『火災によりローマの空港は一部ターミナル閉鎖しております。ローマ発着便は大幅な遅延も見込まれるのでご注意下さい』
さすがに1週間前にローマ行きを決めただけあって航空券購入してから火災の事実を知るという後手後手振り。。。
フライト遅延にビビりながら長いフライトに耐え、ようやくローマフィウミチーノ空港に到着!
火災の影響は?ローマの空港到着から出口まで何分かかったか?ローマの街並みの第一印象はどんなだったか振り返ります!
ローマフィウミチーノ空港の到着から出口まで何分?
ターミナル3が火災で封鎖
ローマフィウミチーノ空港は2015年5月の火災でターミナル3が封鎖中とのこと。
※2015年7月時点でも封鎖中
ふーんとしか最初考えていなかったけど、ターミナル3での発着便が他のターミナルに移ることになり、最悪欠航も。。。
ただでさえイタリアはストのリスクがあるのに火災で封鎖なんてことがあるとちゃんと乗る便が飛ぶか不安になりますね。。。
結果、火災の影響はほとんど感じられずうまく運用されてました。
出発便は出発の時点で30分遅れ
パリのシャルルドゴール空港の出発が30分遅延。
一応パリ側の問題での遅延でローマは関係ない様子ですが。
なんか嫌な予感。。。
今回はローマの空港からホテルまでの送迎をお願いししていたので飛行機が遅れると厄介。
便名は伝えてあるので連絡なしでも問題ないでしょうが、大幅に遅れるなら電話連絡したほうが無難なので。
ただ電話は顔が見えないので英語が通じずらく、できれば電話したくない。
約束の時間は飛行機到着予定の1時間後の10時20分。
1時間余裕を取ったので30分の遅延なら問題なし。
実のところを言うと予約当初は、30分で出口まで出れると踏んで9時50分に送迎を依頼していたけど、ミーコが
「いつもギリギリじゃなくて余裕を持った方がいい!!」
との強いアドバイスで、日本からメールで時間変更し、飛行機到着予定から1時間後に変更していたのが功を奏した形ですね。
タイトに予定を組みすぎるのは良くないです(汗)
そわそわしながらも到着する頃には10分遅れまで取り戻していて9時30分に到着し、一安心。
ローマフィウミチーノ空港に到着してから出口に出るまでは入国審査がなければ最短で20分
すでにパリで入国審査は済ませているのですべきことは荷物のピックアップだけ。
飛行機を降りたら「Baggage claim(荷物受取)」を目指す。
ローマでは飛行機から降りると出発ロビーと同じところに降りる形だったので凄い人が多く賑やかな印象。
「パリと違ってごちゃごちゃした感じだね」
それが第一印象。
もしかしたら火災の影響でターミナル運用が変わっているのかもしれないけど。
普通他の空港だと出発ロビーと到着ロビーは別れていて、到着ロビーは人がいないので珍しい。
荷物を受け取るだけなので20分もあれば空港の外に出れる感じでした。
もし、直行便や中東経由で入国審査が必要ならプラス30分で50分くらい外に出るのにかかる感じでしょうか。
10分の遅延があったものの、約束の時刻の30分前の9時50分くらいにはBaggage claimでスーツケースも無事に受け取り完了。
まだ時間があったので、Baggage claimのスペースでゆっくりトイレに行ったり、wifeをつないでスマホのチェック。
このままホテルに着いてもチェックインの時間にはまだまだあるので、ちょっと荷物の整理も。
荷物をホテルに預けて観光になることが予想されたので、観光に不要なものは大きいバッグに移したりして、10時20分にBaggage claimの外へ。
Baggage claimから一歩出ると誰でも入れるエリアになるので一気に人の量が増えます。
空港からホテルまでは40分のドライブ
クマのフルネームのプレートを持った白髪でちょっと小さい近所にいそうなイタリア人のおっちゃんがいたので覚えたての「ボンジョルノ!」で挨拶。
おっちゃんにスーツケースを引いてもらい近くの駐車場へ一緒に。
日本出発前から心配していた通りローマの天気はあまり良くないらしく、厚い雲で覆われ情熱的な太陽は影を潜めていました。
6月は乾季なので晴れの日が多いはずですが相変わらずのクマの雨男っぷりを発揮。
そうこうしているうちに送迎車に到着。
さすがヨーロッパだけあってベンツ。
おっちゃんの運転も若干攻めるところもあったけど概ね安全運転。
空港到着から車内も無口で思い描いている陽気なイタリア人とはちょっと違う感じ。
そんなことお構い無しにベンツはハイウエイをひた走る。
車窓に目を向けると、ローマの印象は花が多い。
日本は海外に比べると緑が本当に多いので、日本を離れると緑の少なさに違和感を感じることが多いけどローマは日本に近い印象。
花が咲いたハイウエイを抜けるといよいよ市街地へ。
あれ???
あれれ???
街が汚い。。。
至る所にゴミが散乱し、壁という壁には落書きの嵐。
ナポリのゴミ問題のことを思わず思い出す。
窓には鉄格子もあり明らかに治安が悪い感じ。
そうなってくると街で歩いている人も危ない人達に見えてくる。
ここには近寄らないほうがいいねと二人意見が合う。
(結局、その日のうちにまさにこのエリアに徒歩で迷い込んでしまうのだが。。。)
とはいえそんな景色が見慣れてくると、
「なんか落書きなんだか、アートなんだかわからないね?」
確かにアートにも見えてくるから不思議。
石畳の道をガタガタと走っていると街全体の雰囲気がガラリと変わりまさに中世ヨーロッパを伺わせる雰囲気に。
ちょっと歩けば世界遺産や名所にぶつかる
ローマ中心部に入ると車窓から見るどの景色もカメラで収めたくなる。
運転の邪魔にならないように大人しめに写真を撮っていると、さっきまで無口だったおっちゃんがイタリア語で解説をスタート。。。
イタリア語なので当然何を言っているのかわからないけどおっちゃんのローマを愛する熱い情熱は伝わる。
「アモーレ」(イタリア語で「愛」)ですね。
全部推測だけど、
「あれがミニコロッセオだ」
「あれが初代皇帝が眠っているところだ」
「騎馬をしたところだ」
と身振りも付けながら、シャッターポイントではわざわざ車を停めてくれるほど。
これまでのゴミばかりの悪い印象は吹き飛びワクワク感が募ってくる。
古代の遺跡も凄いけどすべての街並みが古代の遺跡と並んでも違和感ない、石造りの建物というのがまた引き込まれる要因なんだと思う。
当然日本のような高いビルがなく、ギラギラしたネオンの光った広告もない。
乗り心地の悪い石畳の車道も必要なんだと思う。
なんでも効率や快適を求めちゃいけないんだなと。
不便でも守るべきものは守るべきと。
それでも変えて欲しいトイレの文化
古ければなんでもいいわけじゃないのがトイレ。
ローマの空港から旅行中ずっと悩まされたけど、とにかく不便。
何が不便かって?
便座が良くないんです。
空港でまずは衝撃。
便座がスプリング式で座らないと便座が降りない。
まーそんなわけで便座にトイレットペーパーを引いて用を足そうという芸風は出来ないです。
でも、それに衝撃を受けてはダメで、便座がないことも。
『洋式なのに便座がない』
もう一度言います。
『洋式なのに便座がない』
なので空気イス状態です。
足がプルプルになるので長居は無用。
それにヨーロッパ共通ですがトイレがあまり清潔でない。。。
そんなわけで今回ホテル以外でのトイレは本当に数えるだけで、トイレ休憩のためにホテルに戻ることも。
まー最後のほう慣れてくればなんとかなってくるので、人間の適応力はすごいですね。
IQホテルに到着
ちょっと話が逸れましたが40分ほどでホテルに到着。
近代的な佇まい。
そのままホテルの中まで案内されフロントへ。
料金は往復分105ユーロを到着時に支払う約束になっていたので、観光案内してくれたお礼も込め、おっちゃんに直接チップを含め110ユーロ現金で支払い。
ホテルに送迎を依頼していたんだけど、ドライバーさんとの個人契約の様子。
恐らくホテル側はそのうちいくらかマージンを取っているのだろう。
笑顔でおっちゃんが去っていく。
レシートもくれず、ちゃんと帰りも迎えに来てくれるか心配になったので念のためホテルのフロントに確認したら凄い陽気に、
「大丈夫、大丈夫!7時にピックアップだろ?また彼が迎えに来るよ!」
あまりの陽気さにまー大丈夫だろうと思ってしまうから不思議。
まだ11時半なのでチェックインまではまだ時間があったがチェックイン出来るか聞いてみたところ、
「あと2時間待ってくれればもっと大きい部屋を用意するよ!あなたは背が高いからね〜。もちろんその間、荷物は預かるよ?それでいいかい?」
やっぱり陽気。
すぐにチェックイン出来るとは思ってなかったし、リップサービースかもしれないけど大きい部屋を用意してもらえるならそれに越したことないので2つ返事でOKし、スーツケースと大きなバッグを預け周辺探索に。
まずは街に慣れるためにも交通の要所テルミニ駅へ
IQホテルからテルミニ駅までは徒歩5分という好立地。
まずはこれからお世話になるだろうテルミニ駅へ。
テルミニ駅はローマの交通の要所。
ローマからミラノ、フィレンツェ、ヴェネチアなどへ向かう高速鉄道が出ていたり、青の洞窟やピザで有名なナポリに行く列車が出ています。
ローマにA線、B線と2線ある地下鉄が交わるのもこのテルミニ駅。
IQホテルからは徒歩5分となっているものの、まだ街に慣れていないせいや、ローマは路上駐車が多く車道に出ないと歩けないところ、信号が無いのに車通りが多い道の横断があったりと結局10分くらいかかって到着。
それでもオープンカフェが多く、街並みも綺麗なので、楽しい散歩。
駅の構内は、交通の要所だけに「観光客が集まっている=スリが多い」の構図が成り立つので注意が必要。
「警戒度をあげよう」
人混みに入る時にはクマかミーコどちらかが、なんとなく声を掛け合い、バックの位置をしっかり前に持ってきていることを確認し、駅構内へ。
気の緩みが被害に遭う大きな原因の一つなので、その一声でスリに遭わないなら用心に越したことないですからね。
次回はお金の持ってきたかを紹介したあとにテルミニ駅で気軽に美味しいイタリアンが食べられるフードコートをご紹介!
まとめ
ローマフィウミチーノ空港は火災の影響は多少の遅れくらいのようでしたが、乗り継ぎのタイトな帰国時にはかなり痛い目に遭いました。
ローマ発着便を選ぶなら乗り継ぎ便の乗り継ぎ時間に余裕を持つなどはしたほうが良さそうです。
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