複数のマイレージプログラムを使い分ければ、マイルはもっと使いやすくなる!
- なかなか特典航空券が取れずにイライラする
- 貯めているマイレージプログラムには直行便がない
- あのマイレージプログラムなら必要マイルが少なくて済むのに
- 陸マイラーでもっとうまくマイレージプログラムを使いこなしたい
- 貯めていたマイレージプログラムが改悪されて使いづらくなった
こんな時、複数のマイレージプログラムを使い分けられると選択肢がぐっと広がります。
おすすめの方
マイレージプログラムを制するコツは、ひとつのマイレージプログラムに絞ること。
ただ、ひとつに絞ると、直行便がなかったり、特典航空券の空きがなく、全然取れない時も。
そんなとき、複数のマイレージプログラムを使い分けられると、マイルをお得に貯めながら、フライトが柔軟に選べる!
こんなあなたにオススメです。
- 特典航空券がなかなか取れずイライラしている方
- 旅行好きで、色々な国に行く方
- 旅行の計画はいつも直前
- 陸マイラー(飛行機に乗らずしてマイルを貯める方)でマイルについて調べるのが好きな方
- ブリティッシュエアウェイズやシンガポール航空など、提携クレジットカードがないマイレージプログラムをメインにしている方
- アメックスやダイナースのプラチナカードのインビテーション(招待)を狙っている方
複数のマイレージプログラムを使い分けるメリット
行き先によってマイレージプログラムを選んで使える
複数のマイレージプログラムを使い分ける最大のメリットは、マイレージプログラムを使い分けることができること。
各マイレージプログラムは行き先によって必要マイル数が違うので、理想は使い分けること。
行き先によって必要マイルはこれだけ各社異なります(成田発の標準必要マイル数)。
航空会社 | ANA | JAL | DL | BA | UA |
---|---|---|---|---|---|
羽田ー大阪 | 12,000 | 12,000 | 15,000 | 21,000 | 10,000 |
羽田ー新千歳 | 12,000 | 15,000 | 20,000 | 21,000 | 10,000 |
羽田ー那覇 | 14,000 | 15,000 | 20,000 | 22,000 | 16,000 |
韓国 | 12,000 | 15,000 | 15,000 | 22,000 | 35,000 |
台湾 | 22,000 | 20,000 | 35,000 | 22,000 | 35,000 |
バンコク | 30,000 | 27,000 | 45,000 | 26,000 | 70,000 |
ハワイ | 35,000 | 40,000 | 116,000 | 41,500 | 95,000 |
ニューヨーク | 40,000 | 50,000 | 80,000 | 62,000 | 110,000 |
ロンドン | 45,000 | 45,000 | 100,000 | 45,000 | 99,000 |
シドニー | 37,000 | 36,000 | 70,000 | 51,500 | 66,000 |
※DL:デルタ、BA:ブリティッシュエアウェイズ、UA:ユナイテッド
※オフシーズンの設定がある路線はオフシーズンのマイル数
※デルタ、ブリティッシュ、ユナイテッドは変動制のため時期・需要により異なる
行き先によって有利なマイレージプログラムがこれだけ変わるので厄介ですね。
一つのマイレージプログラムで貯めている場合は、行きたい所の必要マイルが他に比べて多くても、そのマイレージプログラムを利用するほかありません。
複数使い分けられる場合は、行き先に応じて使い分けられるので、それだけ有利と言えますね。
特典航空券の取りやすさが違う
ゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィーク、お正月、春休みの繁忙期。
日本人会員が多いANAやJALの特典航空券は、あっという間に満席。
355日前の予約開始とともに予約しないと取れないくらい。
なんとか検索画面で出てきても、空席待ち。
そんな時、日本人会員が少ない外資系のマイレージプログラムだと簡単に特典航空券を取れる時も。
デルタ航空なら、ANAやJALではなかなか取れないハワイ便の特典航空券も直前でも取得可能。
ブリティッシュエアウエイズは、JALと同じワンワールドに加盟しているため、JAL便の国内線や国際線の特典航空券に交換可能。
JAL便では特典航空券が満席でも、ブリティッシュエアウエイズ経由だと取れることも。
その時々に応じて使い分けるメリットはかなり大きいです。
マイレージプログラムの改定に強い
マイレージプログラムは頻繁に改定が行われるので、これまではA社が使いやすかったけど、改定後はB社が使いやすいといったこともしばしば。
近年は改悪がよく行われており、有利なマイレージプログラムがその時々変わってきます。
そんな時、使い分けられると、その時一番有利なマイレージプログラムで無料特典航空券がゲット出来ます。
複数のマイレージプログラムを使い分けるデメリット
マイルを集中出来ない
ひとつのマイレージプログラムに集中したほうがマイルは貯まります。
また、ANA、JALといったマイレージプログラムの場合、ネットショッピングでマイルがプラスされるポイントアップモールなどマイルを貯める機会が沢山あります。
ひとつに絞っている場合は、そのプログラムだけに集中するので、効率よくマイルを貯められます。
一方、複数使い分けてしまうと、このポイントはこっちに、あのポイントはあっちにと、分散しがちに…。
分散するとやはり貯めずらくなります。
メインのマイレージプログラム、サブのマイレージプログラムと2つ~3つに絞っておくと貯めやすくなります。
面倒くさい
各社のマイレージプログラムを比較する必要があるので、ちょっと面倒くさいです。
比較するのは交換する時に確認すればいいので、一時だけの問題ですね。
移行にタイムラグがある
いざ旅行に行きたくなってもポイントをマイルに移行するには1~2週間くらい必要なため、マイル移行している間に無料特典航空券がいっぱいということも。
決めたら素早い行動は必要ですね。
複数の航空会社のマイルを貯める方法
複数のマイレージプログラムを貯める方法は、複数のマイレージプログラムに交換できるクレジットカードを活用するだけ。
↓
②使うまではクレジットカードのポイントで保有しておく
↓
③マイルを使う予定が近づいてきたら各社のマイレージプログラムをチェックし、空きがあり、かつ、必要マイル数が少ないマイレージプログラムを選ぶ
↓
④クレジットカードのポイントをマイルへ移行する
↓
⑤マイルを無料特典航空券へ交換する
一つのマイレージプログラムで貯めるよりも手間はかかりますが、より少ないマイル数で無料特典航空券をゲットできるので頑張りどころですね。
※利用予定のマイレージプログラムは無料なので事前に開設しておきましょう!
複数のマイレージプログラムに交換出来るクレジットカード
複数のマイレージプログラムに交換できるクレジットカードはたくさんありますが、ちゃんとポイントが貯まるカードでなければ意味がありません。
マイレージが貯まるクレジットカードの目安は、「100円=1マイル」以上。
かつ、ポイントは無期限に貯められること。
その基準を満たすクレジットカードは次の5つ。
これならマイルを貯めるメインカードの位置付けで使用することが可能ですね。
アメリカンエキスプレス
- Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード (マリオットアメックスプレミアム)
- アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード (アメックスグリーン)
- アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・プリファード・カード (アメックスゴールドプリファードカード)
- アメリカン・エキスプレス・プラチナカード (アメックスプラチナ)
ダイナース
- ダイナースクラブカード (ダイナース)
各クレジットカードの還元率と年会費はこんな感じです。
手数料はポイントを無期限にするための手数料や移行時の手数料です。
カード名 | 100円= | 年会費(税込) | 手数料(税込) |
マリオットアメックス プレミアム | 1.25マイル | 49,500円 | 無料 |
アメックスグリーン | 1マイル (ANA以外0.8マイル) | 月1,100円 | ポイントアップ毎年+3,300円 ANA交換時のみ+5,500円 |
アメックスゴールドプリファード | 1マイル (ANA以外0.8マイル) | 39,600円 | ポイントアップ毎年+3,300円 ANA交換時のみ+5,500円 |
アメックスプラチナ | 1マイル (ANA以外0.8マイル) | 165,000円 | 無料 |
ダイナース | 1マイル (ANA以外0.5マイル) | 24,200円 | 交換時のみ+6,600円 |
旅マイルがお勧めするマイレージプログラムのうち、どのクレジットカードがマイル移行できるのか続いて見ていきましょう。
カード名 | ANA | JAL | デルタ | ブリティッシュ | ユナイテッド |
マリオットアメックス プレミアム | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
アメックスグリーン | △ | ☓ | ◯ | ◯ | × |
アメックスゴールドプリファード | △ | ☓ | ◯ | ◯ | × |
アメックスプラチナ | △ | ☓ | ◯ | ◯ | × |
ダイナース | △ | ☓ | ▲ | ☓ | ▲ |
△:年間4万マイルまで
▲:2,000ポイント=1,000マイル(100円=0.5マイル相当)
この6つのうちどのカードがおすすめか
このうち、どのカードを選ぶべきかは、目的別に選べばOK。
- 万人におすすめ
- カード特典やステータスを重視する
- プラチナカードがいい
万人におすすめ
カード詳細
【カードブランド】
アメリカン・エキスプレス
【年会費】
49,500円(税込)
【交換先】
JAL・ANA含む40社以上のマイルに交換可能(最大1ポイント=1.25マイル)
【特徴】
ホテルでVIP待遇が受けられ、JALマイルが一番貯まるクレジットカード
マリオットアメックスプレミアム は、JAL、ANAを含む40社以上のマイルに交換できる最強カード。
JALマイラーのメインカードとしても使えますが、複数のマイルを使い分けることも可能。
スカイトラベラーほどの超高還元率ではないものの、日々のショッピングで「100円=1.25マイル」貯まるので、飛行機にほとんど乗らない人におすすめ。
- 100円=1.25マイルと高還元率
- 貯めたポイントは無期限
- JAL・ANA含め40社以上のマイルに交換可能
紹介するカードの中で、唯一、JALマイルにも交換可能。
しかも、JALカードよりもマイルが貯まります。
マリオットアメックスプレミアムの魅力はマイル以外にも豊富。
高級ホテルで、いきつけのホテルのように振る舞えます。
- マリオットボンヴォイ(シェラトン、ウェスティン、マリオット、リッツ・カールトンなど)のゴールドエリートになれる
高級ホテルで部屋の無料アップグレード、レイトチェックアウト、ポイントアップなどの特典 - 朝食無料やクラブラウンジアクセス特典がプラスされるプラチナエリートも目指せる
- 決済条件達成でカード更新ごとに高級ホテルの無料宿泊券(4万円以上の価値あり)
- 国内空港ラウンジ28か所&ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)の空港ラウンジが同伴者1名含め無料
- スーツケース宅配無料(帰国時)
- 海外旅行保険
飛行機とホテルの相性はとてもいいので、旅好きにピッタリの1枚。
さらに詳しい記事はこちら↓
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マリオットボンヴォイアメックス入会キャンペーン!JAL・ANAマイルが無期限に&ホテルでVIP待遇
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カード特典やステータスを重視するなら
マイルを貯めるだけでは、物足りないという方にオススメなのが、トラベル&エンターテイメントに特化したステータスカード。
複数のマイレージプログラムを使い分けられるだけでなく、旅行やレストランの優待が豊富。
アメックスゴールドプリファードカード
カード詳細
【カードブランド】
アメリカン・エキスプレス
【年会費】
39,600円(税込)
【交換先】
ANA含む15社のマイルに交換可能(最大1ポイント=1マイル)
【特徴】
メタルカードで無料宿泊特典付き
アメックスゴールドプリファードカード は、ステータスカードとしては一番有名。
プライオリティパスや高級レストランでコース料理が1名無料になるなど、旅行や日々の生活を豊かにしたい人にぴったりの1枚。
- 貯めたポイントは無期限
- 毎年カード更新時に高級ホテルに1泊無料特典(決済条件あり)&1万円のトラベルクレジット
- 通常のショッピングで「100円=1ポイント=1マイル(ANA以外は0.8マイル)」
- 貯めたポイントは、ANA、デルタ航空、ブリティッシュエアウエイズ、シンガポール航空を含む15社ものマイルに交換可能
- 国内空港ラウンジ28か所&ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)の空港ラウンジが同伴者1名含め無料
- プライオリティパス無料(家族カード会員も含む)
- スーツケース宅配往復無料
- 高級レストランでコース料理1名分無料や20%キャッシュバック
100,000ポイントは2年連続でハワイ往復可能なマイル相当。10万円相当でトラベルオンラインでも利用可能
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最強のゴールドカード「アメックスのゴールド・プリファード・カード」徹底解説!特典・メリット・デメリット・入会キャンペーンまとめ
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アメックスグリーン
カード詳細
【カードブランド】
アメリカン・エキスプレス
【月会費】
1,100円(税込)
年換算13,200円(税込)
【交換先】
ANA含む15社のマイルに交換可能(最大1ポイント=1マイル)
【特徴】
アメックスグリーン は、月会費制で手軽に持てるカードでありながら、複数のマイルに交換できるだけでなく、アメックスブランドと特典がしっかり。
- 貯めたポイントは無期限
- 通常のショッピングで「100円=1ポイント=1マイル(ANA以外は0.8マイル)」
- 貯めたポイントは、ANA、デルタ航空、ブリティッシュエアウエイズ、シンガポール航空を含む15社ものマイルに交換可能
- 国内空港ラウンジ28か所&ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)の空港ラウンジが無料
- グリーンオファーズの独自特典
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アメックスゴールド・グリーン入会キャンペーン!特典・メリット・デメリットまとめ
ダイナース
カード詳細
【カードブランド】
ダイナースクラブ
【年会費】
24,200円(税込)
【交換先】
ANA含む4社のマイルに交換可能(最大1ポイント=1マイル)
【特徴】
ダイナースクラブカード は、アメックスと並ぶステータスカード。
交換できる航空会社は少ないものの、ポイントを貯めやすいのが特徴。
ダイナースプレミアムカードを目指す場合もこの1枚。
- 貯めたポイントは無期限
- 通常のショッピングで「100円=1ポイント=1マイル(ANA以外は0.5マイル)」
- ダイナースクラブポイントモールを経由すれば、ポイントは最大20倍にアップ
- 貯めたポイントは、ANA、デルタ航空、を含む4社のマイルに交換可能
- 国内空港ラウンジ、600以上の海外空港ラウンジ無料
- スーツケース宅配帰国時無料
- 高級レストランでコース料理1名分無料
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ダイナースクラブカードの入会キャンペーン!特典満載カードのメリット・デメリットまとめ
プラチナカードがいい
カード詳細
【カード名】
アメリカン・エキスプレス・プラチナカード(アメックスプラチナ)
【カードブランド】
アメリカン・エキスプレス
【年会費】
165,000円(税込)
【家族カード】
4枚まで無料
【特徴】
メタル製の特典豊富なステータスカード
アメリカン・エキスプレス・プラチナカード (アメックスプラチナ)は、知名度No.1のステータスカード。
年会費が165,000円(税込)ととても高額ですが、特典やステータスも段違い。
これ1枚で旅行の手配は電話一本で済み、特典のおかげで費用は変わらず海外旅行のグレードが一気にアップ。
- 貯めたポイントは無期限
- 通常のショッピングで「100円=1ポイント=1マイル(ANA以外は0.8マイル)」
- 貯めたポイントは、ANA、デルタ航空、ブリティッシュエアウエイズ、シンガポール航空を含む15社ものマイルに交換可能
- コンシェルジュサービス
- マリオット、ヒルトン、プリンスなど4つのホテル上級会員資格
- 空港ラウンジ、プライオリティパス、スーツケース宅配などすべて揃う
他にも書ききれないくらいとにかく特典がたくさんあり、他のプラチナカードと比べても、レベルが違うくらい使えるクレジットカードです。
とにかく特典が豊富なので、詳しい内容は、アメックスプラチナ詳細記事へ。
-
アメックスプラチナカードの入会キャンペーン&メリット・デメリット!実際に使った感想は価値あるおもしろいカード!
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まとめ
複数のマイレージプログラムを使い分ければ、特典航空券交換がぐっと近づきます。
年会費が高いカードが多いですが、使い分け可能なポイントが貯まるだけでなく、複数の特典が付いているので活用すれば十分元が取れます。
特典航空券を使えばいつもより旅行回数を増やすことが可能になり、楽しい思い出をたくさん作ることができますよー♪