JAL国内線運賃が全面リニューアル!
3つのシンプルな料金プランになり、クラスJやファーストクラス追加料金は改悪。
国内線の特典航空券にも特典航空券PLUSが導入され、これまでの一律の必要マイルから変更に。
2022年5月17日から予約開始&2023年4月12日以降搭乗分から適用されます。
https://youtu.be/XPxYFDTikeg
運賃種別は3つだけの超シンプ
JALから国内線運賃全面リニューアルのおしらせ(公式HPはこちら)。
大人普通運賃・各種特便・先得が、「フレックス」「セイバー」「スペシャルセイバー」に。
これまでたくさんあり、初めて見るとどの運賃が安いのかパット見わからなかったので、今回の3つになったのはわかりやすくていいですね。
ただ、肝心なのは料金。
料金設定は、今流行りの予測残席数に応じて変わるタイプ。
混んでいれば高いし、空いていれば安い。
実際に運用が始まってみないと高いのか、安いのか不明なのでこれからですが、たいてい改悪になることのほうが多いので。。。
事前に料金目安が予測できなくなるのも痛いですね。
新しい割引制度
往復セイバー
割引運賃でも5%の往復割引が適用されるようになります。
これは嬉しい。
ただ、往復セイバーの場合、取消手数料が一気にアップして、50%相当額になってしまうので、使い勝手はイマイチですね。
地味に払戻手数料(440円)がなくなっていますね。
小児割引・障がい者割引・介護帰省割引
小児割引・障がい者割引・介護帰省割引が廃止されて、フレックス、セイバー、スペシャルセイバー、往復セイバーの料金から25%割引に。
小児普通運賃のほうが、割引運賃より高い現象が起きていたので、こっちのほうがわかりやすくていいですね。
おともdeマイル割引廃止
個人的に痛いのが、おともdeマイル割引が廃止になったこと。
同一路線を往復する場合、会員本人は10,000マイル、同行者は割引運賃で搭乗できていたので、それがなくなります。
乗り継ぎがお得に
乗り継ぎが生じても1区間ごとに計算していた運賃が、乗り継ぎがあっても1区間扱いに。
直行便と同等価格になるので、沖縄の宮古島や石垣島に行くときなど、これは嬉しい。
クラスJ&ファーストクラスの一律料金廃止
クラスJはわずか1,000円プラスするだけで、かなり快適になったのでとても好きでした(過去形)。
なんと、クラスJ(+1,000円)とファーストクラス(+8,000円)の一律料金が廃止され、クラス別に独立した運賃設定に。
確実に、これまでよりも高くなるので、残念。
特典航空券の変更点
特典航空券PLUS
国際線で導入されていた特典航空券PLUSが国内線にも導入に。
基本マイルで利用できる座席数を超えても、追加マイルを払えば特典航空券が利用できる制度。
一見特典航空券が取りやすくなった気になるのですが、追加マイルが強烈なので実際はあまり使わない。
それが、国内線でも導入。
基本マイルの座席数がこれまでと変わらなければ全然いいのですが、こればかりはなんとも。。。
ちなみに、最近登場した「いつでも特典航空券」はこの改定に伴い、あっという間に廃止になります。
現特典航空券の利用期限は2023年4月11日まで。
クラスJ&ファーストクラスのマイルも設定
特典航空券PLUSは、クラスJやファーストクラスにも設定。
これまでファーストクラスは特典航空券で予約できなかったので、これは改善。
ゾーンが7つに細分化
これまでA~Cの3区分だったゾーンが、A~Gの7区分にさらに細かく細分化。
新しい必要マイル
普通席 | クラスJ | ファースト | |
Aゾーン | 4,000マイル ~15,500マイル |
5,000マイル ~16,000マイル |
ー |
Bゾーン | 5,000マイル ~18,500マイル |
6,000マイル ~19,500マイル |
ー |
Cゾーン | 6,000マイル ~19,500マイル |
7,000マイル ~20,000マイル |
12,500マイル ~23,000マイル |
Dゾーン | 7,000マイル ~26,000マイル |
8,500マイル ~27,500マイル |
ー |
Eゾーン | 8,000マイル ~33,000マイル |
9,500マイル ~34,500マイル |
16,000マイル ~33,000マイル |
Fゾーン | 9,000マイル ~37,500マイル |
11,000マイル ~39,000マイル |
18,000マイル ~37,000マイル |
Gゾーン | 10,000マイル ~43,000マイル |
13,000マイル ~45,000マイル |
20,000マイル ~50,500マイル |
※上段が基本マイル、下段がPLUS利用時
区間例 | |
Aゾーン | 石垣ー宮古 |
Bゾーン | 東京ー名古屋 |
Cゾーン | 東京ー大阪 |
Dゾーン | 東京ー函館 |
Eゾーン | 東京ー札幌 |
Fゾーン | 東京ー沖縄 |
Gゾーン | 東京ー石垣 |
詳しくは、JAL公式HPへ。
変更前の必要マイル
片道4,000マイル~になったので、これまでの6,000マイル~に比べて少ないマイル数で特典航空券が取れるようになりました。
Gゾーンの基本マイルも片道10,000マイルなので、最大のマイル数は据え置き。
ファーストクラスの必要マイルも普通席の2倍と、妥当ですかね。
普通席とファーストクラスのサービスの差(ラウンジ、機内食、座席の大きさ)は凄いですからね。
ただ、基本マイル座席がなくなったときの、PLUS利用時マイルがエグい。
あくまで最大必要マイルが示されているので、実際に必要マイルはもっと少ないですが、15,000マイルあればこれまでなら、B区間往復相当。
40,000マイルあれば、ハワイ往復相当。
ちょっともったいなくて、そのマイル数では特典航空券使えないですね。。。
まさかの予約変更不可に
これは本当にやめてほしかった。
特典航空券なのに、予約変更不可に。
もし、予約変更が必要になったら、払い戻しが必要になるので、「1名様・1特典につき3,100円」が取られることに。
人数分取られるので、家族3人で予約していたら9,300円。
これは痛い。
特典航空券は、予約変更できるからこそだったのに、それをNGにしてしまっては、JALマイラーがぐっと減ってしまうのでは?
ライバルのANAが追従しないとANAにどんどん流れてしまうのでは?と心配してしまう。
当然当日早い便への変更も不可
予定繰り上げや早く空港についてしまった場合に、空席があれば早い便に変更できていました。
それが、当然改定後は不可に。
搭乗当日出発空港における予約変更が、不可になるのは、「JAL国内線特典航空券」、「JALカード navi割引」、「どこかにマイル」。
これも痛い。
まとめ
実際に運賃が出てこないとお得に改善されたのか、改悪されたのかは、はっきり言えませんが、高くなる方向なんだろうな~。
とにかく特典航空券の予約不可は本当に痛い。
とりあえず予約というのが減って、予約しやすくなるのはいいのかもしれないけれど。。。
実際に新運賃は、2022年5月17日から予約開始になります。
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