「レストランバス」と聞いて頭に浮かんだのは、美味しいレストランに連れて行ってくれるバス。
と思いきや、まさかの「バスそのものがレストラン」。
バスでおいしい食事を楽しみながら、観光名所を巡る新しいカタチのツアー。
2018年12月から新たに運行スタートする和食が楽しめる「東京レストランバス」に、体験乗車してきたので、その様子をレポートします!
東京レストランバス
東京レストランバスとは、美味しい食事を食べながら、東京観光ができる新しいタイプのバスツアー。
2階建てバスの天井は、オープンエアーになり、いつもと違うアングルから東京の観光名所をのぞめます。
すでに、京都の観光地を巡る「京都レストランバス」で人気を博し、満を持してレストランバスが東京へ。
2018年10月からは、すでに東京でフレンチやイタリアンが楽しめる「東京レストランバス」が運行中。
12月からは新たに和食コースが楽しめる「東京レストランバス」が登場!
こんな方におすすめ
こんな方におすすめ
- 記念日やデートで特別な時間を演出したい方
- インスタ映えする女子会を開きたい方
- ちょっと違う視点で東京を楽しみたい方
実際に「東京レストランバス」に乗車して感じたのは、非日常。
記念日やデートに美味しい食事は欠かせませんが、レストランバスは、特別感をプラスできます。
それに、車窓が移り変るので話のネタにも困らない。
記念日やデートにもってこい。
東京ミッドタウン日比谷からスタート
東京レストランバスの集合場所は、東京ミッドタウン日比谷。
バスはビルの車寄せに来るわけではなく、東京ミッドタウン日比谷前の日比谷通り沿いにやってきます。
時間になるとレストランバスの登場!
車内の様子
座席配置
座席はわずか25席。
予約時に座席指定ができます。
バスが走りながらの食事は揺れて食べづらいのでは?
と思いますが、運転手さんの技術が高く、ソフトな運転で食べづらさは感じず。
それでも、進行方向と逆の席だと、後ろ向きでずっと食事を取ることになるため、酔いやすい方は辛いかも。
そんな方は、C・D席がおすすめ。
いざ乗車
早速乗り込みます。
1階はトイレと厨房。
座席は2階なので、階段を上がります。
2階に上がると、目の前にはレストラン!
まさかバスがこんなレストランになっているとは・・・。
やはり目がいくのが、オープンルーフになっている天井!
なんとバスの天井が開き、オープンエアーで東京の街並みを楽しめる。
雨が降ったり、寒い日には天井を閉めることができ、空調も完備されているので、快適なままで料理&観光を楽しめるのがいいですね。
天井が閉まっていてもポリカカーボネート製の天井からは、都内の景色がバッチリ見えるので、安心。
前方席は、前の視界がとてもいいため、景色を楽しむなら前方席がいいですね。
2名席もあり、デートならこの2名席を取りたいところ。
後方席は、オープンルーフが開かないため、料金が少しお安くなっています。
木の温もりを感じられるシックな内装。
照明もレストラン風で雰囲気がありますね。
座席にはシートベルトが付いているので、あっバスなんだと思い出させてくれます。
やはり、バスなので空間は狭いですね。
2人掛けのベンチシートは、2人で座るとぴちぴち。
2名で4名席や3名席を利用する場合は、隣同士の利用がいいですね。
手荷物はどこにしまうのだろうかと心配になりますが、座席の間に荷物入れも用意されているので安心。
大きい荷物は置けないので事前にどこかロッカーなどに入れておく必要があります。
1階にはトイレも完備。
ツアーの途中に30分の自由散策があるので、その際地上のトイレに行くこともできます。
それでも、いつでも行けるトイレがあると安心。
バスの中のトイレなのでこんな感じです。
本日のメニューとドリンクメニュー
本日のメニュー
東京レストランバスには、和モダンメニュー(和食)とヨーロピアンコース(イタリアンやフレンチ)がありますが、今回は新登場の和モダンメニュー。
- 先付け
胡麻豆腐 大葉刻み イクラ 美味出し 山葵 - 口取り
小松菜とじゃこの佃和え 里芋蕎麦粉揚げ 海老芝煮 丸十 合鴨ロース - 温物
玉地蒸し 桜姫鶏 筍 椎茸 柔らか蒲鉾 ギンナン 三つ葉 - 冷鉢
ズワイ蟹 胡瓜 長芋 若芽 青身 チコレ 煎り酒 - 焼物
鯛炙り 茄子 アスパラ 舞茸 かもじ葱 酢取り茗荷 江戸味噌たれ - 食事
深川飯
漬物
べったら漬 - 清し汁
花麩 水菜 - デザート
季節のフルーツ 抹茶ケーキ
メニューは江戸がテーマのようで、江戸の頃の調味料を再現し、こだわりの和食が楽しめます。
ドリンクメニュー
ドリンクは別料金ですが、バスの中とは思えない品揃え。
和食に合わせて日本酒も。
ドリンクは、現金またはクレジットカードでお支払い。
- アルコール
ビール(アサヒスーパードライ)
スパークリングワイン
ハウスワイン 赤・白
ウイスキーハイボール(角)
日本酒 澤乃井 純米 本地酒
日本酒 月桂冠 恒の月 辛口
焼酎 かのか 芋(ロック・水割り)
焼酎 かのか 麦(ロック・水割り)
レモンサワー
グレープフルーツサワー
ウメッシュ - ソフトドリンク
ウーロン茶
オレンジジュース
ノンアルコールビール
ジンジャエール
ミネラルウォーター
炭酸水
珈琲、紅茶 greentea (hot) - ボトル
澪スパークリング 300ml
八海山 普通酒 720ml
澤乃井 純米 大辛口 720ml
真澄 純米 奧伝寒作り 720ml
グラン・レアレ・ブリュット スパークリング 白
ジネステボルドー 赤・白
食事をしながら東京名所を楽しむ 前半
ルート
ルートは、東京の人気観光スポットを巡ってくれます。
お台場以外は車窓から楽しむ形になりますが、東京名所を僅かな時間で一巡りできます。
東京ミッドタウン日比谷⇒ 日比谷公園⇒ 皇居内堀周遊⇒ 国会議事堂⇒ 東京タワー⇒ レインボーブリッジ⇒ フジテレビ⇒ アクアシティお台場(約30分自由散策)⇒ 歌舞伎座⇒ 数寄屋橋⇒ 東京駅⇒ 東京ミッドタウン日比谷
先付け・口取り
日比谷を出発!
まずは日比谷公園を眺めながら乾杯。
テーブルの中央にはこんな不思議な形のホルダーが。
これ、走行中でもドリンクがこぼれないようにするためのドリンクホルダー。
下には滑り止めマットも敷かれ、走行中でもコップが倒れない。
グラス片手に走るバスの中で東京の街並みを眺めるのは、なんともいい気分。
皇居を横目にいただきます。
テーブルには事前に先付と口取りが準備されていました。
先付けのごま豆腐から。
出汁が美味しい1品。
小松菜とじゃこの佃和え。
芝浦の地名にちなんだ海老芝煮と里芋蕎麦粉揚げ。
合鴨ロースと丸十(さつまいも)。
途中、桜の名所千鳥ヶ淵も通ります。
桜の季節には天井から桜を堪能できるそうなので、花見レストランバスもいいですね。
冷鉢
当日は、前日の暖かさが嘘のような寒さだったので、出発からしばらくは天井の窓が閉じられていましたが、ここでオープン!
ガラガラガラと手動で開けていくと、オープントップに!
一気に開放感ばっちりに。
その分外の風が入ってくるので、結構寒い!
すると、ひざ掛けを配ってくれたり、空調からは暖房が出てきたりと、できる限り快適さを保つよう工夫がされていました。
オープントップの状態で目の前に国会議事堂!
この感じで見ると結構楽しい。
冷鉢は、ズワイガニ。
江戸時代、醤油が普及する前に使用されていた煎り酒とかつおだしで味付けされています。
これが醤油とは違い上品でやさしい味で美味♪
食材も美味しいのですが、この煎り酒の味付けがとても気に入りました。
温物
温物は、茶碗蒸し。
鶏肉、たけのこ、しいたけ、かまぼこ、銀杏、三つ葉と具だくさん。
茶碗蒸しの温かさが体に染みます。
焼物
どうやってできたてホヤホヤを提供しているのかというと、1階の厨房で作ってすぐに2階へ。
1次加工は地上で行い、最後の仕上げをバスの中で走りながら。
揺れる中でこれだけきれいに仕上げるのはなかなか至難の技ですね。
メインディッシュは、江戸時代の味噌を添えた鯛の炙り。
江戸味噌たれは、普通の味噌よりも味が優しく甘みが強い!
普通のお味噌ならこんなにたっぷり付けたら塩辛くて食べられませんが、甘みが先行する味噌なのでたっぷり付けて食べると美味しい!
東京といえば、東京タワー。
オープントップだからこそ、よりきれいに見えますね。
東京タワーは、真下まで迫るのでこんな間近な東京タワーを楽しめます。
近すぎでてっぺんが撮れてない(汗)
カメラを縦にしてもう一枚。
かなりの迫力。
ディナーコースの夜景なら、もっときれいですね。
アクアシティお台場で自由散策&トイレ休憩
このレストランバス。
首都高速も走ります。
当日は、天井が閉じられていましたが、オープンしながら走行も可能だとか。
レインボーブリッジがきれいに見えるレストランはたくさんあれど、レインボーブリッジを走るレストランは、東京レストランバスだけ。
お台場に到着するとバスを降りて自由散策。
アクアシティお台場で、トイレ休憩もできるので、ここで一息。
バスの出発を待つ間に車体をパシャリ。
期間限定で、アメリカン・エキスプレス・カードラッピングのバス。
改めて外から車内の様子を見ると、明らかに普通のバスと違うのがわかりますね。
道行く人がなんだこれ?っという目で注目されるわけです。
食事をしながら東京名所を楽しむ 後半
食事・清し汁
レインボーブリッジにお別れしながらバスツアー再開。
食事は、東京名物深川飯。
炊き込みタイプの深川めしは、やさしい味わいで箸が進みます。
このべったら漬けと牛蒡味噌漬が絶品。
べったら漬けは、こちらも江戸をテーマに、お米を使った麹で漬けたお漬物。
売っているならお土産で購入したいくらい。
清し汁。
車内の揺れでこぼれないように、葛(くず)入りのすまし汁。
ほんの少しとろみを付けることでこぼれづらくしているんだとか。
味にはまったく影響がなく、優しいお味。
水菜も豊洲市場から仕入れたもの。
いいタイミングで豊洲市場を通過。
歌舞伎座の前を通り、
銀座のメイン通りへ。
デザート
デザートは、季節のフルーツ(柿、キウイフルーツ、オレンジ)と抹茶ケーキ。
新しくきれいになった東京駅を見つつ、
日比谷に到着!
2階建ての高さからの景色とオープントップの開放感も相まって、いつもの東京も違って見えるから不思議。
和食もどれも美味しく大満足で2時間半のツアーは終了。
料金・時間・予約
料金
ランチ:7,800円~9,800円(小学生まで 5,800円~9,800円)
ディナー:10,800円~12,800円(小学生まで 7,800円~12,800円)
景色がいい前方の席が高く、後方の席は安くなっています。
時間
ランチ:約2時間半(12:00 or 12:10 出発⇒14:40 or 14:50頃到着)
ディナー:約3時間(18:00 or 18:10 出発⇒21:00 or 21:10頃到着)
予約
東京レストランバスの予約は、WILLER 株式会社のHPで、座席の選択も含め、予約可能です。
アメックス提示でウェルカムドリンクサービス
レストランバスとアメックスでコラボレーションをしており、嬉しい優待付き。
対象のアメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)を乗車時に提示するとウェルカムドリンクがサービス!
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なんと、高級レストランを1名無料で楽しむことができます。
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まとめ
東京レストランバスは、非日常を体験できる特別なツアー。
いつもと違った記念日やデートを演出するにはもってこいですね。
江戸にこだわった和食も美味。
楽しい2時間半でした。