2025年にマリオットアメックスのリニューアルが行われます!
「年会費爆上げってマジ?」「改悪だー」「結局、得なの?損なの?」
そんな声がSNSでも話題のマリオットアメックスリニューアルを徹底解説します!
変更点まとめ

まずは、変更点をおさらい。
マリオットアメックスプレミアム変更点

マリオットアメックスプレミアムの痛い変更点は3つ。
嬉しい改善は2つ。
項目 | 改定前 | 新マリオットアメックスプレミアム |
---|---|---|
年会費(税込) | 49,500円 | 82,500円 |
家族カード(税込) | 1枚無料、2枚目以降24,750円 | 1枚無料、2枚目以降41,250円 |
自動付与ステータス | ゴールドエリート | ゴールドエリート |
プラチナエリート付与条件 | 年400万円決済 | 年500万円決済 |
無料宿泊特典付与ポイント |
1泊50,000ポイント (15,000ポイント加算して65,000ポイントまで利用可) | 1泊75,000ポイント (15,000ポイント加算して90,000ポイントまで利用可) |
無料宿泊特典決済条件 | 年150万円決済 | 年400万円決済 |
ポイント |
参加ホテル 100円=6P 日常利用 100円=3P 税金等 100円=1.5P 事業用決済 100円=3P | 参加ホテル 100円=6P 日常利用 100円=3P 税金等 100円=0.5P 事業用決済 ポイント対象外 |
プロパティクレジット | 変更なし |
100米ドル相当(連泊2泊以上) ザ・リッツ・カールトン又はセントレジスで対象料金宿泊時 |
宿泊実績 | 変更なし | 15泊分付与 |
ダイニングキャッシュバック | - | 年間最大1万円キャッシュバック(20%・上限5,000円×2回) |
年会費が8万円超え&年間決済500万円は、万人におすすめのカードではなくなった印象。
無料宿泊特典も年400万円必要なので、プラチナは目指さないけど、マイル目的&年1回の無料宿泊特典を楽しんでいた方にも痛い変更になりました。
一方で、ホテルステイを楽しんでいた方には無料宿泊特典のポイントが75,000ポイントにアップしたのは大きい。
正直50,000ポイントだと手持ちの15,000ポイントを加算しても、本当に泊まりたいホテルに泊まれずもどかしかったのですが、75,000ポイントあれば1泊10万円を超すホテルにも宿泊可能に。
手持ちの15,000ポイント加算可能も継続するので、最大90,000ポイントのホテルに無料宿泊できます。
90,000ポイントあれば、選択肢が一気に広がり、10万円以上の価値で使えることは間違いなし。
旅に美味しいご飯は欠かせないので、ダイニングキャッシュバック1万円の追加も嬉しい。
マリオットアメックス変更点

マリオットアメックスの痛い変更点は2つ。
嬉しい改善は3つ。
項目 | 改定前 | 新 マリオットアメックス |
---|---|---|
年会費(税込) | 23,100円 | 34,100円 |
家族カード(税込) | 1枚無料、2枚目以降11,500円 | 1枚無料、2枚目以降17,050円 |
自動付与ステータス | シルバーエリート | ゴールドエリート |
ゴールドエリート付与条件 | 年100万円決済 | ー |
無料宿泊特典付与ポイント |
1泊35,000ポイント (15,000ポイント加算して50,000ポイントまで利用可) | 1泊50,000ポイント (15,000ポイント加算して65,000ポイントまで利用可) |
無料宿泊特典決済条件 | 年150万円決済 | 年250万円決済 |
ポイント |
参加ホテル 100円=4P 対象航空会社・海外で100円=2P 日常利用 100円=2P 税金等 100円=1P 事業用決済 ポイント100円=2P | 参加ホテル 100円=5P 対象航空会社・海外で100円=3P 日常利用 100円=2P 税金等 100円=0.5P 事業用決済 ポイント対象外 |
プロパティクレジット | 変更なし |
100米ドル相当(連泊2泊以上) ザ・リッツ・カールトン又はセントレジスで対象料金宿泊時 |
宿泊実績 | 変更なし | 5泊 |
ダイニングキャッシュバック | ー | ー |
マリオットアメックスは、年会費が11,000円アップしたものの、ゴールドエリートが自動付与に大改善。
無料宿泊特典の決済条件は100万円アップしましたが、50,000ポイントあると泊まれるホテルのランクがアップするので、決済条件達成で年会費の元は簡単に取れそう。
マリオットアメックスは、改悪よりも改善のほうが強い印象です。
券面は明らかにカッコよくなった

券面は表面からカード番号がなくなり、とても洗練された印象に。
実物のカードを見ましたが、一瞬メタルカード?と思ったくらい質感はいいです。
プレミアムだけ、アメックスロゴのブルーが黒に変わっているのもいいですね。

マリオットアメックスは、マリオットカラーとアメックスロゴの対比が好きです。

カード裏面にはカード番号が記載されています。
新マリオットアメックスは本当にお得?

新マリオットアメックスプレミアム
年会費82,500円(税込)というと、もはや“プラチナカード級”の水準。
プラチナエリートの決済条件500万円、無料宿泊特典の決済条件400万円とかなり高くなったため、万人におすすめできるカードではなくなりました。
ただし、無料宿泊特典が最大90,000ポイントまで利用可能になったことで、ラグジュアリーホテルを1泊10万円以上の価値で楽しめるチャンスが大幅に広がったのも事実。
ホテルステイの満足度を重視する方や、年間を通して複数回マリオット系列を利用する方には、まだまだ価値のある1枚です。
プラチナエリートは取れずとも、年400万円決済できれば、無料宿泊特典が手に入り、10万円相当のホテルに泊まれれば、年会費はそれだけで回収可能。
400万円すべて日常決済のポイント付与率で計算しても120,000ポイント獲得。
120,000ポイントあれば1泊10万円超のホテルに2泊できるポイント数なので、20万円相当。
ポイント泊ではなく、120,000ポイントをマイルに交換して50,000マイルでANAやJALで北米旅行を楽しんでも20万円超の価値で使えるので、十分年会費の元を取れます。
結局のところ、このカードの価値を最大限に引き出せるかどうかは、年400万円の決済が可能かにかかっています。
新マリオットアメックス
こちらは年会費が34,100円にアップし、無料宿泊特典の決済条件も250万円に上がったものの、持っているだけでゴールドエリートが付与されるのは大きな改善点。
また、参加ホテルでの利用で100円=5ポイント、海外利用や対象の航空券購入で100円=3ポイント獲得できるようになったのも改善点。
年250万円決済できれば、50,000ポイントのホテルまで無料宿泊できるので、15,000ポイントを加算すれば65,000ポイントまでの宿泊が可能に。
メズム東京やザ・リッツ・カールトン福岡(日による)など、これまで手が届かなかったホテルにも泊まれるようになったのは嬉しいポイントです。
新年会費・新特典適用タイミング
項目 | 変更タイミング |
---|---|
年会費 | 2025年11月以降請求分から |
無料宿泊特典 | 2025年10月28日から |
ポイント加算 | 2025年10月28日から |
プラチナステータス | 2026年1月1日から |
ダイニングキャッシュバック | 2025年10月28日から |
新年会費は2025年11月以降請求分から新年会費が適用されます。
特典に関してはまもなくの2025年10月28日から。
新年会費を適用したくない場合は、自分の更新タイミングの1ヶ月前に切り替えや解約が必要。
解約を早まると損!
移行特別期間中は150万円決済で75,000ポイント分の無料宿泊特典がもらえる

2025年8月20日までにカードを持っている・申し込んだ方には移行特別期間があります。
この期間中は、旧条件(年間150万円のカード利用)でも無料宿泊特典を獲得できます。
旧条件と新条件の違い
条件項目 | 移行特例期間中(旧条件) | 改定後(2025年8月21日以降) |
---|---|---|
年間利用額 | 150万円以上 | 400万円以上 |
無料宿泊特典の上限 | 75,000ポイント | 75,000ポイント |
クマの例(プログラム終了日:2026年6月11日)
クマの無料宿泊特典の「プログラム終了日」は2026年6月11日。
この日付は、移行特例期間(2025年10月27日~2026年10月26日)に含まれるため、旧条件が適用されます。
つまり、2026年6月11日までに年間150万円以上カードを利用すれば、最大75,000ポイントの無料宿泊特典を獲得できます。
自分のプログラム終了日を確認する方法
アメックスのアプリから確認できます。まだアプリを入れていない方は、App StoreまたはGoogle Playからダウンロード。
- アメックス・アプリ内の「ポイント・特典」をタップ
- 「ポイント履歴を見る」をタップ
- 「無料宿泊特典獲得プログラム進捗状況」のエリアをタップ
- 表示された画面で「プログラム終了日」を確認できます
※表示されない場合は、画面内をスクロールしてご確認ください。
年150万円決済で75,000ポイント分の無料宿泊特典が手に入る
・2025年8月20日までにカードを持っていた人は、1年間は旧条件(150万円利用)でOK
・プログラム終了日をアプリで確認して、自分が対象かどうかをチェック
・旧条件で特典をもらうには、終了日までに年間150万円の利用が必要
・ただし年会費の値上げは2025年11月以降の請求分からなので新年会費の支払いは必要
・ホテルを選べば、新年会費の元も簡単に取れる
マリオットアメックスプレミアムを解約すべきか?継続判断のポイントは?
継続すべき人
- 年400万円決済できるかた
- プラチナステータスを決済で維持したい方
- 旅行では贅沢なホテルステイを重視したい
年400万円決済できれば確実に年会費の元が取れます。
そのため、年400万円決済できれば保有し続ける価値は大です。
検討が必要な方
- マイルを貯める目的でカードを使っていた人
- 実際にはマリオット系列にあまり泊まっていない
- 年400万円決済は難しい方
ポイント目的で、年1回の無料宿泊特典だけ使っていた方は要検討。
ポイント還元率が変わらない中で、年会費アップと無料宿泊特典に年400万円決済が必要になったので元を取るのが難しくなっています。
ただし、移行期間中は年150万円決済で75,000ポイント分の無料宿泊特典がもらえるので、移行期間中は継続がおすすめ。
マリオットアメックスプレミアムからのおすすめ乗り換えカードは?
マリオットアメックスにダウングレード

ポイント還元率は若干落ちますが、マリオットアメックスに乗り換えもあり。
普段使いの決済では、100円=2ポイントで100円≒0.7マイル相当。
100円=1マイル相当には及ばないものの、ANA、JAL、ユナイテッドなど40社以上のマイルに有効期限を気にせず移行できるのは大きい。
年250万円決済ができれば、無料宿泊特典ももらえるので、年会費の回収も問題なくできます。
マリオットアメックスはゴールドエリートに決済条件がなくなったので、かなりゆるく持てます。
ヒルトンアメックス

ホテルブランドは変わりますが、コスパ重視で選ぶならヒルトンアメックス。
年会費16,500円のヒルトンアメックスでも、持つだけでゴールドエリート。
ヒルトンのゴールドエリートは、朝食無料なのでとにかくコスパがいいです。
また、国内の宿泊費が25%オフになるヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンに実質無料入会できるので、宿泊費がオトクなのも嬉しい。

上位カードのヒルトンアメックスプレミアム(66,000円)を選べば、ヒルトン最上位のダイヤモンドステータスも年200万円決済で手に入り、エグゼクティブラウンジアクセスも。
ヒルトンアメックスプレミアムなら、更新時自動的に1泊、年300万円決済でもう1泊無料宿泊特典がもらえ、スタンダードルームの設定があるホテルなら、ホテルランクにかかわらず宿泊可能。
宿泊費10万超えのROKU KYOTOやウォルドーフアストリア大阪に無料宿泊できます。
ただし、ヒルトンアメックスはマリオットポイントのようにマイル交換には向かず、貯めたポイントはポイント泊に使うのがベスト。
マイル目的ならおすすめしません。
ヒルトンアメックスの詳細は、「ヒルトンアメックス&ヒルトンアメックスプレミアムお得な入会キャンペーン!ゴールドステータスで朝食無料&無料宿泊特典も」へ。
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ヒルトンアメックス&ヒルトンアメックスプレミアムお得な入会キャンペーン!ゴールドステータスで朝食無料&無料宿泊特典も
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アメックスゴールドプリファード

乗り換え先最有力候補は、アメックスゴールドプリファード。
年会費39,600円でメタルカードを持つことができ、年200万円決済でマリオットやプリンス、オークラ、ハイアットなど対象ホテルから好きなホテルを選んで1泊無料で宿泊できます。
また、1万円分の旅行クレジットや高級レストランでのキャッシュバック、プライオリティ・パスなど、年会費を軽く超える得点がある最強のゴールドカード。
ANAには1ポイント=1マイル相当で移行でき、ポイントの有効期限もなし。
ただ、ANAに関しては、年4万ポイントまでの移行上限があるので注意。
ただ、年400万円決済分なので年400万円の決済が厳しくての移行なら問題なし。
マリオットポイントに比べるとJALへの移行レートがかなり落ちるので移行先には向かない点と、マイルの移行先が大幅にへるので、それが許容できればマイラーもアメックスゴールドプリファードへの移行もあり。
詳しくは、「最強のゴールドカード「アメックスのゴールド・プリファード・カード」徹底解説!特典・メリット・デメリット・入会キャンペーンまとめ」へ。
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最強のゴールドカード「アメックスのゴールド・プリファード・カード」徹底解説!特典・メリット・デメリット・入会キャンペーンまとめ
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アメックスプラチナ

マリオットアメックスプレミアムの年会費が8万円超えになるとアメックスプラチナ(165,000円)も視野に入ってきます。
なんと4つのホテル上級会員が決済条件なしで手に入ります。
- ヒルトン・オナーズ(ゴールドステータス)
- Marriott Bonvoy(ゴールドエリート会員資格)
- Seibu Prince Global Rewards(プラチナメンバー)
- Radisson Rewards(Premiumステータス)
ヒルトンとプリンスホテルで朝食無料も楽しめます。
さらに、ファイン・ホテル・アンドリゾートの特典で、ホテルブランドに縛られず世界中のホテルで上級会員並の特典が受けられます。
プラチナカードなので、もちろんコンシェルジェサービス付き。
また、最近羽田空港にファーストクラスラウンジ並のセンチュリオンラウンジがオープンしたのもアメックスプラチナの価値を高めています。
詳しくは、「アメックスプラチナカードの入会キャンペーン&メリット・デメリット!実際に使った感想は価値あるおもしろいカード!」へ。
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アメックスプラチナカードの入会キャンペーン&メリット・デメリット!実際に使った感想は価値あるおもしろいカード!
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クマはどうする?
結論からいうと、マリオットアメックスプレミアムを継続保有。
正直、年会費8万円超えが辛いのもさることながら、年500万円決済のハードルは高いです。
それでも、一度プラチナステータスを持つと、朝食無料やエグゼクティブラウンジアクセスは手放したくない。
事業用決済でポイントが付かなくなるのも痛い。
もちろん、ポイントは付かなくても決済実績にはなるものの、ポイント無しで決済はマイラーとしては許しがたい(笑)
まずは1年やってみていけるかどうか試してみます。
またコロナ明け後、必要ポイントが軒並み上がり、50,000ポイントでは希望するホテルに泊まれていなかったのが事実。
リニューアル後は75,000ポイント~90,000ポイントのホテルに泊まれるのはやっぱり楽しみ。
高くてなかなか有償では泊まれないけれど、大好きなザ・リッツ・カールトンにまた泊まれるのはやっぱりありがたい。
そんなわけで、継続保有します!
まとめ
まとめ|マリオットアメックス・プレミアムは値上げでも“価値ある一枚”なのか?
今回のマリオットアメックス・プレミアムのリニューアルは、年会費が82,500円にアップし、無料宿泊特典やプラチナエリートの取得に必要な決済額も大幅に増加しました。
一見すると「改悪」ですが、特典の質も確実に強化されています。
特に注目すべきは以下のポイントです。
- 無料宿泊特典が最大90,000ポイントまで利用可能に
- それにより1泊10万円を超えるラグジュアリーホテルへの宿泊も現実的に
- 年間400万円の決済で得られるポイントだけでも、20万円以上の価値に
- プラチナエリートを維持すれば、朝食・ラウンジ・客室アップグレードなどの特典が充実
マリオット系列のホテルを旅の中心にしている方、贅沢なホテルステイに価値を感じる方にとっては、年会費を上回るリターンが得られるカードであることは間違いありません。
とはいえ、決済条件のハードルは確実に上がっており、万人向けのカードとは言えなくなりました。
今後も継続すべきか悩んでいる方は、まずは「移行特例期間」を活用するのが賢明です。
2026年までは年間150万円の決済で無料宿泊特典を獲得できるので。
高額な年会費に見合う価値を引き出せるかどうかは、自分の旅のスタイル次第。
マリオットアメックス・プレミアムは、ラグジュアリーを楽しむ“本気の旅行者”にこそふさわしい一枚です。