成田空港第1ターミナル本館1階に登場したTravelers BOX(トラベラーズボックス)。
余った外貨のコインを電子マネーに変えられる画期的なサービス。
実際にトラベラーズボックスを使ってみたので、使ってみた感想と使い方についてレポートします!
Travelers BOX(トラベラーズボックス)とは
トラベラーズボックスとは、外貨や日本円を電子マネーに交換してくれる端末。
海外旅行に行くとどうしても外貨が余るので、それを電子マネーにしてあげるよ!というのがこの端末の役目ですね。
特に注目すべきは、外貨のコインも電子マネーにしてくれるところです。
通常、外貨のコインは両替もできないので(両替は紙幣のみ)、貯まる一方でお土産にしかならないんです。
それが、このトラベラーズボックスなら、外貨のコインもやってくれる。
すでに海外にはあったようですが、日本には2016年7月29日に成田空港第1ターミナル本館1階に登場しました。
追記:2016年12月12日に羽田空港国際線ターミナル3階の出国エリアにも登場しました!
対応する通貨
対応する通貨は、4通貨。
- 日本円
- 米ドル
- ユーロ
- 人民元
残念なのが、コインでも細かすぎるコインは使用不可。
米ドルなら、25セント未満は使えない。
本来、一番余ってしまうコインは単位が小さいコインなので、それが使えないのはかなりマイナスです。
事前に調べておけばよかったのですが、25セント未満が使えないことを知らずに、大量のコインを持っていったら見事使えず。
大量のコインを持ってグアムに行くことに…
帰国後、25セントを用意してようやく利用できました。
対応する電子マネー
- フェイスブック
- スカイプ クレジット
- VISA プリペイド
- MasterCard プリペイド
- ペイパル(日本は使用不可)
- Viber
- QIWI
- アマゾン(日本は使用不可)
- Neteller
- Skill
- Yandex Money
- iTunes(日本は使用不可)
この中で使いやすいのは、VISAプリペイドとMasterCardプリペイドですね。
トラベラーズボックスを使った感想
使い方を書くと長くなるので、先に使った感想を書きます。
とにかく分かりづらい
正直、使いにくいです。
というより分かりづらいです。
トラベラーズボックスの近くで様子を見てみましたが、注目度は高いようです。
覗いて見る人、端末を触ってみる人、硬貨を入れてみる人など、結構いました。
しかし、最後まで操作しきれた人は0人!!
硬貨を入れなかった人は、操作はしてみたものの、イマイチわかりづらく、あきらめたという感じでした。
また、硬貨を入れた人は、使える硬貨よりも小さかったため、弾かれてしまったのだと思います。
たとえ端末の操作が完了しても、その後のメールの対応も非常に分かりづらいので、最後までたどり着ける人は少ない気がします。。。
使えればお得度はすごい
使いづらいけど、お得度はすごいです。
理由がわからないけど、0.75ドルが5ドルのバーチャルVISAカードに化けました!
6.6倍の電子マネーに。
交換レートがどこにも出てこないので、やっぱり分かりづらいんですけど(笑)
最後、バーチャルVISAカードを受け取ってびっくりという感じです。
そのおかげで気になっていた小説が買えたので、結果的には、また使いたいと思っていますけど。
日本で普及させるなら、もう少しわかりやすくしてほしい!ですね。
トラベラーズボックスの使い方
正直、使い方が分かりづらいです。
とにかくやっていると不安になってきます(笑)
端末で硬貨を投入
今回はMasterCardを選択。(てっきり持っているプリペイドカードにチャージされると思っていたので)
電子マネーを選んだあとは、メールアドレスを入力します。
ここで間違えるとメールが受け取れず、電子マネーを受け取れないので、確実に入力しましょう。
メールアドレスを入力した後に、いよいよ外貨を投入します。
今回は初めてなので、25セント硬貨3枚だけにして、0.75ドル。
投入が完了したら、完了ボタンを押します。
この端末での操作はこれで完了です。
このあとはメールが送られてくるので、自分のパソコンやスマホでできます。
正直、これで終わってしまったので、0.75ドルドブに捨てちゃったかなと思いました(苦笑)
最初のメールで電子マネーを受け取る手続きを行う
英語です。
とりあえず、Click here to complete your transactionを押せばよいのはわかるのですが、ちょっと不親切な感じですね。
まずは、ホームカントリーを選びます。
続いて通貨を選ぶのですが、米ドルはなぜかMasterCardがなく、VISAしか見当たらい。
???
とりあえず、選択肢がVISAしかないので、VISAを選んで次に進みました。
するとアンケートとFinishボタンが出てくるので、何も書かずFinishボタンを押します。
これで終わり。。。
もっと不信感が募ってきます。
やはり0.75ドルをドブに捨ててしまったかと…
2通目のメールで電子マネーを受け取れます
2営業日と書いてありましたが、次のメールは6時間後に来ました。
2通目のメールは完全英語。
とりあえず、Redemption Linkのリンクに飛ぶことはわかるのでそちらをクリック。
殆どの方はIDを持っていないと思うので、この小窓は閉じてOKです。
これはなんでも大丈夫です。このユーザーネームがログインIDになります。
入力したユーザーネームが他のユーザーと重複していなければこの画面になるので、OKを押します。
個人情報をローマ字で入力します。
- 実物のVISAプリペードカード
- バーチャルVISAカード
- 銀行振り込み
実物のカードを選ぶと3ドル目減りしてしまうため、バーチャルカードを選択しました。
ちなみに、実物のカードを選ぶと郵送されてくるようです。
バーチャルカードを選択するとこの画面が出てくるので、OKを押します。
気づくのが遅かったですが、ここで、0.75ドルが、なぜか5ドルに化けていることに気が付きました。
だって6.6倍。
どーなったら6.6倍になるのか仕組みが分かりませんが、とにかく増えました。
ただ、この状態でも正直実際に使えるのか半信半疑。
とにかく、これで電子マネーの受取は完了です。
アマゾンで実際にバーチャルVISAプリペードカードを使ってみた
せっかく受け取った電子マネーも日本で使えなければ意味がないので、実際に使えるか試してみました。
5ドルの買い物をネットでできるところと考えて、思いついたのがアマゾン。
気になっていた、旅の小説として人気がある「旅のラゴス」を買ってみました。
ここで、支払い方法を変更し、先程手に入れたバーチャルVISAカードのカード番号を入力します。
アマゾンはとても優秀で、バーチャルVISAカードが円ではないことを察知して、通貨を選べる画面が出てくるので、米ドルを選択。
すると先程の会計画面のように米ドルでの請求額が表示されます。
残念ながら5ドルピッタリとはいきませんが、「USDで注文」を押してお買い物終了です。
その後、アマゾンからはエラーメッセージなし。
先程のバーチャルVISAカードの管理画面を開いてみたら、ちゃんと3.76ドルアマゾンで使ったことが表示されているので、無事に使えるようです。
まとめ
分かりづらいのが難点。
でも、使い方が分かってしまえば簡単。
余った外貨のコインが、増えて電子マネーになってくれるのでありがたいサービスですね。
使いこなせばかなりお得です。
今後は成田空港だけでなく、全国各地に順次設置されていくようなので、旅行で外貨のコインが余ったときは使ってみると良いですよー。
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