今回はいよいよ最終回の「⑦ANAプレミアムメンバーの魅力」です!
ANAマイラーなら憧れるANAプレミアムメンバーが今回のテーマ。
ANAプレミアムメンバーになると、エコノミークラス利用でもANA LOUNGEが利用できたり、座席のアップグレードを受けられたり、優先搭乗ができたりとメリットがたくさん。
そんな魅力あるANAプレミアムメンバーについて見ていきます!
これまでのストーリーはこちら↓
ゼロからわかるANAマイレージクラブ入門講座!
- ANAマイルをざっくり理解しよう
- ANAマイレージクラブの入会方法
- ANAマイルの貯め方
- ANAカードの選び方
- ANAマイルの交換
- ANAスカイコインの貯め方・使い方
- ANAプレミアムメンバーの魅力 ←今回
ANAプレミアムメンバーとは?
ANAプレミアムメンバーとは、ANAの上得意様がなれる上級会員制度のことです。
ANAプレミアムメンバーになると、航空会社ラウンジがエコノミークラス利用でも無料で使えたり、預け荷物が優先して出てきたり、座席アップグレードのチャンスが増えたり、特典航空券が取りやすくなるなど、メリットづくめです。
ANAマイラーなら、皆が憧れるANAプレミアムメンバーですが、その理由が、フライトを積み重ねるしか取得できないためです。
マイルを貯めるだけなら、飛行機に乗らずして貯めることができますが、ANAプレミアムメンバーには絶対に飛行機に乗らない限りなれないんです。
ANAプレミアムメンバーには、3ランク設けられています。
まずは、ANAプレミアムメンバーのランクについて見ていきます。
ANAプレミアムメンバーのランクと特典
3つのランク
ANAプレミアムメンバーは、1年間の搭乗実績により、ブロンズサービス、プラチナサービス、ダイヤモンドサービスの3つのランクに分かれています。
受けられる特典
受けられる主な特典は、
特典 | ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド |
ANA SUITE LOUNGEの利用 | ☓ | ☓ | ◯ |
ANA LOUNGEの利用 | ◯(※1) | ◯ | ◯ |
座席クラスのアップグレード(※2) | ◯ | ◯ | ◯ |
特典航空券の優先 | ☓ | ◯(国際線のみ) | ◯ |
優先チェックインカウンター | ◯(※3) | ◯ | ◯ |
手荷物受け取りの優先 | ☓ | ◯ | ◯ |
手荷物許容量のご優待 | ◯(国際線のみ) | ◯ | ◯ |
専用保安検査場のご利用 | ☓ | ◯ | ◯ |
優先搭乗のご案内 | ☓ | ◯ | ◯ |
マイルの有効期限の延長 | ☓ | ☓ | ◯ |
※1:マイル又はアップグレードポイント利用
※2:アップグレードポイント利用
※3:プレミアムエコノミーチェックインカウンターのみ
プラチナとダイヤモンド特典の一つだった、プレミアムエコノミーへの無料アップグレード特典は、2019年9月30日をもって終了しました(涙)
やはり、最大のメリットは、ANAラウンジ!!
ANA LOUNGEは、クレジットカードラウンジとは比較にならないくらい充実したラウンジ。
ビールやお酒も無料で頂けます。
国際線のANA LOUNGEなら、さらに食事まで提供されます。
ラウンジ以外にも、アップグレードポイントを使った座席のアップグレードや、優先チェックイン、優先搭乗、優先預け荷物などVIP待遇で一度味わうと手放せません。
アップグレードポイント
アップグレードポイントとは、前年のプレミアムポイント獲得数に応じてもらえるポイント。
このアップグレードポイント、実はかなり使えるんです。
アップグレードポイントの使い道は3つ!
- 座席クラスのアップグレード
- ラウンジの利用
- ANA SKY コインへの交換
座席クラスのアップグレード
アップグレードポイントのメインの使い方が座席クラスのアップグレード。
国内線なら、プレミアムクラスに、国際線なら、ビジネスクラスやファーストクラスにアップグレード可能!
国内線 | 普通席→プレミアムクラス |
国内線 | 4ポイント |
国際線 | エコノミー→ビジネス | ビジネス→ファースト |
欧米路線 | 10ポイント | 20ポイント |
リゾート・東南アジア・南アジア路線 | 8ポイント | 16ポイント |
東アジア路線 | 6ポイント | ー |
オセアニア路線 | 10ポイント | ー |
ANAラウンジの利用
ANAラウンジの利用でもアップグレードポイントを使えます。
ブロンズステータスの方は、アップグレードポイントがないとANAラウンジを利用できません。
また、プラチナステータス以上でも、同伴者2名以上でANAラウンジを利用したい場合は、アップグレードポイントが必要です。
ANAラウンジは、国内線3歳以上、国際線2歳以上は同伴者とみなされるため、家族連れだとラウンジ利用でアップグレードポイントを利用する方も多いですね。
ANAスイートラウンジ | ANAラウンジ | |
国内線 | 2ポイント | 2ポイント |
国際線 | 4ポイント | 3ポイント |
※ANAスイートラウンジは、ダイヤモンドメンバーであることが条件
ANA SKY コインへの交換
アップグレードポイントをANA SKY コインへ交換することも可能。
1ポイント→1,000コイン
1,000コインは、1,000円相当。
例えばプラチナステータス到達の50,000プレミアムポイントが前年の実績だと、もらえるアップグレードポイントは、20ポイント。
すべてコインに交換すると20,000円。
コインは使い勝手はいいですが、お得度から言ったら座席のアップグレードやラウンジでの利用のほうがいいですね。
スターアライアンスのステータス
ANAは、スターアライアンスに加盟しているため、ANAプレミアムメンバーになると、同時にスターアライアンスのステータスも手に入れられます。
- ブロンズ→スターアライアンスシルバー
- プラチナ→スターアライアンスゴールド
- ダイヤモンド→スターアライアンスゴールド
スターアライアンスのステータスを手に入れると、ANA便以外のスターアライアンス運航便に乗ると以下のメリット(特典)が受けられます。
-
アライアンスとは?マイレージプログラムを選ぶうえで知っておきたい3大アライアンスの加盟航空会社と特徴!
スターアライアンスシルバー
- 優先空席待ち予約
- 空港での空席待ちの優先
スターアライアンスゴールド
- 空港での優先チェックイン
- 空港ラウンジのアクセス
- 優先搭乗
- 手荷物許容量の追加
- 手荷物取り扱いの優先
- 優先空席待ち
- 予約空港での空席待ちの優先
- ゴールドトラック
正直、スターアライアンスゴールドにならないと、特典らしい特典がないですが、スターアライアンスゴールドになれば、スターアライアンス便に乗れば、どこでもラウンジが使え、優先チェックイン・優先搭乗も出来るのでかなりのメリットですね。
一生続くステータス スーパーフライヤーズ会員
ブロンズサービス、プラチナサービス、ダイヤモンドサービスの3つのランクの有効期限は1年間。
毎年、ランクに相当するフライトをこなさないとランクを維持できません。
1年限りのランクなら、ANAマイラーにはさほど見向きもされませんが、そのランクを一生維持する方法が!
それが、スーパーフライヤーズ会員です。
スーパーフライヤーズ会員は、プラチナサービス以上のステータスになると申し込める、クレジットカード機能付・年会費有料のカード「スーパーフライヤーズカード」を持つとなることができます。
この、スーパーフライヤーズカードの凄いところは、一度手にしてしまえば、カードを解約しない限り、プラチナサービスと同等の特典を受け続けられるところ!
そうなんです。
毎年年会費を払いさえすれば、一生ステータスを維持できるんです。
そして、プラチナサービスと同等の特典を受けられるとは、なんとも嬉しい制度です。
おすすめのスーパーフライヤーズカード
おすすめのスーパーフライヤーズカードは「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を比較!おすすめのANAカードはこれだ!」で徹底比較しています!
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ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を比較!おすすめのANAカードはこれだ!
ANAプレミアムメンバーになるためには?
ANAプレミアムメンバーになるためには、とにかく飛行機に乗らないとなれません。
ANAマイラーが目指すべきは、スーパーフライヤーズカードを手にする権利が得られるプラチナサービス。
プラチナサービスになるためには、50,000プラチナポイントが必要になります。
対象のフライトは、ANA便、スターアライアンス便が対象になります。
ただ、プラチナポイントのうち、半分はANA便である必要があるのと、ANA便のほうがプラチナポイントが貯まりやすいので、貯めるならANA便中心が良いです。
プラチナポイントとは?
プラチナポイントとは、プレミアムメンバーを決めるためのポイントのことで、特典航空券と交換するマイルとは、ちょっと違います。
プラチナポイントは、以下の計算式で計算されます。
区間基本マイレージ
区間基本マイレージとは、その名の通り、フライトで飛んだ距離です。
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飛行機に乗ってANAマイルを貯めるフライトマイルとは?
予約クラス・運賃種別ごとの積算率
フライトの距離が出たら、今度は、予約クラス・運賃種別ごとの積算率(150%~30%)を掛けます。
ざっくりいうと、高い料金を払っている人にはたくさんプレミアムポイントを付けるけど、安い料金の人は半分ねっといった感じです。
そのため、高い料金の人には150%と、飛んだ距離よりも多くのポイントを付け、格安航空券の人には飛んだ距離の30%とかなりポイントを減らされます。
ANAの上得意様は、ANAに一杯お金を払ってくれる人なんですよね。
予約クラスとは、国際線なら、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス。
国内線なら、プレミアムクラス、エコノミークラスです。
また、同じ予約クラスでも、正規運賃から特割などの割引運賃まであるので、その料金によっても変わってきます。
かなり細かく積算率が決められていますが、ざっくり言うとこんな感じです。
国内線
プレミアムクラス正規運賃 | 150% |
プレミアムクラス割引運賃 | 125% |
エコノミークラス正規運賃 | 100% |
エコノミークラス割引運賃 | 75% |
ツアー旅行・格安チケット | 50% |
国際線
ファーストクラス | 150% |
ビジネスクラス正規運賃 | 150% |
ビジネスクラス割引運賃 | 125%・70% |
エコノミークラス正規運賃 | 100% |
エコノミークラス割引運賃 | 70%・50%・30% |
路線倍率
路線倍率とは、国内線などの近距離しか乗らない人にあげるボーナスポイントのこと。
近距離だと、この路線倍率がないと、基本区間マイレージが少ないので、料金をたくさん払っているにもかかわらず、なかなか貯まらないんですよね。
この路線倍率のおかげで、国内線だけでも充分プラチナサービスを狙えます。
国内線 | 2倍 |
国際線(ANA便のアジア・オセアニア線) | 1.5倍 |
上記以外の国際線(スターアライアンス便含む) | 1倍 |
搭乗ポイント
搭乗ポイントとは、高い料金を払ってくれた人へのプレゼント。
国内線のプレミアムクラスや国際線のファーストクラス、ビジネスクラスに乗った人に400ポイント〜200ポイントプラスされます。
国内線
プレミアムクラス、エコノミーの正規運賃、ビジネスキップ、株主優待割引 | 400ポイント |
乗継特割、特定便乗継割引 | 200ポイント |
エコノミークラスの各種割引運賃 | 0ポイント |
国際線
ファーストクラス | 400ポイント |
ビジネスクラス | 400ポイント |
エコノミークラス(正規運賃) | 400ポイント |
エコノミークラス(各種割引運賃) | 0ポイント |
プレミアムポイントシミュレーション
ポイントシュミレーターがあるので、それで高い路線を探すとベストなルートが見つかります。
SFC修行とは?
SFC修行とは、スーパーフライヤーズカード(SFC)をゲットするためにフライトを繰り返す事を言います。
SFC修行で良くやるのは、効率性を重視するため、プレミアムポイントがたくさん得られる羽田⇔沖縄便に一日2往復するなど、とにかくSFCを得るために通常ではやらない飛行機の乗り方をします。
修行におすすめのルートなどはそれだけでかなりのボリュームになるので、それはまた今度の記事で。
まとめ
良く飛行機に乗る人ならストレスなしのフライト間違い無しの特典が揃っているため、
飛行機にほとんど乗らない人にとっては持つ価値があるか微妙なところ。
ただ、ANAマイラーなら狙いたくなるんですよねー。
修行するお金があるなら、海外旅行に行きたい!派なのでなかなか修行できずにいます。
来年は国内のご当地グルメ巡りをしたいと考えているので、それに合わせてプレミアムポイントを稼ごうかと考えています。
→結局、誘惑に負けて2018年にマイル修行を行い、プラチナステータス達成&スーパーフライヤーズカードをゲットしました!