アメックスのポイントをマリオットヴォンボイのポイントに交換!
でも、そもそもマリオットのポイントに移行するのはお得なのか?
どんなケースなら、マリオットのポイントに移行するのがお得なのかまとめてみました!
この記事の対象
今回の記事は、以下のアメリカン・エキスプレス(アメックス)のメンバーシップリワードポイント保有者向けです。
マリオットアメックスプレミアム保有の方は、自動的にマリオットヴォンボイのポイントが貯まっていくのでこの記事は対象外です。
ポイントに関しては、マリオットアメックスプレミアムのほうが使い勝手はいいですし。
- アメックスグリーン
- アメックスゴールド
- アメックスプラチナ
- アメックスビジネスグリーン
- アメックスビジネスゴールド
アメックスのポイントの交換先の王道はANAマイル。
ただ、ANAマイルへの交換は上限が年間40,000マイルまでと決まっているため、どうしてもポイントが余ります。
ANAマイルの次の交換候補はANAスカイコイン。
飛行機に乗る予定がないと、ANAスカイコインは1年で失効してしまうため使えません。
そんなとき、候補に上がってくるのが、ポイントによる支払いとホテルポイントへの交換。
【アメックスのポイントについての詳細はこちら】
-
アメックスのポイント「メンバーシップ・リワード」の賢い貯め方・おすすめの使い方を徹底解説!
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ポイント移行の単位
そもそも、どのくらいの単位でポイントが交換できるのかわからないと話が進まないので、前提から。
メンバーシップ・リワード・プラスに加入している
マリオットのポイントへ交換した場合は、
1,000ポイント=990マリオットポイント
1,000ポイント単位での移行が必要です。
一方、ホテル代の支払いに充当した場合は、
1ポイント=0.8円
最小1,000ポイントから1ポイント単位で利用できます。
メンバーシップ・リワード・プラスとは、「貯まる」「使う」の両面でお得になる有料(年間参加費 3,300円(税込)、2年目以降自動更新)のオプションプログラム。
AmazonやJALなどの利用でポイントが3倍になったり、移行レートアップなどポイントの価値もアップ。
プラチナカードは年会費無料。
メンバーシップ・リワード・プラスに加入していない
マリオットのポイントへ交換した場合は、
2,000ポイント=990マリオットポイント
2,000ポイント単位での移行が必要です。
一方、ホテル代の支払いに充当した場合は、
1ポイント=0.4円
最小1,000ポイントから1ポイント単位で利用できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに加入せずにポイント利用はかなりお得感が下がるので、やはりメンバーシップ・リワード・プラス加入したほうがいいですね。
アメックスのポイントをマリオットボンヴォイのポイントに移行するのはお得なのか?
マイル移行だとイマイチ
さて、本題。
アメックスのポイントをマリオットボンヴォイのポイントに移行するのはお得なのか?
まずは、マイル移行を目的とした場合。
結論は、マイル移行目的はおすすめできない
さきほど見たとおり、アメックスのポイントをマリオットのポイントへ移行すると99%で移行できるので一見等価交換に見えます。
しかし、マリオットのポイントを40社以上のマイルに交換しようとすると交換レートは、
3ポイント=1マイル
ポイントが1/3になってしまいます。
アメックスのポイントなら10,000ポイントを直接ANAマイルに交換すれば10,000マイル。
しかし、マリオットのポイントに一度交換してからANAマイルに交換すると3,300マイルに。
かなり損をしてしまいます。
そのため、マイル移行目的でマリオットへのポイント移行はおすすめできません。
もちろん、ANAマイルの年間移行上限40,000マイルを使い切ってしまい、さらにANAマイルに移行したい場合などは、ありです。
ホテル無料宿泊特典交換だとお得なケースも
それでは、マリオットのポイントをホテル無料宿泊特典に利用した場合はどうか?
ホテルによってはかなりお得なケースもある
マリオットのポイントを利用した無料宿泊特典はホテルのカテゴリーごとに必要ポイントが変わってきます。
高ランクのホテルであればあるほど必要ポイント数が多くなるものの、通常の宿泊費も高額なので無料宿泊特典が効いていきます。
以前失敗したリッツカールトン京都。
このときは、先入観でポイント移行ではなく、ポイントでお支払いのほうがお得だろうと、ホテル代の支払いに充当を選択。
でも実は、ホテル代に充当するよりもマリオットのポイントへの移行のうほうが23万ポイントもお得だったという驚愕の事実に。
仮にマリオットボンヴォイのポイント移行して無料宿泊すると「1ポイント=2.1円」相当でアメックスのリワードポイントを使えた計算でした。
1ポイント=0.8円で支払い充当するよりも断然お得ですよね。
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シェラトン・グランデ・トーキョーベイの場合
東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルとして人気のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ。
カテゴリーは6で高級ホテルの部類。
サンプルでいくつか抽出すると、
カテゴリー6 | 必要ポイント | 通常宿泊料金 | ポイント単価 |
オフピーク | 40,000 | 17,100円 | 0.4円 |
通常期 | 50,000 | 27,550円 | 0.6円 |
繁忙期 | 60,000 | 67,450円 | 1.1円 |
繁忙期であればマリオットのポイントへ移行したほうがお得ですが、それ以外は宿泊代に充当したほうがお得という結果に。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイなら、ポイント移行せず、充当のほうが使い勝手がいいですね。
ザ・リッツ・カールトン京都の場合
京都で人気のザ・リッツ・カールトン京都。
最高のカテゴリー8で最高級ホテル。
サンプルでいくつか抽出すると、
カテゴリー8 | 必要ポイント | 通常宿泊料金 | ポイント単価 |
オフピーク | 70,000 | 107,375円 | 1.5円 |
通常期 | 85,000 | 113,573円 | 1.3円 |
繁忙期 | 100,000 | 293,330円 | 2.9円 |
ザ・リッツ・カールトン京都の場合は、いつ宿泊してもマリオットのポイント移行のほうがお得なホテル。
ザ・リッツ・カールトン京都なら、絶対にポイント移行がお得。
ロイヤルハワイアンホテルの場合
海外ではどうか?
ハワイワイキキで人気のロイヤルハワイアンホテル。
カテゴリーは7。
サンプルでいくつか抽出すると、
カテゴリー7 | 必要ポイント | 通常宿泊料金 | ポイント単価 |
オフピーク | 50,000 | 53,940円 | 1.1円 |
通常期 | 60,000 | 64,872円 | 1.1円 |
繁忙期 | 70,000 | 111,663円 | 1.6円 |
ロイヤルハワイアンホテルの場合は、いつ宿泊してもマリオットのポイント移行のほうがお得なホテルという結果に。
ただ、スタンダードルームは海が見えない部屋なのでビーチフロントのホテルに宿泊して、海の見えない部屋でもOKかどうかによりますね。
部屋は寝るだけで、部屋での時間は少ないという方にはおすすめですね。
スタンダードルームでは物足りない方はおすすめできない
ポイントを利用したホテル宿泊特典で宿泊できる部屋はスタンダードルーム。
そのため、スタンダードルームでは物足りない!という方には、マリオットのポイントへの移行はおすすめできません。
アメックスプラチナホルダーは、マリオットボンヴォイのゴールドエリートとして宿泊実績なしでも登録できるため、ワンランクアップは期待できます。
ただ、スイートルームやクラブルームへのアップブレードは期待できないため良い部屋に泊まりたい方はやはりおすすめできないですね。
マリオットヴォンボイとヒルトンならどちらが得?
マリオット前提でここまで話してきましたが、アメックスのポイントは、「マリオットヴォンボイ」と「ヒルトン」2つのポイントに交換できます。
選択は、マリオットヴォンボイ一択。
そのため、マリオット前提で話を進めていました。
もちろん、ヒルトン派でいつもヒルトン利用ならヒルトンもありですが、ポイント価値で差が出ています。
通常期 | 繁忙期 | |
マリオットヴォンボイ | 0.5円程度 | 2円程度 |
ヒルトン | 0.3円程度 | 1.5円程度 |
ヒルトンのポイントも、すべてポイントだけ利用や「ポイント&キャッシュ」で一部だけポイント利用することもできます。
ヒルトンはホテル毎、部屋ごとに柔軟にポイント設定が行われている印象。
通常期は0.3円~0.5円が相場。
正月など宿泊費が高騰する時期は1.5円程度までアップしますが、お得な価値で利用できる日程は少なめ。
一方、マリオットヴォンボイはホテルカテゴリーで必要ポイントが決まっています。
マリオットは通常期でも0.5円程度で利用でき、高カテゴリーのホテルは通常期でも2円程度の価値のホテルも。
最悪、マイル交換するにしても、マリオットなら40社以上のマイルに交換できるので、やはりマリオットのポイントのほうが使いやすいです。
新規登録時の必要日数
初回のポイント移行の際は、アメックスとマリオットヴォンボイの紐付けするための初期登録が必要なため、所要日数が通常よりもかかります。
初期登録が完了していれば、3日以内にポイント移行が完了します。
ネット手続きの場合
2週間
電話手続きの場合
1週間
電話手続きのほうが早い!
ポイント移行の実際の手順
ポイント移行はとても簡単。
ポイントの移行には2種類方法があります。
- サポートデスクに電話
- アメックスオンライン
どちらも簡単にできますが、マリオットヴォンボイへのポイント移行の場合、最初の登録でつまづく恐れがあるので、サポートデスクに電話が便利です。
それに、ポイント移行に掛かる所要日数も少ないので。
お手持ちのカード券面の裏に書いてある電話番号に電話すればOKです。
サポートデスクに電話の場合
実は、最初はこの後紹介するアメックスオンライン経由でポイント移行を行おうとしました。
ただ、最初の登録でつまづき、結局サポートデスク経由の移行に。
正直、最初から電話でお願いしてしまったほうが早かったですね。
手順はとても簡単。
まず、手元に対象のアメックスとマリオットヴォンボイの会員番号を用意します。
カード裏面に書いてあるサポートデスクに電話し、オペレーターにつないでもらいます。
マリオットヴォンボイへポイント移行する旨を伝え、マリオットヴォンボイの会員番号と移行したいポイント数を伝えます。
あとはポイント移行が完了するのを待つだけ。
電話がやはり便利。
翌日には手続完了メールが届き、電話をしてから3日目にはマリオットのポイント移行も完了していました。
早い!
アメックスオンラインの場合
アメックスオンラインへログインします。
メニューのポイントを選択。
その中の、「ポイントの移行」を選択。
下の方に行き、「ホテル」を選択。
マリオットヴォンボイとヒルトン・オナーズの2つが出てくるので、マリオットヴォンボイの「ポイントを移行する」を選択。
なお、なぜかここで一度ログインが切れて、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していてもポイント数が下がった表示になりますが、気にせずボタンを押します。
するとまたこの画面に戻り、ポイント移行率もメンバーシップ・リワード・プラス加入時のものになります。
電卓マークを押すとポイントシミュレーションもできます。
好きなポイントを入れると何ポイントになるか計算してくれます。
初回登録が完了していない状態で「ポイントを交換する」を押すと、「提携先会員番号を登録する」ボタンが出てくるので、こちらから、新規登録を行います。
マリオットヴォンボイに登録済みの方は左の「ご登録はこちら」をクリック。
赤太枠のメールアドレス、希望するプログラムの選択、マリオットヴォンボイの会員番号の入力、ローマ字で名前の入力を行います。
同時にポイント移行も行う場合は、移行するポイント数も記載し、「登録する」へ。
通常であれば、これでポイント移行が完了します。
しかし、ここでトラブル。
正しいマリオットの会員番号を入れているにも関わらず、エラー表示。
というわけでプラチナ・コンシェルジェデスクに電話。
すると、海外のプログラムなので何かの登録がアメックスとずれてしまっている場合、登録できないとのこと。
この電話で新規移行先登録とポイント移行が同時に行えるとのことなので、電話でお願い。
最初から電話で頼んだほうが早かったですね。
アメックスのサポートデスクはすべて社員の方なので対応が安定しているのが嬉しい。
まとめ
アメックスリワードのポイントをマリオットヴォンボイのポイント移行するのは条件付きでお得。
宿泊時期や宿泊ホテルによってはかなりお得になるので、チェックした上でポイント移行がおすすめ。
マイル移行目的だと1/3になってしまうので、割り切ったポイント移行が必要ですね。
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