アメックスプラチナとSPGアメックスは、両方とも旅の特典が優れており、人気のクレジットカード。
どちらがおすすめなのか? 違いは何なのか? 2枚持ちすると実は、最強の組み合わせなのか?
アメックスプラチナとSPGアメックス2枚持ちしているクマがまとめてみました!
結論から
さくっと知りたい方もいると思うので、最初に結論から。
結論
2枚持ち最強!
どちらか、1枚持つなら、
とはいえ、年会費が10万円近く違う「アメックスプラチナ」と「SPGアメックス」どちらかにするか比較する土俵に上がるのだから、SPGアメックスのコスパは最強すぎます。
なぜ、この結論なのか、詳しく解説していきます。
ざっくり違いを比較


ハワイ モアナサーフライダー(マリオットボンヴォイ参加ホテル)
年会費や特典の違いをまずは知らないと検討できないので、ざっくり大きな違いをみていきます。
特典 | アメックスプラチナ | SPGアメックス |
年会費(税別) | 130,000円 | 31,000円 |
家族カード年会費(税別) | 4枚まで無料 | 15,500円 |
カード券面 | 金属製カード | プラスティック製カード |
ポイント | 100円=1ポイント |
100円=3ポイント (3ポイント=1マイル) |
マイル交換レート | ANA: 1,000ポイント=1,000マイル ANA以外: 1,250ポイント=1,000マイル |
ANA・JALなど: 3ポイント=1マイル |
ホテル上級会員 | 4つのゴールドエリート ・マリオットボンヴォイ ・ヒルトン ・シャングリラ ・ラディソン |
マリオットボンヴォイゴールドエリート |
無料宿泊特典 | 1泊(国内高級ホテル) オークラ、ニッコー、プリンス、ハイアット、ヒルトンなど |
1泊(世界中の高級ホテル) マリオットボンヴォイ加盟ホテル |
マリオット ホテルレストラン割引 | 15% | 15% |
コンシェルジュサービス | ○(プラチナ・コンシェルジュサービス) | ー |
国内空港ラウンジ | ○(同伴者1名無料) | ○(同伴者1名無料) |
プライオリティパス | ○ | ー |
センチュリオンラウンジ | ○ | ー |
スーツケース宅配 | ○(往復2個) | ○(帰国時1個) |
海外での日本語トラベルサポート | ○ | ○ |
海外旅行保険 | ○ | ○ |
京都観光ラウンジ | ○ | ○ |
レストラン特典 | ○(2 for 1 ダイニングby招待日和など) | ー |
※アメックスプラチナは表に載せきれないほど特典があるので、すべての特典を知りたい方は、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(アメックスプラチナ)の全特典まとめ!」へ。
年会費はなんと、10万円近く差があります。
これだけ年会費が違うと、比べるのも可愛そうなくらい。
アメックスプラチナは、金属製カードでコンシェルジュサービスや4つのホテルプログラムの上級会員付き。
明らかにアメックスプラチナ優位ですが、それでもなお、SPGアメックスを選ぶ理由があるのは、SPGアメックスの凄さ。
各カードの詳細はそれぞれの記事で。
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アメックスプラチナカードのメリット・デメリット!実際に使った感想は価値あるおもしろいカード!
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SPGアメックスは最強カード!【2021年2月入会キャンペーン】JAL・ANAマイルが無期限に&ホテルでVIP待遇
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マリオットボンヴォイについては、こちらの記事で。
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マリオットボンヴォイのホテルプログラムをわかりやすく解説!ーホテルプログラム編
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どちらか1枚を持つなら?
先程も書きましたが、どちらか1枚しか持たないとなると、何を重視するかによって変わってきます。
カードごとに2券種を比較しての、メリット・デメリットを見ていきます。
アメックスプラチナ1枚持ちのメリット・デメリット
メリット
ずばり比較してのメリットは、
- 金属製カード
- マリオットボンヴォイに縛られない
- コンシェルジュサービス、空港ラウンジ、レストラン特典
金属製カードのかっこよさで豊富な特典
他のプラチナカードやブラックカードを寄せ付けないほどの券面のカッコ良さと特典の豊富さがメリット。
そして、券面はプラスチックではなく、金属製。
知名度も抜群なので、これ以上ない満足度を得られます。
マリオットボンヴォイに縛られない
SPGアメックスホルダーあるあるが、マリオットボンヴォイ参加ホテルに泊まりがち問題。
一方、アメックスプラチナは、マリオットボンヴォイだけでなく、ヒルトン、シャングリラ、ラディソンと4つのゴールドエリートも付いてきます。
これ、結構大きい。
もちろん、マリオットボンヴォイ参加ホテルは、リッツカールトンをはじめいいホテルがもちろん多いです。
それでも他のホテルにも泊まりたい。
アメックスプラチナなら、4つの上級会員に加え、上級会員と同じような特典が受けられるファインホテルアンドリゾートまであります。
ペニンシュラやマンダリンオリエンタル、アンダーズ、ハレクラニ、フォーシーズンズなど他の高級ホテルでも無料の客室アップグレードや朝食無料などの特典が受けられるのは、大きな魅力。
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アメックスプラチナのファイン・ホテル・アンド・リゾートFHR特典がとてもお得!高級ホテルでいきなり上級会員扱い
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コンシェルジュサービス、空港ラウンジ、レストラン特典
SPGアメックスには、ゴールドカード相当のため、コンシェルジュサービスが、ついていませんが、アメックスプラチナは24時間365日無料で利用できます。
レストランの手配や飲み会のお店探し、旅行の手配など面倒なことを一手に引き受けてくれます。
さらにSPGアメックスが弱い、海外の空港ラウンジもアメックスプラチナなら問題なし。
プライオリティパス、センチュリオンラウンジ、デルタ航空利用時ならデルタ航空ビジネスクラスラウンジが使えるので、海外でも快適な旅が約束されています。
レストランもSPGアメックスは、マリオットホテル内のレストランのみ15%オフ。
アメックスプラチナなら、高級レストランの所定のコース料理が1名無料になる「2 for 1 ダイニングby招待日和」や、予約が取りにくい人気レストランでのディナー会「ファイン・ダイニング50」など色々なレストランで特典を受けられます。
カードを持つだけで、人生が楽しくなるのが、アメックスプラチナの特徴。
デメリット
- 高額な年会費
- ポイントがSPGアメックスに比べ劣る
一番のデメリットが、年会費。
やはり13万円(税別)は高額で、コスパはどう考えてもSPGアメックスのほうがいいです。
そして、一番のデメリットは、ポイントがSPGアメックスよりも大きく劣る点。
年会費は仕方ないにしても、やはりポイントがSPGアメックス よりよ大きく劣るのが、アメックスプラチナ1枚おすすめ!と言えない理由。
ポイント還元率は1%でまったく問題はないです。
AmazonやYahoo、JAL公式HP、海外での利用は還元率3%の超還元率。
ポイントはよく貯めるのですが、ポイントの使い勝手がSPGアメックスに比べ劣るんです。
ANAマイルへの移行は、「1ポイント=1マイル」相当で移行できるので合格なのですが、年間移行上限が40,000マイルまでと上限があります。
年間400万円利用すると4万ポイント貯まるため、アメックスプラチナホルダーだと利用金額も多くなるので、ポイントがたくさん貯まります。
ポイントは無期限ですが、毎年40,000マイルづつ移行していかないとアメックスプラチナのポイントがだぶついてしまいがち。
「1,250ポイント=1,000マイル」と少し還元率は落ちますが、JAL国内線特典航空券にも交換できる「ブリティッシュエアウェイズ」のマイルへの移行は、上限なしなので、そちらも合わせて使うなら、このデメリットは解消されます。
また、アメックスプラチナなら、ポイントでカード利用代金を支払えます。
旅行代金に充当すれば、航空券なら「1ポイント=1円」、ホテル宿泊代金などは「1ポイント=0.8円」相当なので、悪くない還元率で使う事はできます。
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SPGアメックス 1枚持ちのメリット・デメリット
メリット
- 最強のポイント
- アメックスプラチナよりも明らかにコスパがいい
SPGアメックスは、マリオットボンヴォイのゴールドエリートや無料宿泊特典に最初は目が行きますが、一番使える理由は「ポイント」。
まとめて移行すれば、「100円=1.25マイル」相当で、ANA、JAL含む45社以上のマイレージプログラムに移行できる陸マイラーにとって替えが効かないカード。
ANAとJAL両方に高還元率でポイント移行できるだけでも凄いのに、実質移行上限なし、実質無期限でポイントを貯められるので、もはや最強。
そのため、ポイント・マイルを重視するなら、SPGアメックス一択。
アメックスプラチナに比べ大幅に年会費を抑えて、ホテルの上級会員資格が手に入り、ポイントも貯まり、使いやすい。
コスパは比べものにならないくらいSPGアメックス が有利です。
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デメリット
- プラチナカードを持ちたい方にとっては特典が不足気味
SPGアメックスは最強カードで、特典はゴールドカードとしては十分。
しかし、プラチナカードが欲しい方にとっては、ゴールドカード相当なので特典が不足気味に感じられます。
マリオットボンヴォイのホテル特典以外は、アメックスプラチナに比べ大幅に少ないため、特に海外旅行時に不足を感じます。
もちろん、ANAやJALなどの航空会社の上級会員資格を保有している方や、常にビジネスクラス以上に乗る方に乗っては、空港ラウンジサービスは不要。
また、旅行の手配も自分でやりたい方や、レストラン手配や、高級レストランはあまり利用しない方にとってもそれらのサービスは不要。
豊富な特典が不要であれば、年会費が抑えられるSPGアメックス1枚のほうが明らかにコスパがいいのです。
2枚持ちのメリット・デメリット
年会費が許せるのならば、アメックスプラチナとSPGアメックスの2枚持ちが最強。
メリット
- 普段遣いはSPGアメックス、特典利用時・カッコつけたい時はアメックスプラチナと使い分けができる
- お互い足りないところを補えあえる
アメックスプラチナの特典とSPGアメックスのポイント。
この2つを手に入れた時、すべては完璧になります。
カード決済は基本的にSPGアメックスで固めます。
そして、コンシェルジュサービスや「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」などアメックスプラチナの特典利用時はアメックスプラチナで決済。
あとは、カッコつけたいときもさり気なくアメックスプラチナを使えますし。
すると、ポイントは使いやすいマリオットボンヴォイのポイントが貯まっていくので、無期限、上限なく好きなとに、好きな航空会社のマイルに交換できます。
飛行機に乗る予定がなくても、ホテルのポイント宿泊に利用できるので、家族が増えたりしても安心。
ポイントはSPGアメックスを使いつつ、特典はアメックスプラチナを使えるので、鬼に金棒。
デメリット
- 年会費がとても高額
- 特典がかぶるのでもったいない
- 2枚持ちしても海外ではVISAやMasterCardが必要
2枚持ちの一番のデメリットは、とても高額な年会費。
もちろん、アメックスプラチナの無料宿泊特典、SPGアメックスの無料宿泊特典、コンシェルジュサービスやポイント制度を利用すれば、十分元が取れるものの、出ていくものは出ていきます。
さらに、SPGアメックスの特典は、すべてアメックスプラチナにあるので、SPGアメックスの特典が無駄になり、もったいない気分に。
2枚持ちするものの、両方ともアメリカン・エキスプレスブランド。
アメックス2枚だけだと海外旅行時は心配なので、別途VISAやMasterCardを持ち運ぶ必要がでてきます。
どうでもいいことですが、個人的に辛いと思うときも。
マリオットボンヴォイ参加ホテルでは、SPGアメックスで支払うとポイント2倍なのでSPGアメックスで支払うべき。
でも、ホテル宿泊のフロントでカードを提示するなら、カッコをつけてアメックスプラチナを提示したいところ。
そこをぐっとこらえて、SPGアメックスを出さなければいけないのはつらい(笑)
まとめ
最強は、
アメックスプラチナ
と
SPGアメックス
の2枚持ち。
1枚に絞るなら、
特典・ステイタス重視 →
アメックスプラチナ
マイル・ポイント重視 →
SPGアメックス
クマはアメックスプラチナの券面、特典は、やはり欲しく、SPGアメックスのポイントも魅力的なので2枚持ちを選択。
メインカードとして使っているのは、SPGアメックス。
ポイントはSPGアメックスに貯まっていくので、好きなときに、特典航空券に空きがある航空会社へマイル移行。
ここぞというときには、アメックスプラチナ。
特に、ファインホテルアンドリゾートの特典は個人的にお気に入り。
コンシェルジュサービスの電話番号もスマホに登録してあるので、思いついたときに電話。
そのため、お財布には必ず2枚入れています。
年会費負担だけが重荷ですが、満足がいくクレジットカードライフを送れています(笑)
とはいえ、年会費が10万円近く違う「アメックスプラチナ」と「SPGアメックス」どちらか悩むくらいなのだから、SPGアメックスのコスパは最強すぎます。