最近はテロや事故を警戒して、飛行機に乗る際の預け荷物や手荷物に色々と制限が入っています。
それを知らずに荷物を預けたり、手荷物検査に並んだりすると、スーツケースをこじ開けられたり、没収されてしまうことも。
飛行機に乗る前に荷物のチェックを!
飛行機に乗る時に注意すべき荷物は2つ
飛行機に乗る時の荷物は2つに分けれます。
- 預け荷物・・・飛行機の貨物室に預ける荷物
- 機内持ち込みの手荷物・・・飛行機の機内に自分で持っていく荷物
預け荷物
預け荷物は、空港に到着し、航空会社のチェックインカウンターで荷物を預けます。
事前に航空会社の人から、預け荷物にNGのものを確認されることもありますが、チェックインカウンターで見過ごされると最悪、預け荷物をこじ開けられてNGのものを没収されます。
機内持ち込みの手荷物
機内持ち込みの手荷物は、預け荷物を預け、そのあと通る保安検査場でチェックされます。
ここでNGのものがあると捨てるしか方法はありません。
また、国内線と国際線でルールが若干異なるのでそれぞれ分けて見ていきます。
国内線の注意点
預け荷物でNGのもの
預け荷物でよく引っかかるのがこの3つです。
- モバイルバッテーリー(予備のリチウム電池)
- 電子タバコ
- ライター、マッチ
モバイルバッテーリー(予備のリチウム電池)
最近チェックインカウンターで必ず聞かれるのが、モバイルバッテーリー(予備のリチウム電池)。
これをスーツケースに入れていると開けて出すことを促されるので、とても面倒です。
スマホ用のモバイルバッテリーやデジカメの予備のバッテリーなどが該当します。
- モバイルバッテリーや予備のバッテリー・・・預け荷物NG
(手荷物は1個に限りOK(航空会社による)) - リチウム電池の入ったカメラやパソコン・・・預け荷物OK
(貴重品扱いでNGの航空会社もあり)
モバイルバッテリーや予備のバッテリーは、衝撃で発火するおそれがあるので、預け荷物はNGになっています。
一方、電子機器に入っていればOKになっています。
電子タバコ
電子タバコもバッテリーが付いているので預け荷物として、スーツケースに入れて預けるのはNGです。
手荷物にしましょう。
ライター、マッチ
ライターやマッチは預け荷物に入れられません。
手荷物のところで詳しく書きますが、機内には1つだけ持ち込むことができます。
それ以外に危険物もダメ
それ以外に危険物の持ち込みは当然NGとなっています。
危険物とは、
- 化粧品類(引火性があるもの)で0.5L又は0.5kgを超えるもの
(化粧水、香水、コンタクト洗浄液など) - 医薬品(スプレー缶)で0.5L又は0.5kgを超えるもの
(コールドスプレー、虫刺されスプレーなど) - アルコール度が70度を超えるお酒
- 塩酸や漂白剤など
特殊なものを持ち込む予定の方は、危険物に該当する可能性があるので、こちらで確認を。
機内持ち込みの手荷物でNGのもの
手荷物で注意が必要なのがこの2つです。
- 2個以上のライター、マッチは、NG
- ハサミやカッター、ナイフ、ゴルフクラブ、バットなど凶器になりうるものは、NG
ライター、マッチ
機内持ち込みできるのは、
- ライター1個
- マッチ1個
※ライターとマッチそれぞれ1個づつまではOK
これを超えるライターやマッチは、預け荷物にも入れられません。
気付かないで空港に持って行ってしまうと捨てる羽目になるので注意です。
また、ライターでもプリミキシングライター(ターボライター、ジェットライター、ブルーフレームライター等の青色の炎や強力な炎を出すライター)は、機内持ち込みも禁止です。
ハサミやカッター、ナイフ、ゴルフクラブ、バットなど凶器になりうるもの
当然といえば当然ですが、ハイジャックの凶器になりうるものは持ち込み禁止です。
下手すると捕まります。
眉毛用のハサミや裁縫用の小さいハサミは?
ただ、眉毛用のハサミや裁縫用の小さいハサミは、以下のルールに合致してれば、OKです。
- 先端が尖っていないもので刃体6㎝以下であれば持ち込み可能
- 小さな眉毛きりはさみや鼻毛きりはさみ等の化粧用はさみ、携帯裁縫セットのはさみも持込可能
国際線の場合
国際線の場合は、国内線の制限に加えて、液体物のルールが厳しくなります。
預け荷物でNGのもの
預け荷物でよく引っかかるのがこの3つです。
これは国内線と同じですね。
詳しい説明は、国内線のところを参照してください。
- モバイルバッテーリー(予備のリチウム電池)
- 電子タバコ
- ライター、マッチ
機内持ち込みの手荷物でNGのもの
国際線の場合は、国内線のときとは違い、液体類にも注意が必要です。
- 液体類を手荷物とする場合は、ルールに従って持ち込む必要あり
- 2個以上のライター、マッチは、NG
- ハサミやカッター、ナイフ、ゴルフクラブ、バットなど凶器になりうるものは、NG
機内持ち込みの手荷物での液体物の制限
国際線の液体物の機内持ち込みは、厳しいです。
ただ、預け荷物にすることは可能なので、基準を超えるものはスーツケースに入れて預けましょう。
国際線の液体物の機内持ち込みのルール
以下のルール通りである必要があります。
- 20cm×20cmのジッパーのついた透明のビニール袋に入れる(1人1袋)
- 一個の液体容器は100ml又は100g以下
いつも、ジップロックの袋に小分けした液体物を入れて持っていっています。
また、以下のものも液体類に該当します。
飲料類、クリーム・ローション・オイル類、香水、スプレー、シャンプー類、シェービングフォーム、防臭剤等のエアゾール類、歯磨き粉等の練り状物、半固形物等
こんなものは特別OK
機内で必要分の医薬品、ベビーミルク、ベビーフード、特別な制限食は、液体物用の袋に入れなくてもOKです。
ただ、医療品の場合は処方箋の写しや診断書が必要です。
また、ベビー用品は乳幼児が一緒の場合に限ります。
まとめ
国内線で気をつけるべきことは、
- 予備のリチウム電池(モバイルバッテリーなど)、ライターなどを預け荷物に入れない
- ライターは1個まで、危険物は手荷物にしない
国際線で気をつけるべきことは、
- 予備のリチウム電池(モバイルバッテリーなど)、ライターなどを預け荷物に入れない
- ライターは1個まで、危険物は手荷物にしない
- 液体物はルールに従って袋に入れておく
最近は、特にモバイルバッテリーを航空会社が警戒しており、チェックインカウンターで出すように言われるのを見ます。
預けてから判明すると厄介なので、忘れずに。
国際線は液体物が特に面倒です。
いつもペットボトルを持って空港に行くのですが、結局飲みきれず、保安検査場で捨てる羽目によくなっています。。。
また、乗継便では、免税店の液体物が没収になってしまうことも。
お土産の対策についてはこちらの記事で↓
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免税品を没収されないために知っておきたい国際線の液体の持ち込みルール