「スリがいる!!」
ただならぬ叫び。
------イタリアといえばスリ。
しかもただのスリではなくプロのスリ集団がいることで有名。
せっかくの旅行を台無しにしないために、どうやってプロのスリ集団からパスポートやお金を守るのか?おすすめの対策方法は何か?みていきます。
どんなスリがいるのか?ーまずは相手を知るー
ミーコが何やら真剣にゴリゴリ調べている。
どこを観光するのかとか、どこのショップに行きたいとか調べていると思いきや。。。
「スリがいる!!」
と、ただならぬ叫び。
スリのプロ集団の手口をまとめたユーチューブを見て叫びをあげたようで。。。
スリのプロ集団についてその危険性について猛烈解説をしてきたのでその内容を少々ご紹介。。。
基本は気付かないうちにスリを働く
観光名所や混雑した地下鉄の中で混雑を装って近づき、気付かれないようにバックやポケットからするっと盗むのがスタンダード。
イタリアはあまり無いそうですが、国によってはナイフやカッターを使ってバックやズボンのポケットに切り込みを気付かれないように入れて、スルリと盗む手口も。
何かに気をとらせてスリを働く
道や時間を聞く振りをして話しかけてきて、気がそっちに向いている間に別の犯人が貴重品をスルリと抜き取る手口。
ジェラートやペンキを服に付けてきて汚れていますよと拭いたり、教える振りをしてその隙にスリを働く手口。
何かに装ってスリを働く
私服警察官を装い偽札のチェックと称して財布やパスポートを出させてそのまま持ち去ったりする演技派も。
しかも登場人物もご丁寧に2〜3人いて、まずは道に迷った観光客を装って道を聞いてくる。
話しているタイミングで偽警察官が登場し、偽観光客もろとも尋問し、偽観光客がパスポートや財布を出すことで油断させる手の込んだケースも。
そもそも警察官が財布を出させることはないし、明らかに観光客である日本人に道を聞いてくるのも不自然。
ちょっとでも不自然さを感じたら言葉が通じないふりをしてその場から立ち去るのが◎。
実際にいた怪しい方々
今回はローマの交通の要所であるテルミニ駅周辺に宿泊。
テルミニ駅もスリの名所。
観光に行くのに毎日駅に行く訳ですが、いつも見かける怪しい人がちらちら。
毎日同じ怪しい人が駅で物色するようにうろうろしているので結構わかります。
本当にスリなのかどうかは現場を見ていないのでわかりませんが、注意しておくことにこしたことはないですね。
どんな人が被害に遭うのか?
ローマのJCBプラザで現地の人の話を聞くとその8割くらいは日本人男性が被害に遭ってるとのこと。
8割とは。。。
日本人はただでさえ危機感が薄い上に、特に男性は大丈夫とタカをくくる傾向が。
自分は大丈夫と思って対策しないのは危険です。
JCBプラザの方からも念押しで
「ショルダーバックの紐はもっと短くならないのか?」
「ポケットに貴重品は入っていないか?」
と念押しされるくらいでした。
被害に遭うと精神的にも時間的にも痛い
スリでパスポートやお金を盗まれると物を失うだけでなく、精神的なダメージが大きい。
せっかく楽しい旅行なのに一気にどん底に突き落とされてしまいます。
すぐに立ち直れれば良いのですが、なかなか忘れられないので結局旅行中辛い思いをすることに。。。
最悪その国自体を嫌いになってしまうことも。
それに追い打ちをかけるように慣れない外国で警察に行って被害届けをもらい、パスポートの被害があれば日本大使館に行ってパスポートの再発行をしなければいけません。
限られた観光時間なのに後ろ向きの時間に割く羽目に。
そうならないためにも対策はバッチリ行っておきたいところです。
楽しい旅にするためにも続いて対策について見ていきましょう!!
被害に遭わないためにしてはいけない7つのNG
スリに遭わないために絶対にしてはいけないのが次の7つ。
バックを後ろにしない
日本ではリュックやポーチやバックを体の後ろに背負ったり、回したりするのは当たり前ですよね?
でもそれが一番危ないです。
目に見えないところにバックがあると気付いたときにはバックを開けられていることも。。。
ローマでは日本人だけでなく、金髪の外人さんでも旅行者は前にリッュクをしょっているくらい皆警戒しています。
自分の前に常にバックをかける。
そして、人混みや電車・バスの中では更にチャックのところを手で握って防御してますアピールを。
スリも警戒していて面倒くさい相手はスルーしてくれます。
バックを開けっ放しにしない
買い物でお財布を出して、ガイドブックを出してをしているとついついバックのファスナーが開けっ放しになっていることが。
チラ見せでスリを誘うことになるので危険です。
ポケットに貴重品を入れない
ズボンのポケットにお財布やスマホは日本では当たり前。
だけどポケットに入れておくと格好の餌食に。
クマは海外での強盗リスクもあるので、いつも小銭入れだけはポケットに。
強盗にあったとき、小銭入れを取り出してポイッと渡して、本当の財布を出さず切り抜けるためのものです。
とはいえ満員電車やバスに乗る時は抜き取られる恐れがあるのでバックに入れていました。
荷物から手を離さない
日本ではスーツケースやバックを置いて目を離しても盗まれることはそうそうないですが海外では一瞬にしてなくなります。
切符を買ったり食べ物を買ったりと何かしているとついつい油断が出ます。
特に注意が、食事の時などに貴重品が入ったバックを隣の椅子に置くのもNG。
食事に夢中になっているうちに気が付いたらなくなっている危険が。。。
貴重品が入ったバックはホテルの部屋以外では常に体から離さないのが原則。
レストランなどにいっても肩に掛けてた肩紐は外さず、紐だけ腰に落として膝の上に置いていました。
交通機関で寝ない
日本では当たり前に電車やバスの中で眠りますが、海外ではNG。
寝ている間に鮮やかにすられます。
観光疲れや時差ぼけで凄く眠くなりますがぐっとこらえましょう。
現金をたくさん持ち歩かない
現金を盗まれた場合でも海外旅行保険に入っていれば保障されるから大丈夫?
なんと海外旅行保険では現金は保障の対象外のため、泣き寝入りになります。
日本人は現金決済が主流なので現金を多く持ち歩きがちですが、それゆえにいいカモに。。。
大金を現金で持つのはやめて、クレジットカードやATMでのキャッシングを利用しましょう。
お金の持っていき方についてはこちら:海外旅行のお金の持って行き方!コツを知らないと2,800円以上損します!
どんな対策がおすすめか?
よく言われるのがセキュリティポーチを使って首からぶら下げたり、腹巻をすること。
確かに服の中に隠し持つことになるから鉄壁です。
「盗みずらい=自分も取りづらい」
あまりに普段と違うことをするとそれがストレスになり疲れてしまう。
そんなわけでクマは海外に行く時の定番、「バックの内ポケットのファスナーにチェーン付きのお財布兼パスポート入れをつなげて使用」。
詳しくはこちらの記事で:海外旅行の貴重品(パスポート・お金)の持ち歩き方ランキング!(バック編)
ミーコはパスポートと財布は別々がいい派なので別々にしていますが、お財布の鎖が鉄ではなく硬い紐だったので切り裂き対策に何やら可愛いポーチを買ってきていました。
何をするのかと思いきやパスポートとお財布をバックの内ポケットのチェーンと連結するだけでなく、ポーチにも入れて完全ガード。
確かにこれならバックを切りつけられても貴重品を抜きづらいし、抜けたとしてもチェーンで繋がれているので持っていけない。
2重3重のガードですね。
対策しておけばトラブルとは無縁のローマ
ローマの街を5日間歩きましたがスリに遭ったり危険な目に遭ったりは一切なかったです。
満員の地下鉄やバスに乗ったりもしましたが大丈夫でした。
夏のヨーロッパなので日が長く、夜10時過ぎまでうろうろしていても問題なかったです。
(中心部の人が多い地区のみです。人が少ない暗いところはリスクありです)
もちろん怪しく物色していたと思われる人もいたので油断大敵ですが、しっかり対策して警戒心を持ち続ければ、被害に遭うことなく楽しく観光できました。
対策&心がけで楽しい旅を!
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