカイトラベラー:25%
75,580円÷30万円×100 - アメックススカイトラベラープレミア:42%
75,580円÷18万円×100
かなり驚異のポイント還元率です。
しかも、9,000ポイントならすぐに貯められるのでたくさん利用できるのも嬉しいポイント。
「アメックススカイトラベラー×ブリティッシュ・エアウェイズ」の組み合わせでJAL国内線往復特典航空券交換は最強かもしれません。
ちなみに、ブリティッシュ・エアウェイズに一般ショッピングの還元率で「100円=1ポイント=1マイル」で交換できるクレジットカードは、以下の3枚のみ。
SPGアメックスも今申し込みが殺到している人気カードですが、最大「1ポイント=1.25マイル」。
ポイントだけ見れば、3倍・5倍のスカイトラベラーとは比べ物になりません。
ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラムの詳細はこちらの記事で↓
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陸マイラーにおすすめのブリティッシュエアウェイズエグゼクティブクラブ攻略法!
続きを見る
ポイントの有効期限なし
ポイントの有効期限は、「無期限」。
マイレージプログラムのほとんどは、有効期限あり。
せっかくマイルに交換しても、狙っていた特典航空券に交換する前に失効なんてことも。
スカイトラベラーのポイントとして持っている限り、無期限なので、特典航空券が必要になった時に交換すればOK。
これで有効期限を気にする日々から開放されます。
マイルの交換手数料無料
通常、マイル移行には年間5,000~6,000円くらい必要になるのですが、アメックススカイトラベラーは無料!
1,000ポイント単位で、16社の航空会社に「1ポイント=1マイル」で交換できるので気軽に交換できるのがいいですね。
しかも、移行上限がないので、貯まるポイントを好きな時にどかっと交換できるのもかなりのポイントです。
「有効期限がない+移行上限がない」は、最強の組み合わせです。
ANAマイレージクラブだけは制約あり
ただし、ANAマイレージクラブは別途制約があります。
- 「年間5,500円(税込)、2年目以降自動更新」の移行手数料が必要
- 移行上限年間40,000ポイントまで(40,000マイル相当)
ANAカードでも一般カードでは年間5,000~6,000円かかるので仕方ないですね。
手数料に加え、年間80,000ポイントまでという、移行上限もあり。
アメックススカイトラベラーは、ANA用ではなく、ブリティッシュエアウエイズに交換したほうがお得ですね。
ブリティッシュエアウエイズに早速ポイント移行
18,000ポイント貯まったので、早速ブリティッシュエアウエイズにマイル移行!
18,000マイルあれば、2人分のJAL国内線往復特典航空券♪
ポイント移行もアメックスのHPから簡単に申請できます。
もし、まだ交換する航空会社のマイレージプログラムに未加入であれば、事前に加入しておく必要があるのでご注意を。
ブリティッシュ・エアウェイズなら、5日以内にポイントがマイルに移行されるのでとてもスピーディー。
ただし、初回登録とポイント交換を同時に行うと1~3週間かかるので、事前に登録だけしておくのもありですね。
ポイントを貯めて人気のホノルル線も狙える
人気のJALホノルル線の特典航空券は40,000マイル。
ポイントを貯めて国内線ではなく、ハワイに行くのもありですね。
アメックススカイトラベラーの使ってみてわかるデメリット
アメックススカイトラベラーを実際に使ってみて感じたデメリットは3つ。
- 単独の航空会社しか利用しないならお得度は減少
- JALマイルに交換できない
- 航空便遅延費用補償は海外旅行時だけ補償
単独の航空会社しか利用しないならお得度は減少
たとえば、ANAの航空券しか購入しない方なら、正直ANAカードでも同等の還元率なので、そこまでお得!というわけではなくなります。
ANAアメックスゴールドなら、ANAグループ利用時に「100円=2マイル」。
ANAカード特典の「100円=1マイル」と合わせると、アメックススカイトラベラーと同じ3倍。
しかも、ANAゴールドカードだと、フライトマイルに25%ボーナスマイルが付きます。
それを合わせると、アメックススカイトラベラーよりマイルが貯まる計算に。
ANAだけしか利用しないなら、ANAカードのほうが有利ですね。
一方、ANAだけでなく、JALやスターフライヤー、Peach、ユナイテッド航空、デルタ航空、シンガポール航空などなど、その時々色々な航空会社を利用するなら?
複数の航空会社でポイントが3倍・5倍になるクレジットカードなんて存在しないので、やはりアメックススカイトラベラーが強い。
アメックススカイトラベラープレミアを持つなら話は別
アメックススカイトラベラープレミアなら、話は別。
ポイント5倍なら、ANAカードやJALカードでも、5倍という超還元率なポイントは付きません。
ANAマイルが一番貯まる「ANAアメックスプレミアム」(年会費165,000円(税込))や、「ANAダイナースプレミアム」(年会費 170,500円(税込))でも、4.5倍。
(100円=2.5マイルのショッピングポイントと、ANAカードプレミアム特典の100円=マイルの合計4.5マイル)
超高額年会費のカードを上回る「5倍」は驚異的です。
JALマイルに交換できない
JALの航空券購入に利用したのであれば、やはりJALマイルに交換したい気持ちが強くなります。
しかし、スカイトラベラーはJALマイルへの交換はできない。
でも、ブリティッシュ・エアウエイズに交換すればJAL便の特典航空券に交換できる!
国内線はJALマイレージバンクよりもお得なので、JALマイルに交換できないのを逆手に取ってお得になると考えるならば◎。
航空便遅延費用補償は海外旅行時だけ補償
航空便遅延費用補償は、海外旅行時のみが対象で日本国内線は対象外。
最近国内線の利用が多いから感じるですが、航空券の購入で強烈にポイントが貯まる飛行機の旅行に特化したカードなのだから、日本国内の航空便遅延費用も補償してくれるとありがたいなと。
とはいえ、もし対象になっていても、ANAやJALの定時発着率は世界でもトップクラス。
4時間以上の遅延やスーツケースの紛失などはまれ。
意外と使う機会は少ないかもしれませんね。
アメックススカイトラベラープレミアでも良かったかも
年会費が11,000円(税込)と38,500円(税込)で大きな差があること。
メインカードを現在アメックスゴールド、JCBプラチナにしていること。
その2点から、アメックススカイトラベラーにしましたが、正直、プレミアのほうでもよかったかなと思っています。
先ほどのところでも説明しましたが、ANAダイナースプレミアムで決済すると4.5倍貯まるので、スカイトラベラーを利用するよりもANAダイナースプレミアムを利用したほうが有利。
せっかくANA SFC修行とJAL JGC修行用に作ったものお得度がちょっと物足りない結果になってしまいました。
ただ、年会費1万円という値段で3倍のポイント還元率と考えればオトクなのは間違いないですね。
ANAダイナースプレミアムは年会費が15倍以上ですからね。
アメックスゴールドとアメックススカイトラベラーの2枚持ちは可能
クマは、すでにアメックスゴールドを保有し、アメックスプラチナにすべく、メインカードとして利用中。
アメックスゴールドとアメックススカイトラベラーは、両方ともアメックスのプロパーカード(提携カードではない直接発行しているカードのこと)。
※アメックスグリーンでも話は同じ
ネットの情報だと、2枚持ちはNG!という記載が多いので、出来ないよねと思ったものの、入会時は入会デスクに確認。
条件付きで2枚持ち可能!
条件付きで2枚持ちが可能!
申し込む際は、ネットでは申し込みができず、電話で入会デスクに入会の旨を伝え、書類を送ってもらう形になります。
その際に、以下の4点の同意をする必要あり。
- アメックスゴールドで交換したマイル移行先には、スカイトラベラーから交換できない(その逆もしかり)
- ポイントの合算はできない
- ポイントの通算はできない
- ANAマイルの交換上限は80,000マイルまでは変わらない
アメックスゴールドで交換したマイル移行先には、スカイトラベラーから交換できない
アメックスゴールドとアメックススカイトラベラーのマイル移行先は同じ16社。
しかし、2枚持ちの場合は、すでにアメックスゴールドでポイント交換した航空会社には交換できない!
また、逆に、アメックススカイトラベラーから交換した航空会社も、アメックスゴールドで交換できないルール。
クマは、すでにアメックスゴールドでANAマイレージクラブにポイント交換済み。
そのため、アメックススカイトラベラーからANAマイレージクラブには交換できないというわけです。
ブリティッシュ・エアウェイズには、交換可能なので、スカイトラベラーはブリティッシュ・エアウェイズのマイルを貯める用のクレジットカードに。
ポイントの合算はできない
アメックスゴールドで貯めたポイントと、スカイトラベラーで貯めたポイントの合算はできない。
まあそうですよね。
ポイントの通算はできない
合算も通算も同じような感じですが、それぞれポイントが別に貯まるのはしかたないです。
ANAマイルの交換上限は80,000マイルまでは変わらない
そもそも、同じ航空会社にマイルを移行できないので上限が変わるわけはないのですが、念押しされます。
アメックススカイトラベラー入会キャンペーン
アメックススカイトラベラープレミアの入会キャンペーン
アメックススカイトラベラーの入会キャンペーン
まとめ
アメックススカイトラベラーはとにかくポイントに特化したクレジットカード。
飛行機によく乗る方なら、どんどんポイントが貯まっていくので、これほどまでに最適なカードはないですね。
貯めたポイントは、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルに交換すれば9,000マイルでJAL国内線に交換可能。
スカイトラベラーなら、驚異の25%の還元率。
プレミアにすれば、42%と半分近く還元されます。
それにしてもこのポイント還元率はすごいですね。