マイレージプログラムを選ぶ上で大事なポイントが、アライアンス。
アライアンスを知らずにマイレージプログラムを選ぶと失敗してしまいます!
きちんと、アライアンスを比較して、自分にあったアライアンスを選ぶのがポイント。
どこのアライアンスがいいのか?
今回はマイレージプログラムを選ぶうえで押さえておきたいアライアンスについてです!
アライアンスとは?
アライアンスとは、航空会社連合のことです。
航空会社1社では世界中を網羅できないので、世界各国の航空会社同士で協力関係(アライアンス)を結んでいるんです。
アライアンスを組んだ上で、こんなことを共有しています。
- コードシェア便で共同して飛行機を運行する
- 空港ラウンジを共有する
- マイレージプログラムを共有する
コードシェア便で共同して飛行機を運行する
コードシェア便とは、飛行機の共同運航のことをいいます。
例えば、アメリカのユナイテッド航空が日本の国内線まで路線をくまなく運行するのは難しいけれど、お客さんのニーズはある。
そんなとき、同じアライアンスのチームに所属している全日空(ANA)がすでに飛ばしているANAの飛行機にユナイテッド航空の便名を付けさせてもらい共同運行します。
そのため、逆もしかりで、ANAで航空券を購入したのに、実際に乗る飛行機はユナイテッド航空の機体ということもあります。
空港ラウンジを共有する
空港ラウンジも世界中に自社の空港ラウンジを設けるのは不可能なため、同じアライアンスに加盟してる航空会社同士で相互に利用可能にしています。
アライアンスがあることで、世界中どこに行っても空港ラウンジが利用できるようになります。
マイレージプログラムを共有する
マイレージプログラムも共有しています。
自分がマイルを貯めている航空会社と同じアライアンスの航空会社を利用してもマイルを貯めることができます。
また、特典航空券を取得する際も、自分が貯めている航空会社だけでなく、同じアライアンス内の航空会社の特典航空券にも交換可能。
アライアンスがあるおかげで、マイルも使いやすくなっているんです。
そのため、マイレージプログラムを選ぶ際には、アライアンスを意識することが重要になってきます。
どんなアライアンスがあるの?
現在世界では、3大アライアンスがしのぎを削っています。
- スターアライアンス
- ワンワールド
- スカイチーム
それでは、3大アライアンスの特徴を比較していきます!
スターアライアンス
全日空(ANA)、ユナイテッド航空が所属している世界最大のアライアンスグループです。
特徴
ANA、シンガポール航空、ルフトハンザといった評価の高い航空会社が所属しており、世界最強のアライアンス。
世界各国にまんべんなく加盟航空会社があるので、特にひいきの航空会社がなければスターアライアンスを選んでおけば間違いない。
所属航空会社
現在27社が所属しています。
ピンクはおすすめのマイレージプログラムの航空会社。
オレンジは有力な航空会社です。
日系1社
全日空(ANA):日本
米系4社
ユナイテッド航空:アメリカ
エアカナダ:カナダ
アビアンカ航空:コロンビア
コパ航空:パナマ
タカ航空:エルサルバドル
アジア系7社
シンガポール航空:シンガポール
タイ航空:タイ
アシアナ航空:韓国
エバー航空:台湾
エアチャイナ:中国
深セン航空:中国
エアインディア:インド
ヨーロッパ系11社
ルフトハンザ:ドイツ
オーストリア航空:オーストリア
スイスインターナショナルエアラインズ:スイス
トルコ航空:トルコ
スカンジナビア航空:スウェーデン、ノルウェー、デンマーク3国共同
TAPポルトガル航空:ポルトガル
LOTポーランド航空:ポーランド
クロアチア航空:クロアチア
ブリュッセル航空:ベルギー
アドリア航空:スロベニア
エーゲ航空:ギリシャ
オセアニア系1社
ニュージーランド航空:ニュージーランド
アフリカ系3社
エジプトエア:エジプト
南アフリカ航空:南アフリカ
エチオピア航空:エチオピア
ワンワールド
日本航空(JAL)、アメリカン航空が所属しているアライアンスグループです。
特徴
JALファンならワンワールド一択です。
加盟航空会社が少ないのがたまに傷ですが、個人的にヨーロッパ方面のブリティッシュ・エアウェイズとフィンエアはポイント高いです。
ブリティッシュ・エアウェイズは、JALのエコノミークラス料金に少しプラスするくらいの金額で、プレミアムエコノミーが乗れる!
スターアライアンス派のクマとミーコも以前ヨーロッパに行った時はブリティッシュエアを利用。
所属航空会社
現在15社が所属しています。
日系1社
日本航空(JAL):日本
米系4社
アメリカン航空:アメリカ
USエアウェイズ:アメリカ
TAMブラジル航空:ブラジル
ラン航空:チリ
アジア系3社
キャセイパシフィック:香港
マレーシア航空:マレーシア
スリランカ航空:スリランカ
ヨーロッパ系4社
ブリティッシュエアウェイズ:イギリス
フィンエア:フィンランド
イベリア航空:スペイン
S7航空:ロシア
オセアニア系1社
カンタス航空:オーストラリア
中東系2社
カタール航空:カタール
ロイヤルヨルダン:ヨルダン
スカイチーム
デルタ航空が所属しているアライアンスグループです。
特徴
日系の航空会社が加盟していないので日本人には少し馴染みが少ないですかね。
ただ、ハワイ、グアム、アメリカ方面好きならおすすめのアライアンス!
デルタ航空はデルタアメックスゴールドを持つだけで、ゴールドメダリオンと呼ばれる上級会員になれる。
普通なら年間60回以上飛行機に乗らないと得られない上級会員に簡単になれるので、クマも保有し、マイルも貯めています。
上級会員になればエコノミークラス利用でもラウンジが使えるし、優先チェックイン、マイルボーナスも受けられます。
所属航空会社
現在20社が所属しています。
日系0社
米系3社
デルタ航空:アメリカ
アエロメヒコ航空:メキシコ
アルゼンチン航空:アルゼンチン
アジア系7社
大韓航空:韓国
ガルーダインドネシア:インドネシア
ベトナム航空:ベトナム
チャイナエアライン:台湾
中国東方航空:中国
中国南方航空:中国
廈門航空:中国
ヨーロッパ系7社
エールフランス:フランス
アリタリア航空:イタリア
KLMオランダ:オランダ
アエロフロートロシア航空:ロシア
エアヨーロッパ:スペイン
チェコ航空:チェコ
タロム航空:ルーマニア
オセアニア系0社
中東・アフリカ系3社
サウディア:サウジアラビア
ミドルイースト航空:レバノン
ケニヤ航空:ケニヤ
LCCは?中東御三家は?
バリューアライアンス
バリューアライアンスとは、LCC(格安航空会社)7社が新たに作った世界最大のLCCアライアンス。
バニラエア、スクート、セブパシフィック、ノックエア、タインガーエア・オーストラリア、チェジュ航空、ノックスクートの7社が加盟しています。
世界3大アライアンスとは違い、格安航空会社のアライアンスのため、マイレージプログラムや空港ラウンジの共有はなく、あくまで予約サービス向上を狙った連合。
それでも、LCCのシェアはどんどん伸びてきているので、3大アライアンスにとっては脅威ですね。
中東御三家
最近急激に勢力を増しているのが中東御三家と呼ばれる3つの航空会社。
エミレーツ航空:ドバイ
エティハド:アブダビ
カタール航空:カタール
オイルマネーをバックに最新鋭の飛行機をどんどん導入し、飛行機の中でシャワーが浴びれるなど飛び抜けたサービスで人気が出てきてます。
日本からも中東経由になるものの、高いサービスにもかかわらずお得な料金でヨーロッパに行けるので人気が出てきています。
そんな中東御三家のうち、アライアンスに加盟しているのはワンワールド加盟のカタール航空のみ。
LCCや中東御三家の台頭で最近はアライアンスの影響力が減少気味なのが気になります。。。
アライアンスまとめ
アライアンスは、こんな視点で見ると選びやすいです。
- 普段利用する航空会社がどのアライアンスに加盟しているのか
- よく行くエリアに多く飛行機を飛ばしているアライアンスはどこか
普段利用する航空会社がどのアライアンスに加盟しているのか
やはり、普段利用する航空会社が加盟しているアライアンスを選ぶのが王道。
普段ANAを利用する機会が多いなら、スターアライアンス。
JALを利用する機会が多いなら、ワンワールドといった具合です。
よく行くエリアに多く飛行機を飛ばしているアライアンスはどこか
たとえば、よくベトナムに行くなら、ベトナム航空がやはり国内線も含め一番運行しているので、スカイチームを選ぶとか、
オーストラリアに行くことが多いから、カンタス航空が加盟しているワンワールドを選ぶといった具合です。
ただ、よく行くからといって、日本人に使いやすいマイレージプログラムかどうかも大事。
アライアンス別にどの航空会社のマイレージプログラムを貯めるべきかは、「失敗しないマイレージプログラムの選び方!この航空会社でマイルを貯めるのがおすすめ」へ。
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失敗しないマイレージプログラムの選び方!この航空会社でマイルを貯めるのがおすすめ