アメックスのポイント「メンバーシップ・リワード」の賢い貯め方&おすすめの使い方を徹底解説!
アメックスを使うなら、ポイントで損したくないですよね?
アメックスのポイントプログラムメンバーシップのリワードは、公式HPを読んでもなかなか理解しづらい・・・
もしかするとそのポイント交換損しているかも!?
この記事は、個人用のアメックスグリーン、アメックスゴールドプリファード、アメックスプラチナ。
法人用のアメックスビジネスグリーン、アメックスビジネスゴールド、アメックスビジネスプラチナが対象です。
先に結論から!
当記事はアメックスのポイントを徹底解説しているため、かなりの長文。
そのため先に結論から!
アメックスのポイントを賢く貯めるには?
ポイントを貯めるコツ
- メンバーシップ・リワード・プラス&ボーナスポイントプログラムは必須
- 日常生活すべてをアメックスで決済する
- Apple Pay & タッチ決済も積極的に活用
- 対象外・半減加盟店に注意
アメックスのポイント交換先のおすすめはこれ!
おすすめの交換先
- 1番のおすすめ
⇒ANAマイルへの交換がおすすめ(還元率1.5%~15%)
⇒ANA SKY コインもあり(還元率1%)
⇒マイル上級者ならブリティッシュエアウェイズへのマイル交換もおすすめ(還元率1%~15%) - 2番目のおすすめ
⇒支払い充当に使うのがおすすめ(還元率0.5%~1%) - 3番目のおすすめ
⇒マリオットボンヴォイのポイントへの交換がおすすめ(還元率0.5%~2%) - 4番目のおすすめ
⇒期間限定イベントに交換がおすすめ(プライスレス)
簡単にわかるアメックスポイント「メンバーシップ・リワード」
メンバーシップ・リワードとは?
「メンバーシップ・リワード」とは、アメックスで貯まるポイントプログラムのことです。
今回解説するのは、
で貯まるポイントについて。
基本的に6券種すべて同じルールです。
(アメックスプラチナのみ「海外での利用ポイント3倍」という特典ありが唯一違う)
ポイント還元率
貯まります。
カード利用1件ごとの金額で計算されるため、1回の利用で100円未満だとポイントは付与されません。
月間のカード合計金額ではなく、利用ごとですが、100円と単位が小さいので問題のないレベル。
このあと紹介するメンバーシップ・リワード・プラスに加入して、ボーナスポイントプログラムに登録すれば、ポイント3倍にすることも可能。
有効期限
条件を満たせば無期限
通常の有効期限は3年間と制限付きです。
ただし、以下の条件を満たせば、有効期限なしになります。
ポイント
- メンバーシップ・リワード・プラスに登録する
- 一度交換すると無期限に
アメックスで賢くポイントを貯めるなら、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入必須なので、簡単に無期限化できます。
メンバーシップ・リワード・プラス
「メンバーシップ・リワード・プラス」とは、持っているポイントの価値をアップさせる有料プログラム。
加入のメリットは3つ。
- ポイントの有効期限が無期限になる
- ボーナスポイントプログラムに登録でき、Amazonやヤフーショッピングでポイント3倍
- マイルや利用代金充当の交換レートがアップ
通常、100円で手に入れた1ポイントは、「1ポイント=0.5マイル or 0.3円」相当。
メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると、「1ポイント=1マイル or 0.5~1円」相当に価値がアップします。
さらなる特典として加入するだけで、ポイントの期限が無期限に。
ただし、このプログラムに加入するには毎年3,300円(税込)支払う必要があります(プラチナカード、ゴールドプリファードは無料)。
1度登録すると、毎年自動更新で年3,300円(税込)なので、加入をちょっとためらってしまいますよね?
でもその差は明らか。
交換先 | リワードプラス加入 | リワードプラス未加入 |
---|---|---|
ANAマイル | 1,000P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
JALマイル | 2,500P→1,000マイル | 3,000P→1,000マイル |
それ以外のマイル(13社) | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
ANA SKYコイン | 1,000P→1,000コイン | 3,000P→1,000コイン |
楽天ポイント | 3,000P→1,400P | 3,000P→900P |
カード年会費に充当 | 1P=1円 | 1P=0.3円 |
アメックストラベルオンライン | 1P=1円 ※1 | 1P=0.4円 |
カード利用代金充当 (航空券購入) | 1P=0.8円 ※2 | 1P=0.3円 |
カード利用代金充当 (ホテル・旅行代理店) | 1P=0.8円 | 1P=0.3円 |
カード利用代金充当 (旅行以外) | 1P=0.5円 | 1P=0.3円 |
ヒルトンオナーズ | 1,000P→1,250P | 2,000P→1,250P |
マリオットボンヴォイ | 1,000P→990P | 2,000P→990P |
※1:2021年11月1日~2022年10月31日までは1P=1.5円の特別レート
※2:2022年1月から1P=1円→1P=0.8円に変更
メンバーシップ・リワード・プラスに入らないと、かなり損をしてしまうのがわかりますね。
だいたい2倍違いが出てきます。
さらに、このあと説明するポイントが3倍になる「ボーナスポイントプログラム」にも無料登録可能。
そんな訳で年会費を払っても、メンバーシップ・リワード・プラスに加入する方がお得。
アメックスプラチナ、アメックスビジネスプラチナは、メンバーシップ・リワード・プラスは無料で登録できます。
無料ですが、登録は必要なので、もし保有しているのにまだ登録していないなら、忘れずに。
登録方法は、公式HPへ。
ボーナスポイントプログラム
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録済みなら、無料で「ボーナスポイントプログラム」に登録できます。
「ボーナスポイントプログラム」に登録すると、対象加盟店で、
と3倍に大幅アップ。
ポイントアップ対象
- Amazon
- ヤフーショッピング
- ヨドバシカメラ
- ウーバーイーツ
- JAL公式サイト(国内・国際航空券、国内・海外ツアー)
- iTunes Store / App Store
- HIS(海外ツアー、海外航空券・海外ホテル・海外オプション&レンタカー)
- 一休.com
- アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
Amazonやヤフーショッピングも対象なので、日常生活でもポイントをたくさんゲットできます。
高額になりがちな、JALやHIS、トラベルオンラインもポイントアップの対象なので、旅行でもバッチリポイントを貯められますね。
※アメックストラベルオンラインは、「海外航空券」、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」、「ザ・ホテル・コレクション」は3倍対象外
2021年4月から3倍の加盟店にヨドバシカメラ、ウーバーイーツ、一休.comが新たに加わり、よりパワーアップしています
ボーナスポイントプログラムは、残念ながら同じアメックスでも以下のカードは対象外。
- マリオットアメックス ×
- マリオットアメックスプレミアム ×
- ANAアメックス ×
- ANAアメックスゴールド ×
- ヒルトンアメックス ×
- ヒルトンアメックスプレミアム ×
- デルタアメックス ×
- デルタアメックスゴールド ×
- アメックススカイトラベラー ×
- アメックススカイトラベラープレミア ×
- ペルソナSTACIA アメックス ×
この記事冒頭に書いたアメックスグリーン、アメックスゴールド、アメックスプラチナ、アメックスビジネスグリーン、アメックスビジネスゴールド、アメックスビジネスプラチナが対象です。
毎年9月1日から8月31日がプログラム年度。
ゴールドプリファード以外は、プログラム年度間のボーナスポイントの上限は100,000ポイント(500万円利用分)まで。
ゴールドプリファードは、プログラム年度間のボーナスポイントの上限は10,000ポイント(50万円利用分)までと上限があります。
ゴールドプリファード以外は、普通の方なら大丈夫な上限かと。
ゴールドプリファードは、無料でメンバーシップ・リワード・プラスに登録できるので上限が低めなため、より多くの上限と特典がほしいならアメックスプラチナがおすすめ。
海外でポイント3倍(アメックスプラチナ限定)
アメックスプラチナなら、「海外利⽤ボーナスポイントプログラム」(無料)に登録すると、海外でのポイントが、
の3倍に大幅アップ。
海外旅行時や海外出張、外貨建てのオンライン決済でポイントが3倍になるので、とてもお得。
「海外利⽤ボーナスポイントプログラム」も事前登録が必要なので、忘れずに。
登録は、公式HPへ。
同じプラチナカードでも、アメックスビジネスプラチナは海外でポイント3倍対象外です。
個人用のアメックスプラチナのみこの特典が受けられます。
ポイントを貯めるコツ
メンバーシップ・リワード・プラス&ボーナスポイントプログラムは必須
アメックスのポイントを賢く貯めるなら、
ポイント
- メンバーシップ・リワード・プラス&ボーナスポイントプログラムは必須
- 日常生活すべてをアメックスで決済する
- Apple Pay & タッチ決済も積極的に活用
- 対象外・半減加盟店に注意
アメックスでポイントを貯めるなら、有料ですが「メンバーシップ・リワード・プラス」は必須ですね。
これに加入するだけで、ポイントの価値が2倍&有効期限なしになるので、オトクに安心して貯められます。
さらに「ボーナスポイントプログラム」や「海外利用ボーナスポイントプログラム(プラチナカード限定)」にも登録可能になり、ポイント3倍に。
Amazonやヤフーショッピングで3倍はとても使い勝手が良いです。
おすすめ
もし、ビジネスや副業をやっているなら、個人カードと アメックスビジネスゴールド との2枚持ちもおすすめ。
個人利用とビジネス利用のカードを分けておくだけで、ぐっと申告が楽になります。
しかも、個人とビジネスのポイントを合算できる!(電話で依頼必要)
ポイント管理も楽になり、メンバーシップリワードプラスの年間手数料も1枚分に。
会社の経費で貯めたポイントと個人利用のポイント合算して、オフは海外旅行で充電♪
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日常生活すべてをアメックスで決済にする
アメックスで支払えるものは、すべてアメックスに集約すると簡単にポイントが貯まっていきます。
これまでなんとなく現金で支払っていた少額決済や銀行引き落としになっていた公共料金など、をカード払いに変えるだけでも違います。
とにかくアメックスで支払う。
これをするだけで驚くほど貯まります。
アメックスの気になる限度額は、アメックスオンラインやアプリで簡単に確認できます。
アメックスゴールドホルダーで、プラチナカードを狙っていたりすると、少額決済が多いとインビテーションが来ないのでは?と思いがちですが、むしろ逆で、色々なシーンでアメックスを使っている方が好印象です。
アップルペイ、タッチ決済(コンタクトレス)も活用
アメックスは、iPhone・iPadのApple Payに登録できます。
Apple Payに登録し、「QUICPay」として利用すれば、お店で簡単に支払いができます。
また、カードをお店の端末にタッチするだけで決済できる「タッチ決済(コンタクトレス)」も使えます。
タッチ決済はクレジットカードそのものでタッチするだけなので、もっと簡単。
Apple Payでの支払、タッチ決済両方とも、きちんと「100円=1ポイント」ポイントが付くので安心です。
コンビニやマクドナルドなど少額決済なら、Apple Payやタッチ決済がサッと支払えるので便利。
アメックスブランドは、Google Payには対応していないため、Android端末で利用できません。
タッチ決済はスマホ不要なので、タッチ決済を活用しましょう
-
アメックスのApple Payはポイントがちゃんとつくけど、Suicaチャージは対象外
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ポイント対象外・半減の加盟店がある
通常は、「100円=1ポイント」貯まりますが、一部例外があります。
- 【ポイント対象外】
NHKの支払、電子マネー(楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA、nanaco Apple Pay チャージ、モバイルPASMO、WAONチャージ)、寄付団体など - 【ポイント半減(200円=1ポイント)】
各種税金、国民健康保険料、一部の電気ガス水道料金、決済手段(au Pay、Amazon Pay、d払いなど)、病院、郵便窓口など
税金の支払いや公共料金は、「200円=1ポイント」とポイント還元率が半減してしまうので、注意です。
また、電子マネーのチャージもポイント対象外なのでご注意を。
詳しい対象外・半減加盟店は、公式HPへ。
ポイント交換先一覧(一部抜粋)
交換先 | リワードプラス加入 | 最低交換単位 |
---|---|---|
ANAマイル | 1,000P→1,000マイル | 1,000P |
JALマイル | 2,500P→1,000マイル | 2,500P |
ANA以外のマイル(13社) | 1,250P→1,000マイル | 1,250P |
ANA SKYコイン | 1,000P→1,000コイン | 1,000P |
楽天ポイント | 3,000P→1,400P | 3,000P |
カード年会費充当 | 1P=1円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (航空券購入) | 1P=0.8円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (ホテル・旅行代理店) | 1P=0.8円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (旅行以外) | 1P=0.5円 | 3,000P |
ヒルトンオナーズ | 1,000P→1,250P | 1,000P |
マリオットボンヴォイ | 1,000P→990P | 1,000P |
旅行代金への充当 ※トラベルオンライン経由 | 1P=1円 | 1,000P |
旅行代金への充当 ※トラベルデスク・日本旅行経由 | 1P=0.8円 | 1,000P |
ヨドバシカメラ・高島屋の商品券 | 2,000P→1,000円 | 2,000P |
オンライン・ショッピングで充当 | 1P=0.5円~1円 | 1,000P |
Amazonギフト券 | 3,000P=1,000円 | 3,000P |
WAONポイント | 1,500P=500円 | 1,500P |
nanacoギフト | 1,500P=500円 | 1,500P |
ローソンお買い物券 | 1,500P=500円 | 1,500P |
スターバックス | 1,500P=500円 | 1,500P |
ミスタードーナツ | 600P=200円 | 600P |
交換先 | リワードプラス未加入 | 最低交換単位 |
---|---|---|
ANAマイル | 2,000P→1,000マイル | 2,000P |
JALマイル | 3,000P→1,000マイル | 3,000P |
ANA以外のマイル(13社) | 2,000P→1,000マイル | 2,000P |
ANA SKYコイン | 3,000P→1,000コイン | 3,000P |
楽天ポイント | 3,000P→900P | 3,000P |
カード年会費充当 | 1P=0.3円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (航空券購入) | 1P=0.3円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (ホテル・旅行代理店) | 1P=0.3円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (旅行以外) | 1P=0.3円 | 3,000P |
ヒルトンオナーズ | 2,000P→1,250P | 2,000P |
マリオットボンヴォイ | 2,000P→990P | 2,000P |
旅行代金への充当 ※トラベルオンライン経由 | 1P=0.4円 | 1,000P |
行代金への充当 ※トラベルデスク経由 | 1P=0.4円 | 1,000P |
行代金への充当 ※日本旅行経由 | 1P=0.4円 | 2,000P |
ヨドバシカメラ・高島屋の商品券 | 3,000P→1,000円 | 3,000P |
オンライン・ショッピングで充当 | 1P=0.3円 | 1,000P |
アメックスのポイントの交換先はたくさんあります。(上記表はすべてでなく、一部掲載です)
マイルに交換が一番オトク
なぜアメックスのポイントはマイルに交換するのが良いのか?
たくさんある交換先で、どれが一番オトクなのか?
一番高還元率なのが「ANAマイルへの交換」。
先ほどの表からもわかるとおり、マイル以外では、「1ポイント=1円」の還元率が最高。
一方、マイルに交換すると、「1ポイント=1円以上」の価値で使えるのでお得なんですよね。
マイルに交換して、特典航空券に交換すれば、「1ポイント=1.5~15円」くらいの価値に大化けします。
仮に特典航空券に交換しないとなっても、ANAマイルなら「1マイル=1円」で色々なサービスに交換できるので汎用性も高いです。
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15社のマイルに交換可能
アメックスのポイントが優れているのは、1社だけでなく、ANA・JALを含む、15社に交換可能なところ。
しかも、アメックスのポイントは無期限で貯められるので、マイルの有効期限に縛られることなくじっくりポイントを貯めてマイルを使えるのもメリットの一つですね。
交換できる航空会社と移行レートはこのような感じです。
【15社の交換先】
おすすめ度 | 航空会社名 | マイレージプログラム名 | 交換レート※1 |
---|---|---|---|
★★★ | 全日空(ANA) | ANAマイレージクラブ※2 | 1,000P=1,000マイル |
★★ | 日本航空(JAL) | JALマイレージバンク | 2,500P=1,000マイル |
★★ | ブリティッシュ・エアウェイズ | エグゼクティブクラブ | 1,250P=1,000マイル |
★ | デルタ航空 | スカイマイル | 1,250P=1,000マイル |
★ | シンガポール航空 | クリスフライヤー | 1,250P=1,000マイル |
★ | エールフランス | フライング・ブルー | 1,250P=1,000マイル |
タイ国際航空 | ロイヤルオーキッドプラス | 1,250P=1,000マイル | |
ヴァージンアトランティック | フライングクラブ | 1,250P=1,000マイル | |
キャセイパシフィック航空 | アジア・マイル | 1,250P=1,000マイル | |
フィンランド航空 | フィンエアープラス | 1,250P=1,000マイル | |
エティハド航空 | エティハドゲスト | 1,250P=1,000マイル | |
エミレーツ航空 | エミレーツスカイワーズ | 1,250P=1,000マイル | |
カタール航空 | プリビレッジクラブ | 1,250P=1,000マイル | |
スカンジナビア航空 | SASユーロボーナス | 1,250P=1,000マイル | |
カンタス航空 | カンタス・フリークエントフライヤー | 1,250P=1,000マイル | |
※2 年間40,000マイルまでの上限あり
※3 アリタリアへの交換は2021年10月に停止になりました
※4 チャイナエアラインへの交換は2023年12月末に停止になりました
残念なのが、ANA以外の交換レート。
ANAは、「1ポイント=1マイル」相当で交換できるのでバッチリ。
JALは「1ポイント=0.4マイル」相当、それ以外は「1ポイント=0.8マイル」相当と、ダウン。
それでも、特典航空券に交換すれば「1ポイント=1.5~15円」くらいの価値になるので、1%以上の還元率になるので、なんとかといったところ。
ぶっちゃけ話
マイル目的にクレジットカードを選ぶなら、「マリオットアメックスプレミアム」のほうがおすすめ。
その理由は、ANA・JAL含む40社以上のマイルに「100円=1.25マイル」相当で移行できるため。
驚きなのが、移行上限が実質なし、移行手数料なし、ポイントも実質無期限の三拍子が揃っていること。
正直、ポイントに関しては今回紹介しているメンバーシップ・リワードよりも優れています。
-
マリオットボンヴォイアメックス入会キャンペーン!JAL・ANAマイルが無期限に&ホテルでVIP待遇
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マイルに交換した時の還元率は高い?
ほとんどの人がANAマイルに交換すると思うので、ANAマイルでシミュレーション。
路線 | クラス | 必要マイル | 割引運賃 | 1マイル単価 |
---|---|---|---|---|
羽田ー札幌 | エコノミー | 15,000 | ¥23,000 | ¥1.53 |
羽田ー那覇 | エコノミー | 18,000 | ¥39,200 | ¥2.18 |
香港 | エコノミー | 20,000 | ¥48,900 | ¥2.45 |
ビジネス | 40,000 | ¥140,960 | ¥3.52 | |
ハワイ | エコノミー | 40,000 | ¥84,600 | ¥2.12 |
ビジネス | 65,000 | ¥209,600 | ¥3.22 | |
ニューヨーク | エコノミー | 50,000 | ¥102,600 | ¥2.05 |
ビジネス | 85,000 | ¥544,600 | ¥6.41 | |
ファースト | 150,000 | ¥2,017,600 | ¥13.45 | |
パリ | エコノミー | 55,000 | ¥114,500 | ¥2.08 |
ビジネス | 90,000 | ¥512,490 | ¥5.69 | |
ファースト | 165,000 | ¥2,539,950 | ¥15.39 |
国内線でも1.5~2%と十分の還元率に。
国際線のファーストクラスになれば15%と驚異の還元率になります。(ただ年間上限40,000マイルがあるのでアメックスのポイントだけでは難しいですが)
現実的なところとして、ハワイ往復でも2%の還元率なので、十分の還元率ですね。
ANAへのマイル移行
- 移行レート
1,000ポイント=1,000マイル
※リワードプラス加入時 - 移行上限
年40,000マイルまで - 移行手数料
メンバーシップリワードANAコースの年会費5,500円(税込)が別途必要
マイル交換で、イチオシの交換先は、ANAへのマイル移行。
ほとんどの人がこれを選んでいるかと。
先程も説明しましたが、特典航空券に交換すれば、2%以上の還元率で使えます。
ただ、注意点も。
年間40,000マイルまでの移行上限と、別途年5,500円(税込)の手数料がかかること。
- メンバーシップ・リワード・プラスの年会費3,300円(税込)がかかる
- メンバーシップリワードANAコースの年会費5,500円(税込)がかかる
- 年間4万マイルの移行上限がある
ANAマイルへの移行を一度でもしてしまうと、自動更新なのでリワードプラスの年会費もプラスして毎年8,000円かかることに。(プラチナカードはリワードプラス無料)
そのため、正直、ANAマイルだけを貯める目的でアメックスを保有するなら、 ANAアメックス や マリオットアメックスプレミアム のほうがおすすめ。
ANAアメックスやマリオットアメックスプレミアムなら、上限なしでポイントをマイルへ移行できるので。
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メンバーシップリワードANAコースとは?
メンバーシップリワードANAコースとは、ANAマイレージクラブのマイルに交換するときは必須の手数料。
ANA以外のマイルに交換する場合は掛からないのに、ANAだけは手数料がかかる…。
さらに厄介なのが交換した年だけでなく、交換しない年も年間5,500円(税込)取られること。
結果、高い還元率でANAへマイルを交換するには年8,800円(税込)必要になります。
図にするとこんなイメージです。
JALへのマイル移行
- 移行レート
2,500P=1,000マイル
※リワードプラス加入時 - 移行上限
なし - 移行手数料
なし
交換レートは、ANAに比べてぐっと落ちてしまいますが、JALへのマイル移行も可能。
ただ、レートは悪いので、ANAへの移行上限を使い切り、それでもポイントが余っていたらという感じですかね。
JALへの交換のメリットとしては、移行上限なし&移行手数料なしという点。
リワードプラスの3,300円(税込)の手数料だけでOKなのは魅力。
ただ、マイルをうまく使える方なら、JALマイルに移行するよりは、ブリティッシュエアウェイズに移行して、JAL便の特典航空券に交換したほうがお得です。
外資系航空会社へのマイル移行
- 移行レート
1,250P=1,000マイル
※リワードプラス加入時 - 移行上限
なし - 移行手数料
なし
ブリティッシュエアウェイズやデルタ航空など15社の外資系航空会社のマイルに交換できます。
レートはANAよりも若干下がりますが、移行上限&移行手数料なしは嬉しい。
おすすめは、ブリティッシュエアウェイズ。
手数料や上限の問題から、ANAではなく、ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイルに移行するという方も多いです。
ブリティッシュエアウェイズと聞くと、日本人にはマイナーと感じてしまいますが、実は日本人にも人気。
その理由は、
- JAL国内線の特典航空券に交換できる
- ロンドンへの必要マイルが39,000マイル~と、どこよりも少ない(ANA45,000マイル~)
- 特典航空券が取りやすい
JALと同じワンワールドに加盟しているため、BAのマイルを使って、JAL国内線の特典航空券もゲットできるんです。
さらにヨーロッパにわずか39,000マイル~行けるのも魅力。
外資系のマイレージプログラムを使うなら、ブリティッシュエアウェイズが一番オススメ。
ブリティッシュエアウエイズのマイレージプログラムの詳細はこちら↓
-
陸マイラーにおすすめのブリティッシュエアウェイズエグゼクティブクラブ攻略法!
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マイル交換にかかる時間は?
移行には5日かかるとありますが、実際に25,000ポイントANAマイルへ移行した際には3日で移行が完了し、とてもスムーズでした。
JALなら、2回目移行は当日に交換可能というスピード感。
これなら特典航空券の空き具合を見ながら、ぎりぎりまでポイントを移行しないで無期限でポイントを保有し続けられますね。
ANA SKY コインに交換
1番目のバックアップという感じですが、ANAマイルへの年40,000マイルの移行上限に達してしまったときに最適なのが、「ANA SKY コイン」への交換。
ANA移行手数料がもったいないと感じている方もANA SKY コインへの交換がおすすめ。
こちらは移行手数料や移行上限がないので。
1コイン=1円相当でANA航空券、ANAツアーで使えます。
もちろん、特典航空券よりもお得度は下がりますが、ANA SKY コインなら空席がある限り使えるので、とても便利。
特典航空券は席に限りがあるので、取れないということも多々あるので。
フライトマイルが貯まるので結構使えます。
詳しくは、「ANA SKY コインの賢い使い方&貯め方!実は、ANAマイルよりも使い易い!?」へ。
-
ANA SKY コインの賢い使い方&貯め方!実は、ANAマイルよりも使いやすい!?
支払いに充当
2番目におすすめが、支払いの充当にポイントを使うこと。
多くの方はマイルに交換するので、使ったことがない方も多いかもしれませんが、使うと意外に便利。
リワードプラス加入済を前提に解説していきます。
ポイントの充当利用は大きく分けて2つタイプがあります。
- カード利用後に充当
- カード利用時に充当
カード利用後に充当(ポイントフリーダム)
カード利用後に充当する方法は、いつもどおりクレジットカードを利用。
その後、あとから充当したい支払いを選んで、ポイントで支払いを充当できます。
交換レートは支払い内容に応じて変わるという特徴があり、旅行系に使うのがおすすめ。
交換先 | 交換レート | 最低交換単位 |
カード利用代金充当 (航空券購入) | 1P=0.8円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (ホテル・旅行代理店) | 1P=0.8円 | 3,000P |
カード利用代金充当 (旅行以外) | 1P=0.5円 | 3,000P |
旅行系の支払いに充当なら「1ポイント=0.8円」で使えるので、十分選択肢に入る還元率。
ANAマイル移行時のように、手数料も不要ですし。
Amazonやヤフーなどポイント3倍の利用が多いなら、もっと還元率はアップするので、気兼ねなく利用できますね。
ただ、旅行以外の支払いに充当すると「1ポイント=0.5円」なので、もったいないレートに。
支払い充当に使うなら、旅行系!とおぼえておくと損しません。
実際に充当を利用した体験談は「アメックスのポイントフリーダムでリッツカールトン京都のホテル宿泊代32万円を0円に♪」へ。
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アメックスの旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」を利用するなら、カード利用時に充当が有利!
トラベルオンラインでのポイント利用を考えているなら、このあと紹介する事前充当がオトクです。
カード利用時に充当
カード利用時にポイントを使って、支払いに充当できます。
先程も書きましたが、「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」を使うなら、カード利用時に充当がオトクです。
交換先 | 交換レート | 最低交換単位 |
旅行代金への充当 ※トラベルオンライン経由 | 1P=1円 | 1,000P |
旅行代金への充当 ※トラベルデスク・日本旅行経由 | 1P=0.8円 | 1,000P |
オンライン・ショッピングでの支払い (American Express SafeKey) | 1P=0.5円~1円 | 1,000P |
3種類ありますが、主に使うのは、旅行代金への充当。
同じ、旅行代金への充当でもレートが異なるので、注意です。
「1ポイント=1円」で使えるのが、「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」経由での旅行代金。
プラチナカード会員がコンシェルジュサービスで依頼した旅行はトラベルデスク扱いになるので、「1ポイント=0.8円」とちょっとダウン。
コンシェルジュにホテルを探してもらっても、予約は自分でトラベルオンライン経由でやらせて!といえば、やらせてくれるので、もし、ポイント利用を考えているなら、そっちのほうがオトク。
American Express SafeKeyとは、オンラインショッピングで安全性を高める認証サービス。
サイトによっては、オンラインカード決済時に、American Express SafeKeyが表示されます。
表示されるとポイント充当できるのですが、どのサイトが対応しているか事前にわからず、もたもたしているとその画面が消えて充当できない。。。
そのため、現実的ではないので、カード利用後の充当を使うほうがおすすめ。
ホテルポイントに移行
3番目におすすめが、ホテルポイントへの移行。
2つのホテルプログラムのポイントに移行可能です。
- マリオットボンヴォイへの移行
1,000P→990P - ヒルトン・オナーズへの移行
1,000P→1,250P
マリオットボンヴォイ
- 移行レート
1,000P→990P - ホテル宿泊に利用
1%前後の還元率なので利用価値アリ - マイルに移行
0.33マイル程度とイマイチ
マリオットボンヴォイは、マリオットやシェラトン、ウェスティン、ザ・リッツ・カールトンなどが参加する世界最大のホテルプログラム。
ホテル宿泊に使うと1%前後の還元率で使えるので、交換先の候補の一つに十分なります。
例えばザ・リッツ・カールトン京都は、85,000マリオットポイントで1泊ポイント宿泊できます。
アメックスからは、86,000ポイント移行すれば1泊分。
税やサービス料を入れると1泊15万円くらいの高級ホテルなので、還元率は1.7%に。
うまく使えばお得に使えます。
ただ、ランクの低いホテルやホテルが安い時期は1%を割り込む場合もあるので、吟味は必要。
また、マリオットボンヴォイのポイントからさらにマイル移行も可能です。
ANA・JAL含む40社のマイルに移行上限なしで移行できるのは魅力。
しかし、「3ポイント=1マイル」なので、アメックスからポイント移行すると「1ポイント=0.33マイル」相当に。
マリオットボンヴォイのポイントを貯めるなら、同じアメックスから出ているマリオットアメックスプレミアムを使ったほうがいいです。
マリオットボンヴォイのポイントについては「マリオットボンヴォイの「ポイント」のお得な貯め方と使い方!」へ。
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マリオットボンヴォイの「ポイント」のお得な貯め方と使い方!JAL&ANAマイルを無期限に貯められる!
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ヒルトン・オナーズ
- 移行レート
1,000P→1,250P - ホテル宿泊に利用
0.4~0.8%前後の還元率なので利用価値アリ - マイルに移行
0.1マイル程度で絶対交換してはだめ
ヒルトン・オナーズは、ヒルトンやコンラッドのホテルプログラム。
ヒルトン・オナーズに移行するなら、ホテル宿泊に利用が鉄則。
こちらは、0.4%~0.8%前後の還元率でポイント宿泊できます。
※ヒルトンのポイント宿泊は変動性を取っているので、時期により必要ポイントが変わります。
マリオットボンヴォイに交換したほうが還元率を高くできる可能性が高いかな。
ヒルトンのポイントについては「ヒルトン・オナーズポイントの貯め方と使い方を徹底解説!」へ。
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ヒルトン・オナーズポイントの貯め方と使い方を徹底解説!上級会員がポイントを貯めるコツ!
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楽天ポイントに交換
- 楽天ポイント
3,000ポイント→1,400楽天ポイント
楽天ポイントにも交換可能です。
ただ、還元率が0.5%以下にダウンしてしまうため、うーーんといった感じ。
マイルやホテルポイントへの交換と比べるとポイント交換後の体験に感動もないので、あまりおすすめはしないです。
アイテムに交換
商品券やAmazonギフト券、スターバックスドリンク券など金券に近いものから、家電や食品などたくさんアイテムにも交換可能。
正直、アイテムに交換もあまりおすすめできないです。
だいたい「1ポイント=0.3円」相当の交換が多いです。
金券に近いものにアイテム交換するなら、支払い充当のほうがお得ですね。(旅行以外でも「1ポイント=0.5円」相当なので)
ただ、アメックスファンとしては、アメックス限定モデルの商品は交換してみたいと思うことも(笑)
もし、アイテムに交換するなら、年に数回アイテム限定ですが、40%割引が行われるのでそれを利用するとお得度がアップします。
1ポイント=0.5円相当くらいにはアップ。
現在、一番ポイント交換商品で高いのは、5,000,000ポイント=500万円相当のオーダースーツ。
期間限定イベントに交換
最後に紹介するのが期間限定イベントへの交換。
満足度も高いので、とてもおすすめ。
クマも、これまで清水寺特別拝観やユニバーサル・スタジオ・ジャパンの貸し切りナイトに参加しています。
どのイベントもあっという間に完売するほど人気。
特別なイベントでその価値はプライスレス。
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まとめ
貯めたポイントはAmazonのギフトカードとかに交換するよりも、マイルやホテル宿泊、イベントなどに交換して、体験できることに交換したほうが満足度が高いと考えています。
一度それを体験すると、また、ポイントを貯めよう!という動機にもなりますしね。
最後にまとめると、
- ポイントを貯めるのにメンバーシップ・リワード・プラスとボーナスポイントプログラムは必須
- ポイントは無期限に貯められるので、自由度は高い
- ポイント交換は、1番 マイル、2番 支払いに充当、3番 ホテルポイントに交換がおすすめ
- 不定期ですが期間限定イベントもおすすめ
ぜひ、アメックスで楽しいポイントライフを!