飛行機でアブ・シンベルの空港を14時頃出発し、アスワンの空港へ15時頃、無事到着しました。
飛行機から降りて無事!荷物を受け取りホット一息…している余裕もなく…これからアスワンの中心街へ行かなければなりません。
*2010年9月に行ったエジプト旅行(カイロ、アブ・シンベル、アスワン、ルクソール、アレキサンドリア)の記事です。
*写真は、アスワンへ行く途中、意を決して車中からパシャリと撮影したもの。
飛行機でアブ・シンベルの空港からアスワンの空港に到着!
電車なんていう便利なものはここにはなかったので、もちろんここでも“タクシー”が大活躍します。
大活躍↑なんていうノリはなく、またしても交渉しなければならぬのか(ー△ー;;;)という不安な心境でした。
団体客らしき人たちもいたのですが、あっという間に姿を消してしまいました。
アスワンの空港はカイロの国際空港とは違い、団体客が行ってしまうと閑散としてしまい、暑いむお〜んとした空気だけが漂っていました。
エジプト人ちらほらと個人できているだろうと思われる人がちらほら…
個人旅行だろう思われる人とは、男性2人組(20代後半?くらいの日本人)1組と私達だけ(ー_ー;)…
なんだか異様な空気の中、空港の出入口へ出て、タクシーを探しました。
本日2回目のタクシー交渉を行う
外はというと、さらに暑くてまった〜りとした空気が漂っていました。
エジプト人のタクシードライバーもまばらで、白いターバンを巻き、白いガラペーヤ姿の男性たち。
煙草をぷかぷか吸って、おしゃべりしているエジプト人がほとんどでした。
その雰囲気の異様さに、かなり引いてしまいました(゚_゚;;;;;ゴクリ)
さすがの私も見慣れない光景に…どん引きでした。
私の心の声、(こ、こ、この異様な雰囲気の中で、どうやってタクシー交渉しろっていうんだよ( ̄□ ̄;;逃げたい。逃げだしたい!))
エジプト2日目にして何度も心が折れそうになりましたが、さすがの私も心折れる(T△Tムリ)。
危害を加えるような雰囲気はないようでしたが、慣れないこの風景に恐怖さえ感じてしまいました。
案の定、いいカモがやってきた!とばかりにタクシードライバーは何人も近寄ってきて、値段を交渉してきました。
心折れた私に交渉ができるわけもなく…クマが交渉開始。
交渉金額は忘れてしまいましたが(記憶にある限りだと200エジプト£くらいだったような)、
覚えているのは、大幅値引きはしてくれない!ということでした。今回ばかりは頑として相手も譲ってはくれませんでした。
タクシーもまばらで競争率も激しくない、私たちもこれに応じなければ足がないので困ってしまう、という現状なので値引きはしてくれませんでした。
クマ、「どうする?もうこの金額でいいよね(´Д`)?」
私、「もうだめそうだよね。仕方ないね。いいよ(- -、)」
なんて会話を二人でし、日本円にしたってたいした金額ではないっていうことで納得することにしました。
エジプトドライバーさんとアスワンの中心街へ
ドライバーさんは、交渉した人がドライバーではなく、ドライバーは別の男性でした。
白いガラペーヤ姿の若めの男性。
この異様な空気の中に、私は緊張してしまい、ただでさえ暑いっていうのに、冷や汗が吹き出ていました。だ、だ、大丈夫なのだろうか。(;°皿°)
女性だからと軽く見られたくはないと思い、長ズボン姿に、帽子、サングラス、首に巻いていたストール、長袖のカーディガンをしっかり着用して乗車しました。
はっきりいって、この格好ものすごく暑い!でも耐えられない暑さでもないので我慢、我慢…なんて心のなかでつぶやき、不安とともに中心街へ向かいました。
今思い返せば、自分で自分に言ってしまうと、あんたその格好は暑いでしょ、あんたが一番怪しいよ、っていいたくなるような格好をしていました。
ドライバーさんはヌビア人のようで、
クマ、「ヌビア人は気さくでわりと穏やかな種族のようで、危害を加えることもないだろうから大丈夫だよ」
確かに…とても気さくなお兄さんでした。英語も流暢で、中心街へ行く途中、色々案内してくれました。運転も普通。どちらかといえば安全運転といった感じでした。
あそこがアスワンのハイダムだよ。
ここを曲がるどこどこの遺跡にいくんだよ。
あそこが私が住んでいるヌビア人の町だよ。
私は結婚していて、子どもがいるんだよ。
(そう言いながら見せてくれのは赤ちゃんの写真。とってもとっても可愛い赤ちゃんでした!)
君たちは新婚?じゃ早くこういうかわいい赤ちゃんが生まれるといいね!
日本人の友人がいるんだよ。(日本のテレビ局の人の名刺を見せてくれました。)
…その他色々。とても気さくでひとなつっこい感じの雰囲気で色々話しかけてくれ、クマが対応。
本当は会話を楽しむべきところ私はというと…それどころではない。でした。
案内したことで、いつ指をこすって小遣いをねだられるんじゃないのか、どこか変な所へ連れていかれやしないか…とか、そんなことばかり考えていました。
今振り返れば、この人は一般のエジプト人っていう感じだったんだろうなぁと思います。
冷や汗をかきながら撮った車中での写真。途中の町並みの風景。
気さくなヌビア人のお兄さん。
車はとっても古い感じでしたが、車中はちょっと今風なオシャレ感でこぎれいな感じでした。
車中の装飾は、エジプトでいう今風の若者の飾りなのだろうか。フロントガラスにあるモシャモシャは流行りなのかな?このモシャモシャは暑くるしく見えないのかな?なんて思っている私でした。
そして…
思った以上に車は走り、何十分くらいだったかなぁ。。30分~40分くらいは走りました。中心街らしきところが見えてきて、ナイル川も見えてきました!
本日宿泊するホテルも見えてきた!!!モーヘンピックリゾート・アスワン!!!
結局のところ、お兄さんは怪しくもなんともなく、
帽子、サングラス、首のストール、長袖のカーディガン…と最後の最後まで取ることはなく、一番暑苦しく怪しかったのは、私でした(−−;;;)