台湾に行ったら見逃せないのがジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の参考にもなった「九份観光」。
台北市内からは1時間半と小旅行の距離。
ローカル列車と路線バスを乗り継げば、片道約237円と現地発着ツアーに比べかなり格安。
写真付きで様子をレポートします!
九份へ電車とバスで行く まとめ
ルート
台北駅から九份までは、ローカル列車と路線バスを乗り継いで、自力で行くことが可能です。
列車とバスを乗り継ぐと聞くと難易度が高そうに感じますが、看板が随所に出ているので、初めてでも簡単なルート。
料金
鈍行列車を使えば、列車49台湾ドル+バス15台湾ドル=64台湾ドル(約237円)。
急行列車を使っても、91台湾ドル(約337円)と安い!
所要時間
ローカル列車は、東部幹線で台北駅から瑞芳駅まで、約50分。
路線バスは、山道を15分くらい揺られて九份に到着。
乗り継ぎの時間も考えて1時間20分くらいで到着できます。
ローカル列車の時刻表
時刻表と料金の詳細は、台湾鉄路管理局のHPで確認できます。
公式HPはこちら
九份ではどのバス停で下りるか
九份には、「九份派出所」と「九份老街」2つのメインのバス停があります。
ルート的には、「瑞芳駅」→「九份派出所」→「九份老街」の順番に止まるのですが、観光のしやすさからこのルートで使うのが便利。
行き:「九份老街」下車
帰り:「九份派出所」乗車
九份は山の中にあるため、階段がたくさん。
山の上にある「九份老街」で下車して、階段を下っていく感じで観光して、「九份派出所」から帰ると下りメインで観光できるから楽なんですよね。
ただし、九份派出所からだと、満席になっている可能性が高いので、バスは座っていきたいという方は、九份老街から乗車がおすすめ。
悠遊カード(Easy Card)が絶対便利
九份へ列車とバスで行くなら悠遊カード(Easy Card)が便利です。
特に、お釣りが出ないバスは台湾ドルの小銭を用意するのが大変。
悠遊カードを持っていれば、列車もバスも、日本のSuicaのようにピッとタッチするだけで料金が払えるため、とても便利。
悠遊カードの詳細はこちら↓
-
悠遊カード(Easy Card)があれば台北のMRTやバスは楽々でお得!悠遊カードまとめ
グーグルマップがあれば迷わない
グーグルマップのルート検索を使えば、列車やバスを含めルート案内してくれるので、安心です。
台湾のバスはどれに乗ったらいいかわかりづらいので、乗るべきバスの番号も含めて表示してくれるので、今回もグーグルマップを利用しました。
グーグルマップについては、こちらの記事で↓
-
Google マップで海外旅行の市内観光でバスや地下鉄を乗りこなしてらくらく観光
現地発着ツアーの利用もあり
自分で行くよりも割高になりますが、電車やバスが心配という方はツアーという手もあります。
かなり割高ですが…。
ただ、電車やバスが混雑&本数が少なくなる、夜の九份を楽しむならツアーという選択肢も大いにありですね。
※夜のタクシーはボッタクリが多いとの情報もあり
瑞芳駅へローカル線でGo!
南港駅からの場合
コートヤード台北に宿泊していたので、台北駅から数駅先にある南港駅から出発。
南港駅は新たに開発された駅なので、とても綺麗で駅ビルも充実。
行き先は瑞芳駅なので、11:04発。
大体20分おきくらいに瑞芳駅の列車が出ています。
ちょっと早めに改札に到着。
悠遊カードを持っていれば、列車の改札もピッでOK。
電光掲示板に示されたプラットフォーム1へ。
日本と同じように、電光掲示板でしっかり表示されているので安心。
瑞芳駅には行かない基隆行きの列車が可愛かった。
いよいよ瑞芳駅行き列車の到着!
さっきの列車とうって変わって、レトロ感たっぷり。
4両編成くらいの短い列車だったので、待っていたところよりもかなり先に停車し、走って列車に乗り込む!
車内は日本の通勤列車と同じ横長シート。
それでも駅弁食べている現地のおじちゃんも。
それがありなのか、なしなのかは不明…。
それにしても焼き鳥のようなものがのって、甘辛のタレがご飯にしみていて美味しそうだった♪
南港駅から乗れば、台北駅から乗るよりもちょっとだけ近いから楽かな~と考えたのが間違え(涙)
すでに座席はほとんど満席で、最初は立って乗車。
でも、途中の駅で座席が空いたので、2人で並んで座ることはできなかったものの、分かれて着席。
20分くらいで、瑞芳駅に到着!
日本の大きめの田舎駅といった感じ。
終点だったこともあり、結構な人数が下車。
九份行きのバス停へは、ちゃんと出口の看板があるのでそれに従って行けばOK。
というより、流れに乗っていけば自然と行けます。
瑞芳駅の待合室。
それなりの大きさ。
駅にトイレがありますが、列車到着直後は、女性トイレに長蛇の列。
さすがに列が長かったので、ここではスルーして、九份に行ってからトイレにいくことに。
(九份でもトイレは混んでいたので、我慢ができそうに無ければ駅で済ませたほうが良いですね)
トイレの環境は悪い
帰りに瑞芳駅のトイレを利用しましたが、女子トイレはすべて和式。
しかも利用者が多いからか、かなり汚い…
お手洗い事情は過酷です。
瑞芳駅で下車しバスに乗り換え
西口を出ると広場があります。
九份行きのバス停は駅前から歩いて5分位。
看板があるので迷わず行けます。
リッチにタクシーで行くこともできますが、九份までは205台湾ドル(約759円)。
バスが一人15台湾ドル(約56円)なので、やっぱりお高め。
アーケードを真っ直ぐ進むと。
人だかりができているバス停を発見!
バス停から100メートル位歩けば、トイレがあるようです。
わざわざ歩くのも面倒だったので、トイレはやはり、九份に行ってからに。
バス停には、ちゃんと乗るべきバスの番号が表示されています。
827、856、788、1062なら九份OK。
バス亭は長蛇の列で、最初に来たバスは通勤ラッシュ並みだったのでパス。
山道を立って15分はなかなかしんどい!
1本見逃してもすぐに次のバスがやってきました。
前にちゃんと九份と書いてあるので間違いなし。
バスも、悠遊カードが使えます。
乗るときと下りる時にピッとすればOK。
グネグネ道を進んでいきます。
結構道が細いのでギリギリで結構スリリング。
ちょうどこの日は雨がちらつく天気だったので、曇り空ですが、海が見える!
15分くらいで、九份老街に到着!
バス停から下を覗くと断崖絶壁に建物が。
なかなか素敵な景色が広がっています。
本当に天気が良ければもっと綺麗な写真が取れたのに…
九份の景色を写真で収めたり、お土産屋さんを覗いたり、九份茶房で台湾茶を堪能して、3時間ちょっと九份を観光。
九份観光の様子は、また別記事にて。
-
九份茶房で九份の景色と美味しい台湾茶を堪能!可愛い茶器セットもゲット!-台湾旅行記
-
台湾人気スポット「九份」はこんなタイムスケジュールで観光!トイレ事情についても-台湾旅行記
九份から台北への帰り方
九份は階段がいっぱい。
そのため、九份老街→九份派出所に向かって、九份を観光すると階段を下る形で観光できます。
で、帰りは九份派出所から。
ただし、九份派出所からだと、満席になっている可能性が高いので、九份老街から乗車がおすすめ
瑞芳駅行きのバスは、先ほどの写真のバス停看板と反対側から出ているので、横断歩道を渡って反対車線へ。
横断歩道を渡るとバス停のようなものが見えますが、これは観光バスのりば。
その場所を仕切っている人に、路線バスはこっちじゃなくて向こうだ的なことを言われたものの、行った日は道路工事中でバス停が見当たらない。
どこで待ったらよいかわからない状況でしたが、バスが通るあたりで待っていると、ちゃんとバスが止まってくれました。
この記事を書く頃には、ちゃんとバス停は置かれたのかな???
827、856、788、1062のどれかであることを確認し、乗車。
やはり、九份老街から乗ってくる方がほとんどで、ぎりぎりクマとミーコが座ったら満席!
下り坂を立って乗車はなかなかしんどそうだったので、帰りも九份老街から乗車が正解なのかもしれません。
あの階段を登るのはしんどいですけど。
瑞芳駅に到着!
帰りは近代的な電車。
同じくらい電車に揺られれば、無事に南港駅に到着!
まとめ
夜は、20時以降は本数がめっきり減るものの、それまでは本数も多く、わかりやすいので、初めてでも列車とバスの乗り継ぎは簡単。
しかも、料金も格安。
自力で列車とバスを乗り継いで九份に行くのもまたいい思い出になるので、おすすめですよー。
台湾旅行記の目次に戻る方はこちらへ↓
自力では不安・面倒なら
自力なら格安でいけますが、その分自分で乗り場を見つけて、降りてと不安や面倒も。
さらに、九份の一番人気の時間帯であるちょうちんが幻想的に灯る夕方~夜にかけては、移動ルートも大混雑で大変。
そんなときは、バスや専用車でラクラク移動できる現地発着ツアーの活用も手です。
【おすすめの現地発着ツアーを実施している旅行会社】
- Voyagin(ボヤジン) (楽天トラベル系列)
- VELTRA(ベルトラ)
- JTB