MRTとバスを乗り継いで、世界4大博物館のひとつ台湾国立故宮博物院へ!
台湾に行ったらどうしても見たかった、名宝「翠玉白菜」と「肉形石」(豚の角煮)がお目当て。
故宮博物院への行き方・アクセスと、入場料、所要時間、おすすめの見どころについてまとめてみました。
台湾国立故宮博物院とは?
台湾が誇る台湾国立故宮博物院は、世界4大博物館のひとつに数えられるほどの博物館。
中華系のコレクションでは世界一。
69万点以上所蔵されているといわれています。
歴代の中国皇帝の至宝を見ることができる博物館です。
世界4大博物館
世界4大博物館が気になったので、調べてみたら、この4つでした。
台湾 国立故宮博物院
アメリカ メトロポリタン美術館
フランス ルーブル美術館
ロシア エルミタージュ美術館
でも、故宮博物院以外は、全部美術館のような…
観光の所要時間
故宮博物院の観光は、半日くらい予定していたほうが安心です。
台湾中心部から、MRTとバスを乗り継いで、片道約50分くらいかかります。
本館の主要な見どころだけみるだけでも、2時間は必要。
お昼などを故宮博物院に併設しているレストランで食べるとなると、やはり半日くらいはかかります。
オーディオガイドを使って、しっかり鑑賞するには、鑑賞だけで半日は必要なくらい。
実際の所要時間
クマとミーコは12時半ころMRT中山駅から出発。
13時15分ころ故宮博物院のチケット売り場に到着。
夕方近くの空いている時間に鑑賞する作戦だったので、まずは併設されているレストラン「故宮晶華」でランチ。
のんびり食事をし、15時位から故宮博物院を鑑賞。
駆け足で見どころだけ見学。約2時間くらい。
それでも館内は、混雑!
17時位に帰りのバスに乗り、17時20分位に士林駅に到着。
こんなスケジュールでした。
入場料、営業時間
入場料
- 一般チケット:250台湾ドル(約925円)
- 国際学生証提示:150台湾ドル(約555円)
- 就学前の児童:無料
※チケットにスタンプを押してもらえば、当日は再入場可能
営業時間
- 年中無休
- 通常:8:30~18:30
- 金曜と土曜のみ:8:30~21:00
写真でわかる行き方・アクセス
台湾国立故宮博物院へは、MRTとバスで個人でも簡単に行くことができます。
MRTやバスに乗るなら、悠遊カード(Easy Card)が便利↓
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悠遊カード(Easy Card)があれば台北のMRTやバスは楽々でお得!悠遊カードまとめ
MRT淡水信義線「士林駅」へ
MRT淡水信義線で、「士林駅」へ。
台湾市内中心部の「中山駅」から20分位です。
博物院へは、1番出口なので、看板を見て、1番出口に向かいます。
反対方向に行くと、有名な「士林夜市」があります。
1番出口はさすが、凄い人!
改札を出て、バス停に向かいます。
バスに乗り換え
ちゃんと写真付きで、バス停への道が書いてあるので親切ですね。
まっすぐ高架下を歩いて、太い道にぶつかったところで右に曲がるとすぐにバス停なので、迷わず行けます。
バス停の前は、人だかり!
列という概念がないので、ごちゃっと人が溜まっています。
あとは以下の番号のバスが来るのを待って乗車するのみ。
- 紅30(エントランスまで行ってくれるので一番ラク)
- 255
- 304
- 815
- 小18
- 小19
早い者勝ちでどんどん乗っていくので、遠慮すると乗れません(苦笑)
1本目は、乗れなかったので、2本目の255番のバスに。
かなりの混雑で、日本の満員電車のような感じで立って乗車。
故宮博物院で下車
乗ったバスは、「下車収費」という、後払いのバス。
バスの車内には路線図がちゃん用意されています。
漢字なのでわかるのが嬉しい。
車内の電光掲示板で停車バス停が表示されるので安心。
士林駅のバス停から、約15分ほどで到着!
悠遊カード(Easy Card)なら、ピッとタッチすれば支払完了で楽ちんです。
バスを降りたら、故宮博物院は目の前!
太い道を渡れば、台湾国立故宮博物院の敷地♪
横断歩道を渡って本館(第一展覧)へ。
なんとも巨大な門。
立派な故宮博物院に到着!
バス停から、チケット売り場までは、10分位歩きます。
なにせ巨大な建物なので、目の前だけど意外と遠い!
帰りは反対側からバスに乗車
帰りは、行きのバス停の反対車線側にバス停があります。
大抵人だかりができているのでわかります。
こちらも、列に並ぶ感じはなく、わーと入り口に集まって乗っていきます。
慣れないと結構辛い(汗)
タクシーを使うのも手
MRT士林駅からのバスは、混雑している&乗りづらいので、家族連れにはちょっと使い辛いのも事実。
そのため、MRT士林駅からタクシーを使うのも手です。
片道、100台湾ドル(約370円)程度で利用できます。
帰りは、本館地下1階のインフォメーションセンターでタクシーを呼んでもらえます。
現地ツアー旅行のガイド説明も魅力
送迎&故宮博物院内のガイド付きで、効率的に観光するなら、現地ツアーを活用するのもありです。
現地ツアーのVELTRAで取り扱っています。
チケットの買い方&オーディオガイドの借り方
チケット売り場へ
チケット売り場は1階。
1階の出入り口から入って、右側にチケットカウンターがあります。
オーディオガイドの借り方
チケット売り場の隣には、オーディオガイドのレンタルブースがあります。
オーディオガイドのレンタル料金
オーディオガイドは、日本語も用意されています。
1台150台湾ドル(約555円)で借りられます。
オーディオガイドレンタル時の注意点
オーディオガイドを借りる時は、以下のいずれかを預ける必要があります。
これを忘れると借りられないので、注意です。
- 写真付き身分証明書(身分証、免許証、パスポート)
- 保証金3000台湾ドル(約11,100円)
パスポートを預けるのはちょっとという方は、免許証でもOKなので、持って行くといいかもしれませんね。
もちろん、オーディオガイド返却時に、きちんと返してもらえます。
クレジットカードが使える
支払は、台湾ドルのほか、以下のクレジットカードも利用できます。
- VISA
- MasterCard
- JCBカード
- 銀聯カード
チケットをゲット!
無料のロッカー
無料のロッカーがチケット売り場の近くにあるので、荷物を預けることが可能です。
無料の日本語パンフレット
入口近くには、日本語の無料パンフレットが用意されています。
フロアマップになっているので、広い博物院巡りが楽になります。
入り口へ
チケットを買ったら、入り口へ。
広大な博物院
本館の鑑賞エリアは、1階~3階ととても広大な展示スペース。
1階から順番に見ていくと日が暮れてしまうので、まずは、3階の302にある名宝「翠玉白菜」と「肉形石」(豚の角煮)から見るのがおすすめ。
見どころ
最大の見所は、名宝「翠玉白菜」と「肉形石」(豚の角煮)。
この2つだけでも見たいところ。
しかし、時々他の美術館に貸出されることがあるので、行った時は、「肉形石」はお出かけ中で見れず。
残念!
故宮博物院のHPには、展示場所の地図とともに、簡単な解説も日本語で掲載されています。
事前に目を通して興味があるところをピックアップしておくと、観光がはかどります。
名宝「翠玉白菜」とご対面
楽しみにしていた白菜。
1個だけかと思ったら、違うパターンもあるのですね。
白菜に見えないこともないけれど…
さらに奥に進むとこちらが本命の、名宝「翠玉白菜」が登場!
たしかに見事に白菜。
しかも、白菜だけでなく、イナゴとキリギリスまで彫られています。
自然の色だけで、ここまで白菜に見せるのは凄いですね。
ただ、大きさは、本当に小さいです。
白菜を見るには、長蛇の列に並ぶ必要があります。
そして、順番を待って、基本歩きながら鑑賞。
少し止まって見ることもできますが、すぐに係の人に進むよう促されるので、なかなか落ち着いて見ることができないです。
夕方だったせいか、列が短くなる時があったので、2回鑑賞して、ようやく堪能。
それ以外にも至宝はたくさん
こんな鮮やかなガラス細工や、
一体どうやって彫って、どうやって何重にもしているか不明なくらい、摩訶不思議な象牙の彫り物。
こんなに細かく、龍が彫られています。
しかも球体の中にさらに細かい彫刻まで。
とにかくこんなお宝が、たくさんあります。
ミュージアムショップ(お土産屋さん)
観光の後は、やっぱりお土産。
地下には、かなり広いお土産屋さんがあります。
ミニチュアの白菜や肉形石なども売っています。
結構買っている人が多かったですが、日本に持って帰ったら、ただの白菜なのでやめておきました(笑)
まとめ
とても巨大な博物館。
すべて見るには丸1日あっても足りないくらい。
夕方なら空いているとのアドバイスで、夕方に見学しましたが、それでも中国本土からの団体観光客や日本人団体観光客で混雑!
なかなかゆっくり鑑賞する感じでないのが、残念ですが、どれも目を奪われる至宝ばかりが展示されています。
台北に行ったら外せない観光スポットのひとつですね。
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