ダイナースクラブカードはステータスカードですが、ポイントプログラムも実はとても優秀。
たった50,000円のお買い物だけで、ANA国内線往復の特典航空券に交換できるだけのポイントが一気に貯まるくらい。
もちろん、ポイントを貯めて、ビジネスクラスやファーストクラスで海外旅行に行くことも。
ダイナースクラブカードの、ポイントの損をしない貯め方・お得な使い方をまとめてみました!
ダイナースクラブリワードポイントとは?
ダイナースクラブカード を使ってショッピングすると貯まるポイントのことを、ダイナースクラブリワードポイント(以下「ポイント」)と言います。
ポイントの有効期限は、無期限!
どのようにしたら効率よくポイントを貯めて、何に使ったら一番お得な使い方なのか見ていきます!
ポイントを貯める
ショッピングでポイントを貯める(基本)
ダイナースクラブカードをお店でのお買い物やネットショッピングや公共料金の支払に使うとポイントが貰えます。
ダイナースのポイントは、
100円=1ポイント
貯まります。
100円=1ポイントではない加盟店があるので注意
残念ながら税金や電力会社への支払いはポイントが半分になってしまいます。
200円=1ポイント
200円=1ポイントになってしまう支払先は以下のものです。
- 電力会社
- 水道局
- ガス
- 公金・税金
国税、都道府県・市町村の税金、ヤフー公金、さとふる - NHK
- 国民年金保険料
- 総合病院等大型病院
- 有料道路通行料金
- ETC利用料金
- 保険料
- プロバイダー等通信量
- 電話・携帯通話料
- 有料放送サービス
せっかく税金のクレジットカード払いの対象が増えてポイントが貯まりやすくなる!と思っていたので、ちょっとそこは残念ですね。
ただ、同じステータスカードのアメックスゴールドやアメックスグリーンも200円=1ポイントと通常の半分。
税金の支払いに関してはやむを得ないですかね。
チャージはポイント対象外
ダイナースクラブカードは、チャージでのクレジットカード払いは残念ながら対象外。
ポイントが付かないチャージは、
- Edyチャージ
- モバイルSuicaチャージ
せっかくクレジットカードチャージしてもクレジットカードの方ではポイントが付かないので、ダイナース以外のカードでチャージしたほうがお得ですね。
ダイナースクラブポイントモールは使わないと損
ダイナースクラブカードがポイントが貯まりやすいカードである最大の理由が、ダイナースクラブポイントモール。
これを活用するだけで、ポイントが最大5,000円=525ポイント(525マイル相当)貯まります。
たった10万円のお買い物だけで、ANA国内線往復の特典航空券に交換できるだけのポイントが一気に貯まります。
ダイナースクラブポイントモールとは?
ダイナースクラブポイントモールとは、ダイナースが運営するインターネットショッピングモールのことです。
楽天市場、ヤフーショッピングなどのオンラインショップや、ホテルサイト、レストラン利用など普段使いするショップが集まっています。
ポイントモールではいつものお買い物でいずれかの特典が受けられます。
- ポイントをお得に貯める
- キャッシュバックを受ける
ポイントをお得に貯める
通常のクレジットカードポイントは、「100円=1ポイント」ですが、「ポイントをお得に貯める」を選択すると、
5,000円毎に25ポイント~475ポイントのボーナスポイントが通常ポイントとは別に付きます。
例えば、家族でJTBで50万円の海外ツアーに行ったとします。
JTBの海外ツアーのボーナスポイントは「5,000円につき+75P」(とある日のボーナスポイントで時期により変動)。
1度の旅行で12,500ポイント貯まります。
(ボーナスP:500,000円÷5,000円×75P=7,500P、基本P:500,000円÷100円=5,000P)
ボーナスポイントも基本ポイントと同じく、マイルに交換すれば「1ポイント=1マイル」。
ツアー旅行に1度行っただけで、ANA国内線往復特典航空券が手に入る計算。
注意
「ボイントをお得に貯める」は以下のカードは対象外になります。
以下のカードは、「キャッシュバックを受ける」を選択しないと無駄になってしまいます。
- JALダイナースカード
- デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
- MileagePlus ダイナースクラブファースト
- MileagePlus ダイナースクラブカード
キャッシュバックを受ける
「キャッシュバックを受ける」を選択すると、購入代金の0.5%~9.5%のキャッシュバックを受けることができます。
通常ポイントはもちろんもらえるので、ポイント+キャッシュバックになります。
10,000円のものを1%のお店で購入した場合は、100ポイント+100円キャッシュバックとなります。
マイルに交換するなら「ポイントをお得に貯める」がお得
2つ選べますが、ポイントをマイルに交換するなら、断然「ポイントをお得に貯める」がお得です。
キャッシュバックの場合はボーナスポイントよりも少なく設定されているのと、マイルに交換すると1ポイントの価値が2円~50円となるためです。
加盟店もなかなかの顔ぶれ
ダイナースクラブポイントモールに加盟しているお店も普段使い出来るお店が多いのも嬉しいところ。
楽天市場、ヤフーショッピングが入っているので大体の元は揃います。
旅行系だと、楽天トラベル、JTB、JALパック、近畿日本ツーリストなどのツアー旅行や、エクスペディア、一休.com、じゃらんなどのホテル予約サイトサイト、JAL国際線も入っています。
それ以外にファッション、家電、趣味、グルメ、本などとにかくたくさんあります。
どんなお店が入っているかチェックはこちらで:ダイナースクラブポイントモール
ボーナスポイントは忘れたころにやってくる
ポイントモールのボーナスポイントはオンラインショッピングした日から3ケ月後に加算されます。
ひっそりと調整ポイントという形で加算されます。
しかも内訳が付いてないのでいったいどの買い物で付与されたのかわからないのが、たまにきず。
なんか気づいたら案外ポイントが貯まっているというのが実感。
ポイントを使う
ポイントの使い道は豊富
ポイントの使い道はたくさん用意されています。
内容 | ポイント交換率 | コメント |
アイテムに交換 | 1ポイント=0.2円くらい? | ファッション、電化製品、ワイン、体験などたくさんアイテムが用意されているもののお得感は低い |
ロゴグッズ | プライスレス | 欲しい人がいるか不明だがダイナースのロゴ入りグッズと交換可能 |
商品券に交換 | 1ポイント=0.4円前後 | JCBギフトカードやAmazonギフト券などに交換できるものの交換率は低め |
利用代金に充当 | 1ポイント=0.3円 | カード利用代金に充当できる手軽さがあるものの交換率は低め |
旅行代金に充当 | 1ポイント=0.4円 | トラベルデスクで注文した旅行代金に充当でき、利用代金に充当よりも有利だがそれでも低め |
マイルに交換 | 1ポイント=1マイル | 4社のマイルに交換でき、1マイルの価値は2円~50円なので、交換率は一番高い |
1ポイントを1円以上の価値で使うならマイル移行がお得
景品やキャッシュバックなどポイントの使い道はありますが、やはりお得な使い方はマイルへの交換ですね。
1ポイントの価値が1円どころか、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換すれば、10円~50円の価値までアップします。
マイルって?という方はこちらの記事を↓
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今さら聞けないマイル・マイレージとは?はじめての貯め方・使い方!マイルを貯めてタダで旅行へ
ポイント移行ができるマイレージプログラムは現在、以下の4社です。
全日空(ANA)があるなら、日本航空(JAL)があれば最高なのですが、残念ながらJALは対象外。
- 全日空(ANA) ANAマイレージクラブ
- ユナイテッド航空(United) マイレージプラス
- デルタ航空 スカイマイル
- 大韓航空 スカイパス
だいたい1週間くらいでポイントがマイルへ移行できます。
マイル移行には注意点も
ANA以外はマイル移行レートが悪い
ANA 1,000ポイント=1,000マイル
それ以外 2,000ポイント=1,000マイル
ANA以外は、200円=1マイル相当の移行レートに2020年2月に改悪が行われたため、ちょっともったいない移行先に。
マイル移行するならANAがお得です。
ダイナースグローバルマイレージへの参加料(移行手数料)
一度でもポイントをマイルに交換するとその後、毎年6,600円(税込)の年間参加料がかかります。
年会費の他に別途必要になりますが、ダイナースで100円=1ポイント以上で貯めたポイントをマイルに交換すれば、参加料以上の還元率になることは間違いないので、必要経費ですね。
年間の移行上限がある
1年間にポイントをマイルに交換する上限が、マイレージプログラム毎に決まっています。
そのため、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換するために、いっぺんにポイントを移行する際は注意が必要です。
計画的なマイル移行が必要になりますね。
※特典航空券に必要なマイル数は、後述します
マイレージプログラム | 年間の移行上限 | 1年間の区切り |
全日空(ANA) ANAマイレージクラブ | 4万マイル | 12月21日~翌年12月20日 |
ユナイテッド航空(United) マイレージプラス | 12万マイル | 2月1日~翌年1月31日 |
デルタ航空 スカイマイル | 14万マイル | 2月1日~翌年1月31日 |
大韓航空 スカイパス | 12万マイル | 2月1日~翌年1月31日 |
どのマイレージプログラムのマイルに交換するのがお得?
4社の比較
一番使いやすいマイレージプログラムに交換するのが一番なので、まずはマイレージプログラムの比較をしてみます。
4社のマイレージプログラムを比較するとこんな感じです。
ANA | United | デルタ | 大韓航空 | |
アライアンス | スター | スター | スカイ | スカイ |
有効期限 | 3年 | 1年半 | 無期限 | 10年 |
実質無期限化 | ☓ | ◯ | ◯ | ☓ |
交換難易度 | 高 | 易 | 普 | ? |
羽田ー札幌 | 15,000 | 10,000 | 20,000 | なし |
羽田ー那覇 | 18,000 | 16,000 | 20,000 | なし |
香港 | E20,000 B40,000 F- |
E45,000 B70,000 F- |
E35,000 B60,000 F- |
E40,000 B60,000 F90,000 |
バンコク | E35,000 B60,000 F105,000 |
E45,000 B70,000 F110,000 |
E45,000 B80,000 F- |
E50,000 B70,000 F90,000 |
グアム | E20,000 B40,000 F- |
E25,000 B50,000 F- |
E35,000 B60,000 F- |
E50,000 B70,000 F- |
ハワイ | E40,000 B65,000 F- |
E50,000 B80,000 F125,000 |
E70,000 B140,000 F- |
E70,000 B125,000 F160,000 |
北米 | E50,000 B85,000 F150,000 |
E70,000 B130,000 F160,000 |
E80,000 B180,000 F- |
E70,000 B125,000 F160,000 |
ヨーロッパ | E55,000 B90,000 F165,000 |
E90,000 B130,000 F160,000 |
E100,000 B160,000 F- |
E70,000 B125,000 F160,000 |
オセアニア | E45,000 B75,000 F- |
E45,000 B70,000 F110,000 |
E70,000 B130,000 F- |
E70,000 B125,000 F160,000 |
ANA | United | デルタ | 大韓航空 |
※スター:スターアライアンス、スカイ:スカイチーム
※必要マイル数は往復
※繁忙期、通常期、閑散期で必要マイル数が異なる場合、通常期のマイル数を表示
※E:エコノミークラス、B:ビジネスクラス、F:ファーストクラス
※デルタ航空は時期により表よりも多いマイルが必要
ANAへの交換が第一候補
一覧で見る限り必要マイル数が断トツに少ないのが、ANAマイレージクラブですね。
少ないマイルで特典航空券に交換できたほうが、当然有利になりますもんね。
しかもANAは日系のエアラインのため、サービスもよく、HPも分かりやすいので、申し分なし。
本来ANAマイレージクラブのデメリットは、有効期限が3年という縛りがあること。
ところがダイナースのポイントは無期限。
貯まるまではダイナースのポイントで持っていて、必要な時にANAマイレージクラブへ移行することで実質無期限化することが可能になります。
とはいえ、ANAマイレージクラブは人気のマイレージプログラムのため、特典航空券に交換しにくい時期も。
そうなるとマイル数は多いものの、特典航空券に交換しやすいユナイテッド航空のマイレージ・プラスが次の候補。
ユナイテッドが第2候補
ユナイテッド航空のマイーレジプラスは、アメリカの航空会社のマイレージプログラムです。
実は、国内線は、ANAよりも少ないマイルでANA便の特典航空券と交換できます。
ユナイテッドとANAは同じスターアライアンス(航空連合)に加盟しているので、相互の特典航空券を取れるんですよね。
日本国内線の特典航空券に交換するなら、ANAよりもユナイテッドのマイルに交換したほうがお得。
これが、ダイナースの複数の航空会社に交換できるメリットの一つでもあります。
それと、特典航空券はANAに比べ、直前でも空席が多く、断然交換しやすいです。
ただ、マイル移行レートが「2,000ポイント=1,000マイル」なので、ANAの年間移行上限40,000マイルに達してしまい、それでもなおポイントが余っている場合の移行先ですね。
ANA以外に交換する予定がないなら
もし、ANA以外にポイントを交換する予定がないなら、 ANAダイナース の方がおすすめになります。
ANAダイナースカードのポイントの特徴は、4つ。
- 参加料(移行手数料)不要
- 年間の移行上限なし
- ポイントモールも利用可能(最大19ポイントプラス)
- ポイントはANAマイルにのみ交換可能
クマもプレミアムカードに切り替える際、100円=1.5ポイントになれば、確実に年間4万マイルでは枠が足りなくなるため、他社へのマイル移行は捨てて、ANAダイナースプレミアムカードを選択しました。
そのおかげですでに4万ポイント以上貯まっていますが、気にすることなくマイルへいつでも移行することが可能です。
ANAダイナースカードについては「ANAダイナース特集記事」へ。
まとめ
ダイナースクラブカード は通常のお買い物でも100円=1ポイント。
さらに、普段のお買い物をポイントモール経由にすれば、一気に特典航空券がゲットできるポイントを獲得できます。
その貯めたポイントは有効期限なし。
好きな時に好きな航空会社に1ポイント=1マイル相当で交換する(ANA以外は2ポイント=1マイル相当)。
そして、特典航空券に交換して、国内旅行&海外旅行に。
旅行のホテルはポイントモールを使って、また次回の旅行に行くためのポイントが貯まる。
ダイナースクラブカードをうまく活用すると旅行にどんどんお得に行けますね。
ダイナースクラブカードの旅行に役立つ特典などについてはこちら↓
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ダイナースクラブカードの入会キャンペーン!特典満載カードのメリット・デメリットまとめ